雨から一転、花の入道ヶ岳

【鈴鹿入道ヶ岳】17.4.15(鈴木幸)
【2017年4月15日】
【メンバー】浅田、森、吉中、鈴木幸

北尾根~井戸谷コース

イワウチワの花が見たいという私の提案に浅田さんが乗って下さり、心うきうきで入道ヶ岳へ向かいました。
8時集合で椿大神社の登山者用Pには9時45分頃着、各自準備をして出発 すぐにシャガの群生と見事な枝垂桜に目を奪われました。
立派な椿大神社にお天気と無事の山行を祈ります。境内には見事な椿、相撲部屋から寄進された「鉄砲柱」があり、参拝客も多数です。私たちはこの先にある愛宕神社の左脇から本格的な登山開始です。すぐに心折れそうな階段現る。。。しかも結構な鋭角ですが 花が待ってるから我慢我慢と自分に言い聞かせ浅田さんの後ろにつきます。
お天気は午後から崩れる予想でしたが無情にも、、、頂上までは10ポイントで看板があるのですが3ポイントあたりでカッパを着用(-.-)浅田さん底力発揮でしょうか?

立派な木が多い樹林帯だから花は多分ないねと言いながらも浅田さんが「スミレ」を発見! 吉中さんも「アブラチャン」と、さらに白い「シキミ」も見つけました。(写真撮らず(-.-))小さな可愛い「ミヤマハコベ」も見つけました。

雨はひどくはないですが降ったり止んだりの繰り返し。浅田さんが井澤さん考案の「カッパの法則」を教えてくださる、「キルトヤーム・ヌグトフール」北欧の地名か洋菓子の名前みたいぃ!
そうこうしてる間に避難小屋に到着ししばしの休憩、雨もよさそうなのでカッパを脱ぎましょうと5分ほど歩いた途端に法則通り「ヌグトフール」が訪れた、、、森さんが「浅田さーーーーん」と泣き吉中さんと私も続きます。
再びカッパを着用し馬酔木のトンネルを抜けて行きます。

12時のサイレンが鳴り、浅田さんの頂上は広いけど雨宿りの場所がいっさいないので 馬酔木の中でお昼にしましょうとの提案に、8ポイントでそれぞれお昼ご飯。

30分程の休憩を取り、頂上へ向けて出発して気が付いた おにぎり食べたけど水分採るの忘れた~~どうしよう?と思った途端に両太ももの内側が攣りました。
雨が降りしきる中、皆さんの足を止めてしまい本当に申し訳ありませんでした。
水分と塩分を入れたお陰で回復し登山開始、またも浅田さんが「ショウジョウバカマ」を見つけてくださる、丈は5㎝ほどしかなくまだ寒くて大きくなれないのでしょうか

山肌には雪も残っています。

鳥居が見えてきました、雨は止まず雷の音もしています。
奥宮には回らず頂上へ向かいます。鳥居は真新しく建立の日付が5月になっていて、みんなで「?」。
思いのほか風雨が激しくしばしの滞在も不可能!な感じです。写真だけ取ってとっとと退散。(13時)

鳥居の件は下山後調べたら30年ごとの立替だそうでまだ工事中、来月何か祭事でもあるのではないでしょうか?

朝下山してくる方に井戸谷コースには花があったとの情報をもらっていたので、浅田さん予定の二本松コースではなく分岐まで戻りそちらへと進む。
浅田さんは雨じゃなくて花の入道になる予定だからと、雨が止むことを期待し、滑りやすくなっている道を注意しながら下ります。
気が付くと待望の陽射しではありませんか!! 森さんは「浅田さん、昔椿の木とか切ってませんか?あの仕打ちは登ってくるなぁって事じゃないですか 下りたらおさまるなんて・・・」とさっきまでの雨がまるで祟りのように言い 浅田さんは「そんな事あるか」と言いながらも絶句。(苦笑い)
そんなこんなで少し休みましょうと浅田さんが止まった所に、なんと絶滅危惧Ⅱ類に指定されている「ミノコバイモ」発見!

イワウチワと同様是非見たい花でした。
熊笹に紛れて見難かったですが、結構な数が咲いていて感激しました。 さすがは浅田さん、雨も呼ぶけど休憩ポイントも絶妙ですね\(^o^)/

さぁここからは花の入道ですよぉ~!
雨だったせいで開いていない「ミヤマカタバミ」「ジロボウエンゴサク」が登場したかと思えば吉中さんが「ニリンソウ」の群生を発見!「ユリワサビ」「ネコノメソウ」「ヤマネコノメソウ」(写真撮らず)おそらく「ムラサキケマン」もあったと思いますが、紫色が飛びうまく撮れませんでした。

さらに進むと浅田さんが「ヤマルリソウ」「マルバコンロンソウ」を見つけ、登山道下の岩肌にも少し目立つ大きさの白い花を見つけそこへ行ってみると 先ほどの休憩ポイントを上回る「ミノコバイモ」の群生がありびっくりです。

上から見えた白い花は雨で開きが悪かったですが「キクザキイチゲ」。

避難小屋の脇には「キケマン」(14時07分)

お目当ての「イワウチワ」にはお目にかかれませんでした(そもそも尾根が違うらしかったです、すみません)それでも浅田さんは花の入道になったとご機嫌でした。
吉中さん撮影の神々しい「マムシグサ」を見て浅田さんと二人で挑戦しましたが、後光射さず(^^ゞ 吉中さんお上手です!

14時50分ほぼ下山、林道脇の桜があまりにも綺麗でそちらを歩く。
15時10分無事に登山道Pに到着しました。

温泉はグリーンホテル、アクアイグニスより空いていて 大きな露天風呂がありゆったり出来ました。塩川さんお薦めだそうでとってもよかったです! 「次からはここだな」と浅田さん みんな納得です(^.^)
18時頃豊川到着、皆様お疲れ様、そしてありがとうございました。

 

この記事を書いた人

好きな花はツマトリソウです。
見てみたい花はキタダケソウ、レンゲショウマ(見たぁ)、ツクモグサ 。
年に一度は雷鳥さんと出会いたい。何故登ってるのか時々考えてしまう人です。

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