小川山クライミング

小川山
2013年7月20日(土)~21日(日)
メンバー 白井、網野
19日夜新城発、20~21日で小川山へクライミングに行ってきました。
2日間天気も良く、気持ちの良いクライミングになりました。
 19日の晩は美しの森駐車場にてテント泊。高速道路で移動途中から雨が降り始めたので、またもや雨男A野が行く手を阻むのかと思いきや、美しの森につくころには晴れ。どうです、このタイムリーな雨男っぷりは。雨を降らせるタイミングを心得た成熟した雨男への成長のきざしは、最終日に再度示されることになるのです。
 20日は、たしか8時ごろ廻り目平着。まず、屋根岩2峰セレクションへ向かいました。が、3~4パーティーほど順番待ち。そこで予定を変更して、屋根岩3峰南陵レモンルート5P5.8へ。南陵レモンの核心は3ピッチ目のクラック。このピッチに★2つがついているようです。わたくし、登らせていただきました。クラック初心者なものですから(言い訳)、レイバックで登ればいいということに気づくまでに時間がかかりました。最初オフウィズみたいにクラックにはまりこんでしまって、身動き取れなくなって無様でしたね~。
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南陵レモン3P目の網野
 南陵レモンから懸垂で下降後、屋根岩4峰南面下部岩壁へ。ノイズイノ5.10bという縦ダイクを登る珍しいルートを白井さんが最初に登り、網野OSで登りました。その後スラカン5.10dという、名前通りスラブとカンテから成るルートを登りました。わたくし、MOSいたしました。核心部で「足、足、よく見て足」と一人つぶやき続けていました。もう変態ですね。
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ノイズイノ10.bを登る白井
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スラカン10.dを登る網野
 その後屋根岩5峰の中段へ。私の傾斜5.11b。美しいラインです。名前もいい。出だしはかぶり、中盤からはスラブとフェース。難しそうです。しかしセクシーなラインです。オンサイト用に取っておくため、今回は見逃しておいてやることにしました(なんちゃって)。今後の目標です。
 その後、キャンプ場に戻りがてらソラマメスラブへ。まず、ロング・ロング・アゴー5.10bをMOS。次にソラマメハング5.10c。一日の最後にかぶりルートに登るなんて、白井さんストイック。網野はフォールしました。その後、キャンプ場に戻り、お酒と晩御飯で昇天。
 
 21日、朝一番乗りで屋根岩2峰セレクション6P5.8へ。1P目のクラック網野トップ。2P目のスラブ白井トップ。朝一のスラブはセカンドで登っても緊張しました。3P目のチムニー網野トップ。4P目白井、5P目網野で、6P目に白井トップで噂のマゾ的なトラバース。7P目最終ピッチは右のクラック5.7を行くのがオリジナルらしいです。網野は左のクラックに行きました。5.9らしいのですが、いい緊張感で楽しかったです。下降は懸垂でしたが、下降する方向を誤ってロープの流れを悪くしちゃいました。本チャンだと致命的なミスになりかねないので、今後気を付けます。
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セレクション2P目
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最終ピッチの網野
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Ⅱ峰頂上で
 次に、セレクション取り付き近くにあるコグレ大サーカス5.10cへ。ほんとに5.10cなんですか?という難しさ。もとい、わたしがヘタレなだけです。近くで5.11bのスラブを登っている2人組がいたのですが、「これガバだ!」という発言を聞いて、我々2人は苦笑い。11bのスラブのホールドをガバと言える保持力っていったいどんななんでしょうか…。
 この後一度キャンプ場に戻り、テントや荷物を片付けて休憩。それから母岩へ。登攀のすべてデラックス5.10cを網野MOS。35mのルートの中にクラックあり、かぶりあり、スラブありで、ルートの名前どおり、登攀のすべてが含まれたとてもいいルートでした。しかし、あまり人が登っていないようで、蜘蛛の巣との戦いが「すべて」に追加されたようです。お次は悪妻賢母5.10dを網野MOS。白井さん評価「5.10dの安売りじゃない」というお手軽ルート。とは言え気持ちよく今回の小川山最後のルートを締めくくれました。以上でクライミング終了。
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オススメの登攀のすべてデラックス
 帰りは川上村で風呂に入ってから、北杜市の中村農場へ地鶏の親子丼を食べに。大変美味しかったです。次行くときはチキンカツ定食にします。内装もオシャレなお店でした。
 そして、お店に入った途端に夕立が猛烈な勢いで降り始めました。親子丼を美味しく食べ終わったころに、雨はやみました。どうです、このTPOを考慮した雨男っぷりは!
 以上、充実した2日間になりました。ぜひまた行きましょう。私の傾斜をオンサイトできるよう精進します。クラックもうまくなりたいすね。
記 網野

この記事を書いた人

愛知県豊川市に拠点をおき、奥三河の山々をホームゲレンデに、四季のアルプスのピークハント、縦走、ロッククライミングから沢登りとオールラウンドな山登りをしています。
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