豊川山岳会

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アンナプルナ内院

      2015/02/22

★山行名 【アンナプルナ内院】
★年月日 【1999年4月24~5月6日】
★メンバー【上田、宮尾、山本、河合、福地】

 

 

 4月23日 午後11時30分豊橋駅発の夜行バス(伊良湖ライナー)で東京駅へ向か
う。豊橋駅で偶然日比野さんに会い、ネパールトレッキングを説明するが信じてもらえな
いハプニングもあった。

4月24日 東京駅から成田に向かい、いよいよ出発の運びとなる。タイ航空11:0
0発のTG#641便に難なく載りこむ。タイ航空は生まれて初めて乗ったが、なかなか
サービスが良い。食事は他の航空と変わりないが、飲み物を豊富に出してくれる(アルコ
ールも十分飲める)。若干我が5人の中にも酔っ払いが発生し、バンコクへの6時間の旅
を噛み締める。(噛み締めると言うよりも、「飲み閉める??」と言った感じかなぁ。)
バンコクの空港は大きく、都会的な感じが漂う、インドとは違う。外は、今までの気温
とは違い、半そででも暑い。タクシーで“ホテル・トンプーン”まで移動する。(タクシ
ー代300バーツ)この運ちゃんが、また飛ばす、飛ばす。命が欲しくないのか?と思う
ほど飛ばす。ちなみに、自動車は日本車の中古車が多く、速度メーターは動かないので何
キロ出ているのか分からない。一般道は自動車が多いのでスピードは出ないが、高速道路
はみんな飛ばしていた。空港から40分でホテルへ到着。
ホテルから外に出て、散歩をする。ホテルの近くにアジア大会のメインスタジアムがあ
ったのでそちらの方へ向かう。途中「セタパクロ(蹴鞠式バレー?)」の大会をやってい
たのでしばらく見物する。実にうまいもんだ。
道には露天で、バナナを焼いていたり、焼き鳥、フルーツなどを売っている。私達は一
般食堂に入りタイ料理を食べバンコクの味を楽しむ。ホテルには“ツク・ツク”(三輪軽
自動車:多分エンジンはオートバイよりちょっと大きい程度?)で帰る。結構この乗り物
も面白い。
ちなみに、1バーツは約3円。物価は日本の二分の一から三分の一ぐらいだろうか。?

4月25日 午前10:30タイ航空(TG#319)でカトマンズへ向かう。
カトマンズ空港は、とても国際空港?と思えないくらいローカルな建物に感じた。入国
のビザに15USドル必要。手続きに時間がかかる。空港ロビーを一歩出ると、そこには
人の群れ、群れ、群れ…。いわゆるぽん引きという輩で、タクシーやらホテルやらを観光
客に紹介するのが目的らしい。今日の夜は、旅行会社(アドベンチャーロード)予約の“ホ
テル・マナン”である。空港には日本語の喋れるスタッフの方がすでに見えており、安心
してホテルまで移動する。
カトマンズ市内はインドで見た風景に何処となく似ている。ただ信号はほとんどなく、
物貰いの人の数はインドに比べ少ないように感じられる。それにしても空気は乾燥してお
り、土埃が激しい。慣れるまで大変である(慣れてもきついという意見もあるが…?)。
ホテルに着き、一段落すると街中に繰り出すことにする。市内はみやげ物売り店で賑や
かだ。値段はすべて交渉なので、買い物も結構疲れる。夕方になり、鷲見さんご推薦?の
ステーキハウスに入る。スープ・焼き飯・ステーキ・ビールを注文し、出てきた量の多さ
にうんざり。ステーキの量は軽く300gは超えている。肉の大きな塊が二つ並んで一皿
である。これに、焼き飯があるわけである。美味いという段階からきついという段階まで、
変化するのに時間はすぐだった。
ホテルでは、カトマンズ最初の夜はビールをみんなで飲んで明日からのトレッキングの
話しをして過ごした。

