8bを登る

【鳳来・鬼岩】2016秋(後藤良太)
【年月日】2016年秋のシーズン
【メンバー】後藤良太・1回だけ藤田・カクタスすぽーとクライマーズ

私は月に3・4回のペースで鳳来鬼岩にあがっている。この1年は山岳会の世話になり
雪山を体験したり、マルチやクラックも経験しクライミングの幅を広げた。新しい仲間との
さまざまな山行は楽しく、かけがえのない時間だ。

しかし暫くはここ鳳来に軸足を置き、スポートルートを登りたいと考えている。できれば
グレードの更新もまだ諦めてはいない。8b(13d)への挑戦を控えめに記録してゆきたい。

img_0535 晩秋のメインウォール。取り付きから空を仰ぐ。上部がクライマーを威圧する前傾壁。

img_0541-%ef%bc%88%e7%b7%a8%e9%9b%86%e6%b8%88%e3%81%bf%ef%bc%89 鬼岩の少し上、登山道の途中にハイカラ岩がある。手前クライマーのルートが
「ガンジャ」。リップの少し上に終了点がある。高さ・長さ・傾斜など客観的な
データはあまり意味がない。登った者だけがそれを身体で理解する。20手あまりの
短いルートではあるが、この傾斜を直登する。真っ向勝負、ミスは許されない。
2分ほどの時間、強い負荷に耐えながら集中を強いられる。

img_0528 序盤からだいぶ悪い。負荷の高いここのムーブを安定させるのが大事。

img_0529 6ピンめのクリップ。当面の目標はここまで繋げること。左手はあまり良くない、
右足トゥフックでバランシーな体勢を保ちながらロープを手繰る。

img_0530中盤、最大斜度に突入してゆく。

img_0532核心の左アンダー取り。その後のクリップが厳しい。

img_0542 アプローチシューズ。小一時間湿った樹林帯を歩くため靴は選びたい。

img_0544 鬼岩乗越しからの眺め。もう寒くなるができるだけ通い、良い季節にそなえたい。

この記事を書いた人

愛知県豊川市に拠点をおき、奥三河の山々をホームゲレンデに、四季のアルプスのピークハント、縦走、ロッククライミングから沢登りとオールラウンドな山登りをしています。
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