痛めつけられた瑞浪の岩場

瑞浪の岩場(屏風岩)
2012年1月4日(水)
メンバー 白井、浅田
冬山合宿の帰りに白井君と、何処かへ初登りに行こうかと話す中で、瑞浪の屏風岩へ行く事にし今日行って来た。
東名、東海環状、中央と高速を乗り継ぎ、瑞浪ICで降りる。R19を恵那方面に進み、左側に屏風岩が見えたら、左折し高速の下を抜けて林道を上がって行く。所々に雪が残っている。またパラパラと雪が降り出した。せっかく来たのだから何処か登ろうと、林道の駐車スペースに車を停めて岩場へ向かう。
瑞浪の岩場2012,1 010
私は瑞浪は初めて来たので、白井君の後について小道を5分ほど登ると展望台に着く。既に岩場には4名のクライマーがいた。
雪がだいぶ降って来て寒く、岩場も濡れていてコンデションは最悪である。
瑞浪の岩場2012,1 001
展望台より大岩方面(アダム)
それでも何処登ろうと白井君と話し、以前白井君がオンサイトした「アタックNo1」
10bをTRで登る事にしセットする。白井君が最初にトライするが、下部のフェイスは濡れていて駄目なので、クラックの基部までゴボウで登る。ハンドジャムが利きそうなクラックが6m程ありその上はコーナーとなっている。クラックが得意な白井君、岩が冷たくて寒いと言いながらも、スマートに登りトップアウトした。
私もテーピングして取り付くが、手が冷い事とジャミングが上手く出来ず敗退。
白井君は再度登りトップアウトした。
瑞浪の岩場2012,1 004
「アタックNo1」を登る白井君
雪はまだ降っていて風もあったが、となりの「ウォーターシュート」5,9のスラブに取り付く。私がリードでトライするが1ピンクリップしただけで、手が冷たくて降りる。
続いて白井君が取り付くが、やはり2ピン目3ピン目付近が濡れていて難しくA0で4ピンへクリップする。そこからは少し傾斜が落ちて、本来の5,9のグレードになり、5ピンから8ピンまでスムーズに登り終了点へ。
私はフォローで取り付くが、2ピン、3ピンでテンションが入る。4ピン目からは少し楽になりなんとかトップアウトした。
瑞浪の岩場2012,1 005
「ウォーターシュート」
雪が止んできたので、展望台まで戻り昼食をとる。
昼食の後、「原住民」10b/cにTRをセットしてトライする。
8m程のフェースでありボルトが2本打ってある。
私が初めにトライする。
2ピン目までは登れたが、トップアウト出来ず一旦降りる。
続いて白井君がトライして、すんなりトップアウトした。
私の2便目は2ピン目まではなんとか行けたがそこでテンションが入る。
ここからのムーブは、身体が上がるにつれて、右手のホールドをプッシュ気味に変え、左足の小さなスタンスに立ちこみ、右足をスメアしながら左手を上部のホールドに、右手もその少し上のホールドに上げて、左足、右足と細かなスタンスに立つ。
左手をデットでリップを掴む。両手マッチして足を上げ、左手を終了点横のリップに上げる。右手もリップに上げて左足をデットで取ったスタンスに上げ終了点へ。なんとかトップアウトした。
瑞浪の岩場2012,1 006
「原住民」
瑞浪の岩場2012,1 007
「イブ」と「秀則コーナー」
鳳来の前傾壁のガバと違い、スラブはホールド、スタンスは細かく、又クラックはジャミング技術がないと歯が立たない。
納得のいくクライミングは出来なかったが、スラブ、クラックと新鮮なクライミングが出来た。天気が良い時に再度訪れたいと思いながら岩場を後にした。
記 浅田

この記事を書いた人

愛知県豊川市に拠点をおき、奥三河の山々をホームゲレンデに、四季のアルプスのピークハント、縦走、ロッククライミングから沢登りとオールラウンドな山登りをしています。
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