4月26日 カトマンズ空港までタクシーを使う。1台200ルピー。2台使ったので4
00ルピー払う。(後で分かったが、この400ルピーは非常に高いことがだんだん分か
ってくる。)
8:40発ネコン航空でポカラ行きの便に乗る。35分でポカラ到着。ポカラから“ナ
ヤプル”まではタクシーで移動するが、この値段交渉は時間がかかる。日本人は何かと高
い金額で吹っかけられている気がした。(1台2000ルピーが最終的には700ルピー
にまで下がった。)これでもまだ高いのかもしれない?。(ちなみにバスだと、1人50ル
ピー。)
11:30ナヤプル着。ここから歩きとなる。
12:00ビレタンティ着。ここで、ポリスチェック(トレッキングパーミットの提示)
がある。ここでの物価は1Lのミネラルウォーターが35ルピー。ジュースが25ルピー
で、今後の山中での物価の目安となる。
今日は暑い。とにかく暑い。こんなに暑くていいのか?と思うほど暑い。汗がポタポタ
である。みんな5人とも暑さの我慢比べをしているようだ。体調は今一つの切れであり、
我慢の登りとなった。
14:00シャウレバザール着。ここまではほぼ平らで、ここからが急登で本日の頑張
り所である。しかし、暑い。バッティ(茶店)に着くとすぐにジュースを注文し、ごくご
く飲む。急登は木陰もなく容赦ない太陽に照り返される。ジリジリ肌が焼けていく。
キムチ15:40着。ガンドルン17:30やっと到着。途中、現地の奥さん?(おば
あさんに突入直前?)から荷物を担がせてもらった。約30~35kの荷物は頭で支える
のみの持ち方ではうまく持てない。実に現地の方はうまく持つもんだ。
鷲見さんご推薦?の“マウントビューホテル”を探し、泊まることにする。1人50ル
ピーで泊まれるが、ベッドのみである。しかし、1日100で泊まれるのはありがたい。
早速、シャワーを浴び、夕食を頼む。今日は行動的には時間が短いものの、夕方まで歩い
たし、この暑さに参った。干からびた体に水分補給と称して、ビールで乾杯(ちなみに、
冷蔵庫はなく、水につけていただけなので、キュッと冷たい感じはしない)。多分、今日
1日で3L以上の汗を掻き、5L以上の水分を取っただろう。夜も更けてくると、地酒の
「ロキシー」を飲んでみた。味は、かなり癖があり、「籾殻を焼いた灰の味」がした。(ま
あ、籾殻を焼いた灰の味そのものを知らない人の方が多いだろうが…)癖があるとか何と
か、いちゃもんをつけながら、2杯のロキシーは5人の胃袋の中に消えて行ったのだが…。

