冬山合宿北八ヶ岳天狗岳
2010年12月29日～30日
メンバー 伊藤、上田、河合、菊池、浅田
12/29 小雨後曇り後小雪
今年の冬山はのんびりと冬山ハイクに行こうと、伊藤さんと二人で北八ヶ岳の天狗岳を小屋泊まりで行く計画を立てた。そこへ日程が合った3名が加わりに賑やかな山行となった。
豊川を朝7時に出発し新城で河合と合流して、小雨が降る中飯田へと向かう。津具辺りから道路に雪が出だし、時部坂峠は小雪が舞っていた。飯田から高速に乗り諏訪ＩＣで降りる。そこから奥蓼科の渋の湯へと向かうが、道は完全に雪道になり４ＷＤでスタットレスの河合号が威力を発揮する。渋の湯には12時少し過ぎに到着し身支度をして、黒百合ヒュッテへ向けて登りだす。
登山口で計画書を提出して橋を渡り、雪道となった登山道を進む。暫く行くと高見石小屋から来る道と合流する。トラバース気味に高度を稼ぎながら進むと尾根に出る。雪は50センチ程積もっているが、トレースがあるので楽である。尾根に出ると緩やかな登りとなり、唐沢鉱泉からのルートと合流する。小雪がちらつく中暫く進むと黒百合ヒュッテに着く。早速小屋泊まりの手続きをして中でゆっくりする。
小屋の前のテント場には１０張り程テントが張ってあった。
黒百合ヒュッテは作りは古いがなかなか趣きがある。今日は20人ほどの登山客でゆったりとくつろげる。夕食を食べてコタツに入り、酒を飲みながら消灯までいろいろな話をする。
12/30 曇り後小雪
5時に起きて小屋の外に出てみると、星空に月も出ていた。
6時に朝食を食べてアタックの準備をしていると雲行きが怪しくなってきた。
伊藤さんは体調が悪いと言って小屋で待つ事にした。
冷たい風が吹き小雪が舞う中天狗岳へアタックに向かう。樹林の中を10分ほどで中山峠へ着く。ここで運よく御来光を見る。暫く樹林の中を進むと森林限界になり処所岩稜となる。
ここからはまだ東天狗、西天狗が見えていた。少し風が弱くなった。左側は切れ落ちておりロープが張ってある。振り返ると蓼科山、車山スキー場が見える。木には樹氷が着き、岩にはエビのシッポが着いていて風もあり、ちょっぴり冬山である。
東天狗岳山頂
雪とガスで視界が悪くなってきた中、東天狗の山頂に着く。もうすぐ横にある西天狗岳が見えなくなって来た。握手をして写真を撮り、西天狗岳はパスして下りだす。どんどん視界が悪くなってくる。
樹林帯まで下り小休止をする。山頂から1時間弱で黒百合ヒュッテに着く。ヒュッテでパッキングをし小休止をして、伊藤さんを加えた5人で渋の湯に向けて下って行く。トレースのついた雪道は段差がなく下りやすくピッチが上がる。
何名かの登って来る登山者とすれ違いながら下って行くと、硫黄の匂いがしてくる。
暫く下ると登山口に着く。渋の湯で汗を流し雪が降りしきる中帰豊した。
記 浅田
雪山ハイクの天狗岳
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