豊川山岳会カナダ登山

★山行名 【豊川山岳会カナダ登山】
★年月日 【2001年7月19日~8月5日】
★メンバー【山本、梅沢、上田、宮尾】

計画概要:
7/19より8/5の18日間で、第一目標のアッシニボイン終了後ロッキー山脈
を北上し、コロンビア大氷原とジャスパー周辺のそれぞれで各1峰ずつ挑戦する予
定だった。

実績:
7/23日にわずかの晴天を衝いてアッシニボイン北稜より全員登頂(ハット~頂
上往復16時間要)。7/31にエディスキャベル東稜(有名なクラシックルー
ト)を試みましたが、3000m付近で悪天(降雪)と濡れた岩壁帯でのルートが
判然とせず撤退しました(ショルダーまで全員、それより上部は上田,宮尾の
み)。
観光地のバンフ周辺とコロンビア大氷原および、ジャスパー周辺でキャンピングを
繰り返しながら登る山をチェックしたり(ルート図やルートの状況の調査、天候の
確認などをレインジャーにしたり届出など)で時間がつぶれてしまったがかなりの
情報を仕入れることが出来た。ただ、中盤以降は天気が悪い日の待ち時間ばっかり
で合計2本しか挑戦できず、なかなか順調とはいえませんでした。

感想:
行ってからわかったのだが、カナダの夏は必ずしも晴れた日ばかりではない。もう
少しいい天気がつづくとばかり思っていたのですが...。登山の形態を天気に合
わせて柔軟に変更できるようにするとか車があるのだから山域を機動的に変更する
とかする工夫が必要だったようです。
休憩日も、少しガツガツしたスケジュールになるけど晴天日を確保するために短縮
を覚悟にいれないといけないとか、いろんな意味で勉強になりました。登山も、外
国に行くと氷壁や雪稜(これは日本でもよくやっていて問題ない)、岩、それらの
ミックスなど選択を余儀なくさせられる場合があるのでいずれも充分な練習を積ん
で、基礎技術をいつでも発揮できるようにしておかないといけないのも痛感しまし
た。今年の冬は、スキーの合間に、氷の練習にも出かけておきたいと思います。4
月や5月はスキーが出来る方が氷原周辺をアプローチとする登山など、さらにバリ
エーションが広がることもわかった。

今回はカナダの自然の美しさ、非常に整備されたキャンプ場、カナダ人のみならず
訪れた各国の人々のマナーの良さが楽しい山行を後押ししてくれたと実感していま
す。そして、登山だけではなく、山本さん・食事作りの非常に上手な
梅沢さん・予約や情報収集そして登山の実践面での多大な力を戴いた上田さんとも
毎日楽しい日々でした。心より感謝しています。

―記:宮尾―

 

アッシニボイン下山後、同じ日に登頂したイギリス人パーティーと握手(7/24)


 

この記事を書いた人

愛知県豊川市に拠点をおき、奥三河の山々をホームゲレンデに、四季のアルプスのピークハント、縦走、ロッククライミングから沢登りとオールラウンドな山登りをしています。
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