4月27日 朝5時頃目を覚ます。マチャプチャレ、アンパプルナ南峰が見える。景色
は、朝が一番いい。と言うのは、今はちょうど乾期の終わりに近く、空気が霞んでいるの
で、日中、山は良く見えない。とくにマチャプチャレは全くと言っていいほど見えない。
朝は、まだ益しと言った感じ。本当に良いのは、10月~12月らしい。
朝飯は、チベッタンロールとポテトフライのハンバーグ風のもので、ここのものだけだ
ったが、ものすごく油っぽかった。(油が古かったのだろうか?)ここのホテル代5人で
2600ルピー。
さて、今日も暑い中を歩く。すがすがしく歩けるのも約2時間が限度。この後は昨日
と同じく、地獄の暑さがまっていた。こんなに暑いとは予想をしていなかったので、短パ
ンをもう1枚持参してくるべきだったと反省。
途中の峠(キムロン)で休憩し、ジュースを飲む。ゆっくりしていると、電気を引くの
に寄付金を頼まれてしまった。しょうがないので、50ルピーの寄付をする。(本当に寄
付金なのか?個人へいっていまうのか?少々不安。)
この峠から、標高差約400mの下り。そこからまた同じだけの登りが待っている。嫌
味にも思えるが、その光景が目の前にわかりやすく見えている。「あの沢を超えて、向こ
うの尾根まで登るのか。」全員、ため息。下りは楽々だが、ここ数ヶ月雨が降っていない
ので土埃がはげしい。馬やロバとすれ違ったものなら、目の前が一瞬見えなくなるくらい
に土埃がたつ。こまったものだ。沢につく手前にきれいな清水が流れているところがあり、
あまりの暑さに恐る恐る水を飲んでしまった。(後から分かったが、田や畑がない山の中
での清水は結構飲んでも大丈夫。ただし、民家や田んぼなどがあるところでは、生水は一
滴も飲まず、ミネラルウォーターを飲んでいた。)
登りになり、ゆっくり進むが暑さにまいる。尚も、ゆっくり進むが福地君が遅れる。チ
ョムロン手前のバッティにたどり着き、おもむろにジュースを飲む。「こう暑くてはやっ
とれん。」という感じ。ここで、ラーメンを作り食べるが、朝の油が胃にもたれていてあ
まり食べられない。私は、もう1本ジュースを飲み暑さをしのぐ。ここの子供は躾がよ
く、ものをねだらない。感じのいい子だ。この子が、自分の家からラーメンを持ってきて、
「日本のラーメンと交換してくれ」というので気前よく換えてあげた。笑顔がかわいい。
バッティのおばさんが「今日はどこまでいくのかね?」と聞くから、「“バンブー”まで」
と答えた。すると「ははっ。“バンブー”までは、遠いから“死ぬわ!”。」と言われた。「こ
のおばさんは、日本語上手だなぁ?。」と思っていたら、“死ぬわ!”ではなく、地名に“シ
ヌワ”というところがあって、“バンブー”までは遠いから、“シヌワ”までしか行けない。
という意味だったらしい。それで、“シヌワ”と言って大声で笑われたのだった。(結局、
このおばさんの言うとおり、シヌワ泊りになるのだが…。)
バッティーを出発し、チョムロン村を通過する。この村は最後の村で、ここから先民家
はない。りっぱなホテルを横目で見ながら通過。この時点では、目標“バンブー”で歩い
ている。チョムロン村は下りで、途中の沢からシヌワにかけてが登りとなる。この登りか
ら、だんだん目標が“シヌワ”に変更になってくる。
16:45シヌワ着。時間も時間だし、今日はここまでとする。汗もかいたし、早くシ
ャワーを浴びてゆっくりしたい。
晩飯は、お腹が空いたので注文をガンガン頼む。“ビール、スープ、ピラフ、ジャガイ
モ、ピザ”。ここでの宮尾さんの食欲は凄まじい。テレビチャンピオンの大食いに出した
い勢いだ。しかし、ピザは日本で3人前ぐらいの大きさのものが、こちらでは1人前の大
きさで、気合を入れてみんなで食べても食べきれない。結局、朝食べることとし、胃袋と
体を休ませることとする。

4月28日 朝は、マチャプチャレがよく見える。ロッジの方の話だと、今日の目標地
“バガー”にはロッジがないとのこと。しょうがないので、手前の“デウラリ”に変更す
る。ホテル代2880ルピーを支払い、6:55出発。
8:50バンブー着。朝のうちは涼しいが、だんだん暑くなる。ジュース(55ルピー)
を飲み、休憩。今日の行動は距離的には短いが、高度順化を考えゆっくり歩くよう心がけ
る。
12:10ヒマラヤホテル着。2:40デウラリ着。ここには3件のロッジがあるが、
宮尾さんと上田さんがロッジの吟味をする。一番上は結構人が多く、結局真ん中のロッジ
に決定。じっとしていると半袖では肌寒くなってくる。シャワーは水となり、ここで風邪
を引いてもつまらないと思い我慢をし、体をタオルで拭くのみとした。
外では寒いので、ロッジの中で団欒する。いつもそうだが、ビールが美味い。今日の行
動は山に慣れてきたのか、あまりえらくなかった。

