4年振りの藤内壁

御在所藤内壁
2012年5月20日(日)
メンバー 浅田、白井
4年ぶりに御在所藤内壁へ白井君とクライミングへ行って来た。
豊川を7時に出発したが、蒼滝の駐車場は既に満車で、路肩に駐車してある車が列をなしていた。我々も路肩に駐車して、裏道を藤内壁目指して登り出す。上空は厚い雲に覆われていて、今にも雨が振り出しそうな天気である。30分程で藤内小屋へ着く。新しいトイレが完成していた。小休止をして一の壁基部へと登り出す。兎の耳を過ぎ沢を渡り、藤内沢へ入って行く。前尾根の基部を右手見て、沢から尾根を登り一の壁の基部へ着く。
120520_133945.jpg
一の壁
前尾根の取り付きもそうであったが、ここもクライマーで順番待ちの状態である。
登攀準備をしてまず空いていた「3ルート」Ⅳ級+を浅田トップで登る。久々の花崗岩のフェースクライミングと、高度感にやや緊張して終了点へ。セカンドの白井君はなんとアプローチシューズで登って来る。基部に戻るとS歩会のM君に声を掛けられる。
労山の岩登り講習会で講師をしているそうで、3週連続で藤内壁へ来ていると言っていた。
続いて空いていた「2ルート」Ⅳ級を白井君トップで登る。
次も空いていた「1ルート」Ⅳ級を白井君トップで登る。相変わらず空は雲に覆われていて、時々ポツリと雨が落ちてくる。クライマーのコールが聞こえてくる前尾根も、ガスがかかって来た。
120520_134943.jpg
前尾根
続いて「右トラバースルート」Ⅴ級を浅田トップで登る。ザイルの流れに気をつけながら、ダブルロープで登る。降りてきて小休止をして昼食を食べる。
食べながら周りに目を向けると、シロヤシオがまだ咲いていた。
ピンクのアカヤシオほどの華やかさは無いが、白い花が美しい。
120520_135031.jpg
シロヤシオ
T山岳会のK君とも会う。夏山合宿のトレーニングを始めたようで、新人を含めて8名で精力的に登っていた。
昼食後「ダイレクトルート」Ⅴ級を白井君トップで登る。途中の小ハングを越える所が核心である。続いて「左トラバースルート」Ⅴ級を浅田トップで登る。このルートもハング越えが核心である。終了点で白井君を確保していると、雨が突然降り出した。幸いそう長くは降っていなかったが、壁は一気に濡れてしまった。濡れた下降路を慎重に基部へ下った。この壁の状態では難しいルートは登れそうにないので、今日は終了として名残惜しいが藤内壁を離れた。
記 浅田

この記事を書いた人

愛知県豊川市に拠点をおき、奥三河の山々をホームゲレンデに、四季のアルプスのピークハント、縦走、ロッククライミングから沢登りとオールラウンドな山登りをしています。
インスタ、フェースブック フォローしてください!

目次