夏山合宿 三大源流釣り三昧(南アルプス)

★ 山行名 【夏山合宿 三大源流釣り三昧(南アルプス)】
★ 年月日 【2003年8月9日~16日】
★ メンバー【鷲見】

6泊7日の長い山行でしたが各河川で釣りをし、縦走を決行しました。
計画上、停滞が許されない感があり、ずっと動いてました。

9日晩出発、台風はいってしまったようだ。
林道には落石があり、かなり手前で車を停める。
10日
まだ、川は濁流。2時間余分に歩き、大横手前まで。
軽く竿を出し、晩の刺身だけキープ。
11日
今日は竿を出しっぱなしだがそれほど釣れない。
兎台あたりはいいと聞くがそれほどでもない。
せいぜい24センチまで。
2週間前の50匹の大爆釣とはえらい違いだ。(このときは28センチまであがる)
12日
朝から雨、停滞でもしようかと思ったが、地図を見ていると、そんな余裕はなさそ
う、9時半過ぎに出発し、三峰川を遡行する。
滝根さんが墜落した三軒岩小屋沢のところで右に曲がっているが無名沢を詰めて、地
蔵尾根へ。この急登を登っているころから天気が回復してきて千丈岳では展望が見え
る。
水が1リッターしかないので千丈沢を下ろうとしていたら、テントを張っている親父
がいて、これから下るのはたいへんだろうと言って、水を1リッター分けてくれ、そ
こでテンパル。高山植物が真っ盛りでとてもよい。
13日
天気もいいし写真をとりながら、行き交う人と世間話しをしながら昼ぐらいから
釣りをしようとゆっくりいく。
野呂川上流右俣沢には2時頃到着。
下からすぐにフライの2人連れが上がってきて、目の前でみごとに岩魚をゲットす
る。ここを、私も釣りたいと言うと、あっさり譲ってくれて、左俣へ行ってしまう。
2時間程で、10匹27センチまでゲットしさしみと竜田あげで乾杯。
14日
雨だが出発。野呂川越を登っていると、道の真ん中にマツタケを2本発見。
ラッキーであるが、途中の人に天候を聞くが、明日もあさってもだめなようだ。
2999mの三峰岳を越えて熊の平へ。ここから沢へ降り、大井川東俣を釣る。
増水しているが笹にごり程度なので期待できる。
すぐ上流で尺クラスをげっとするが計ってみると29センチ。その上でも26センチがで
たのみで、雨は激しくなる。、ここいらは沢沿いに木がありすぎて竿が振れない。
とっても寒いので、さっさとテントをはり刺身とマツタケ岩魚汁で酒を飲み
眠るが、雨はけっこう激しかった。
15日
夏にはめずらしく2日連続雨。とっても寒い。
ところが、北股岳の手前ぐらいから天候が回復し、西の空から青空がやってくる
着ていたウエイダ-、カッパを脱ぎ写真を撮るが、塩見につくころにはまた東から天
候が悪くなってくる。なんとへんてこりんな。
塩見小屋を過ぎ少し先でテントを張る。夜、時々さす月明かりで目がさめる。
16日
朝早く出発し塩見新道を下山。長いけど、良く整備されていて歩きやすい。
林道に下りると、キノコ取りのおっさんがいて、車に乗せてもらって、私の車まで。
川は増水しているが、入山日よりは少ない。
そのまま、コマクサの湯に行き、むかしの岳友と再会した。

今回天竜川水系、富士川水系、大井川と三大河川の釣りを試みたが、三峰川と野呂川
の岩魚は良く似ていて、赤い斑点で腹が赤い岩魚でさしみにして味はいまいち。
大井川の岩魚は、薄い赤い斑点で黒っぽく刺身は美味である。
去年行った赤石沢の岩魚は三峰川の岩魚より、もっと真っ赤であるがやはり刺身の味
はいまいちで、湯の俣沢で釣った黒い岩魚の刺身はとっても美味でした。

―記・鷲見―

 

 

この記事を書いた人

愛知県豊川市に拠点をおき、奥三河の山々をホームゲレンデに、四季のアルプスのピークハント、縦走、ロッククライミングから沢登りとオールラウンドな山登りをしています。
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