4月29日 ホテル代3600ルピーを支払い、7:10出発する。ここのホテルの兄ち
ゃんは、1人でやっていて感じのいい青年だった。
いよいよ今日はアンナプルナベースキャンプ(ABC)へ向かう。ペースは意識してゆ
っくり。段々空気も薄く感じてきた。渓谷の中を歩くが、辺りの岸壁が大きく、スケール
の違いに驚く。右も左も真上に見上げるようだ。
ヘリコプターが上空を飛んでABCへ向かう。誰かを迎えに行ったらしい。2回飛んで
きた。(後で分かったが、日本人がヘリをチャーターしたらしい。代金20万円也。)

 

 

  13:30マチャプチャレベースキャンプ(MBC)着。腹が減った。ラーメンを作り、
腹ごしらえをする。MBCのロッジのおばさんは愉快なフトッチョおばさん?で、私たち
のラーメンを興味深そうに眺めている。チキンラーメン1つとネパールのラーメン2つと
換えて欲しいらしい。また、ここでも気前良くラーメンを換えてあげた。10分もすると
なにやら、上機嫌で登場し、「おいしい」と言っていた。結構、こうやっていろんなもの
を食べているので、こんなに(ふとっちょ!)なるのんだ。と、納得する。
  ここから、ABCまではもう少しの距離。ゆっくり、高度順化を考えながら進むだけで
ある。時々振返ると“どでっかい”マチャプチャレが逆光に照らされている。「ああ、も
う少し霞が晴れていれば…!」と惜しまれる。花は、ハクサンコザクラの仲間?が奇麗に
咲いている。後、2ヶ月もすればもっと美しくなるらしい。
  13:30  ABC到着。外はガスッてきて景色は見えなくなってきた。先ほどのラー
メンでは少なく、また腹が減ってきた。早速、みんなでピラフを食べることにする。
  夜はやることがないので?、ビールを飲みたいところだが、頭が痛くなりそうなので止
める。 スペイン人ガイドのおやじ?(結構同じ年ぐらいらしいが、老けてみえる)が何
やらスペイン人とではなく、我々と話したがっている?ようなので話してみた。このおや
じは、スケベおやじで下ネタが大変好きらしい。そういう分けでもないと思うが、17歳
と22歳の2人の妻がいるらしい。ちなみにこのおやじに教えて貰ったネパールの言葉は、
「“妻”が“キス”」で「“ダメダメ”が“すっごくいい!”」という意味らしい。この二つ
の言葉で今日の話の内容はお分かりいただけるだろう。
  ABCでの料金は、「ピザ=200R、ライス=100R、ビール=170R、ジュー
ス=70R、水=130R、紅茶=30R、コーヒー=50R、トマトスープ=60R」
であった。ちなみに長谷川恒夫さんの本によると、1983年にネパールに行かれたとき
には、「1ルピ=約15円。現在1ルピー=約2円」であるから円がかなり高くなってい
ることが分かる。今後、日本は世界の中でどのように変わるのだろうか?。

4月30日 ロッジ代4,245ルピーを支払う。朝天気の良いうちに昨日見れなかっ
た景色を堪能する。どうも霞が気になるが、まあ良しとしよう。記念撮影をしたり、景色
を撮ったりと思い思いの時間を過ごす。ロッジの兄ちゃんがバレーボールをしていたので
仲間に入れてもらう。ジャンプをしているつもりがあまり上がらない。ボール(布の中に
クッションを詰めているだけの玉)を追うにも息が苦しい。高度は4,200mを実感す
る。
9:30 ABC出発。10:30 MBC着。福地君が遅れる。遅れるというより、来
ない。30分例のおばさんと会話をして過ごす。
ここで、アンナプルナ山群に来る外人ベスト4を紹介すると、「1位・イギリス。2位・
アメリカ。3位・イスラエル。4位・日本。」であった。3位のイスラエルが意外と言え
ば意外だが、ここMBCにもちゃんとイスラエル人が多くいる。
さて、福地君だが遅れること30分。やっと姿を現す。どうやら、「頭が痛い」とのこ
と。遅れながらの高山病の症状である。
12:20 デウラリ着。ここでも30分待つ。なおも福地君のペースが上がらないら
しい。私たちは紅茶を飲みくつろいでいたが、どうやら本人は必死らしい。気の毒だ。高
山病は高度を下げれば直るので、「頑張って、歩け!」と激を飛ばす。
13:50 ヒマラヤホテル着。まだ、昼なのに天気が怪しい。真っ暗になり雨が降り
出してきた。どうも止みそうな気配がしない。行動時間が短いが今日はここまでとし、ロ
ッジに泊まることにする。しばらくすると、大粒の雹が振り出す。昨日までの晴天が嘘の
ようだった。

5月1日 昨日の夜は雷があった。天気は不安定なのだろうか?。ロッジ代3,600
Rを支払い、7:00出発する。
8:00ドバン着。8:50バンブー着。10:50シヌワ着。シヌワのロッジの方に
5月3日に行われるネパールの選挙について情報を得る。ABCでの情報では、「選挙の
当日はタクシーやバスは動かないだろう。」とのこと。ここでも情報を集めるが、やはり
難しいとのことであった。しかし、ガンドルンに電話があり、村長に電話を掛けてもらい、
タクシーが来るように手配してくれるよう“紹介状”を書いてくれるようになった。あり
がたい。
ここで、ネパールの選挙について触れよう。5年に1回の選挙は国民全員が熱くなるら
しい。市内では喧嘩があり、もっと燃えているらしい。なんにせよ、タクシーもバスも政
府の力?で止めるらしい。選挙の当日は、近くの投票所(片道半日かかる場合がある。)
までみんながみんな、お洒落して行くのには頭が下がる。
12:30 チョムロン着。久しぶりのホットシャワーに喜ぶ。今日も1:30頃から
雨が降り出し、2:00頃には大雨と雹に見舞われた。この雨を喜んでいるのは、“トウ
モロコシ、ジャガイモ、牛”ぐらいのものだろう。やはりロッジではやることがないので
ビールを飲む。夜、チキンカレーを食べたがチキンがおいしい。カレーも今までの塩味の
みとは違い、カレーらしく美味しかった。ちなみにチキンは、先程までその辺を走り回っ
ていた鶏が夜には食卓に上っていたらしい。

5月2日 ロッジ代4,700Rを支払う。昨日は、チキンカレー(250R)が高か
ったのか、結構高い支払いになる。
7:10 ロッジ出発。9:00 キムニュ。9:40 キムロン。12:00 ガン
ドルン着。今日は日差しが強く、高度も下がってきたせいか暑い。選挙の日を何とか安全
にポカラまで行くため、村長の家(ロッジ)を目指す。村長のロッジはすぐ見つかったも
のの、ここからの交渉が長かった。まず、寝ていてやる気のない?村長に紹介状を渡す。
次に今日の宿泊を依頼し(本当はこのロッジではなくマウントビューホテルが良かったが、
電話を掛けてもらうため仕方なかった。)、電話をタクシー会社に掛けてもらうように話す。
交渉も無事?終わり、電話を掛けに行ってくれたが、村長が戻ってくるまで時間がかか
る。今日の日差しでは、干からびてしまいそうになる。何とか無事電話も終わり、部屋に
案内されると、これがまた凄く綺麗で驚いた。恐る恐る値段を聞くと、400Rと言う。
高い。高過ぎる。今までが50Rで暮らしていたのでなんと8倍の値段だ。「それでは高
すぎる」と言うと、250Rまで下がった。尚も高いので、高いと言ったら離れのもっと
ぼろいロッジの方へ案内してくれた。こちらは50RでOK.。何故かぼろいロッジに安心
し?くつろぐ。シャワーを浴び、開放した気分で時間を過ごす。夜のここの料理は、いま
いちで、昨日が良かっただけにがっかりした。

5月3日 ロッジ代3000Rを支払う。タクシーがナヤプルに来るのが夜の9時ぐら
いということで、出発をゆっくりする。10:00出発。14:20ビレタンティ着。こ
こで夕方まで選挙の時間をやり過ごす。実にのんびりとしている。あまりにもやることが
ないので、寝る。夕方雨が降りそうなので、急いでナヤプルまで移動する。ここからが、
時間をつぶすのに困った。しょうがないので、タクシー・バス乗り場と思われる近くのバ
ッティーに入る。まず、ジュースを飲み、ここから一品一品ゆっくり頼む。バッティーで
のメニューは期待ができない。一番シンプルでおいしいジャガイモの蒸かしたものを注文
する。あれやこれやとガヤガヤ話しているうちに、辺りが暗くなってきた。「選挙は7時
に終わるので、ポカラを7時に出ても8時半から9時かねぇ。?」と勝手に期待を込めて
話す。9時になってもこない。ここのバッティーの人もあんまり遅くなってはいけないと
思い移動しようということになる。しかし、バッティーが「タクシーが来るまでいいよ。」
と行ってくれた。すぐ、ご好意に甘えてしまう。9時半。10時を過ぎたころ2台のタク
シーが到着。「やっと来た。」と喜び勇んで掛けつけると、そのタクシーはツアーの日本人
の手配したものだった。ゆうゆうと、日本人が笑顔でタクシーに乗り込んで、ポカラへ向
かう。私たちは、また暗闇に呑み込まれていった。また、バッティーに戻る10時半も回
っただろうか?私たちは諦め、バッティーの方にお礼を言い、その辺に野宿することを決
め込む。思い思いに軒下に横になっていると、酔っ払いがドンドンその辺を叩いている。
多少心配になる。すると、バッティーの方が「バッティーの中で寝ていいよ!」と言う。
迷ったが好意に、また甘えてしまう。狭いが外よりも暖かく、酔っ払いの心配もしなくて
いい。ここの方は優しい。結局、この日タクシーは現れなかった。ガンドルンの村長でも
選挙は思い道理にならないらしい。

5月4日 バッテーィの朝は早い。薄暗くなったら動き出した。当然私達がどかないと、
机が並ばないので起きる。あまりにも世話になり過ぎたので、お菓子等を集め“子供さん
へ”ということであげた。6時近くにタクシーが2台来た。値段を聞くと、1台2,00
0Rと言う。高い。足元を見られている気もするが、今日飛行機に乗らないといけないの
で迷う。結局、高いタクシーを諦めバスにする。バスが本当に来るかどうかは不安だが、
何とかなるだろう。
バスが来た。やっと来た。待ちわびた。しかし、乗車するには満員だ。バスの上に荷物
を放り投げ、自分達もバスの上に乗りこむ。これが非常に気持ちいい。楽しい。初めての
経験である。ポカラまでに次から次へと乗りこんでくる。料金(1人50R)はバスが動
いている間に、上手に集めに来る。勿論、屋根の上に…。
ポカラのバス停とエアポートは離れている。4㎞程だ。タクシーも当然あるが、歩くこ
とにする。まだ、出発までには時間がある。ここまでくれば、テリトリーといった感じで
ある。不安はない。
予定よりも飛行機の出発が遅れたが、無事カトマンズ向けて飛び立つ。飛行機は早い。
今朝までの行動を考えると、えらい違いだ。
カトマンズ空港からタクシーに乗る。前回、ホテルから空港までタクシー1台200R
払ったが、1台100Rで行く。交渉も上手になったが、相場が段々分かってきたのが心
強い。
時間があったので、スワヤンブナート、市内を見学し観光客をした。
アンナプルナは、ロッジもバッティーもしっかりしていて気楽に行ける山群であり、非
常に楽しいトレッキングとなった。
―記:河合―

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