木曾川・正沢川細尾沢(2級上~3級)

★ 山行名 【木曾川・正沢川細尾沢(2級上~3級)】
★ 年月日 【2004年7月11日】
★ メンバー【宮尾、田中、白井、河合、梅沢、小野、上田】

前夜泊日帰りでそこそこ歯ごたえのある沢ということで、細尾沢を提案したら、梅雨明け前
の不安定な天候にも拘わらず大勢の参加者があり賑やかな山行になった。

7月10日(土)
20時市役所集合。中津川から19号に入り木曽駒高原スキー場へ。駐車場にテントを張り
2時頃まで賑やかに一杯会をやる。

7月11日(日)朝方一時雨、後曇り時々晴れ
朝5時半起床、6時出発。ものすごい睡眠不足で出発。スキー場を横断し正沢川本谷へ入渓
したらいきなり大粒の雨でめげる。平凡なゴーロ帯を2ピッチ半で細尾沢出合いに到着。
1ピッチ弱で細尾沢大滝に。9:00 40mの空中落下は圧巻である。手前の傾斜の強いルン
ゼも厳しそうなので、その少し手前、右岸の樹林から取りつき、強引に高巻約50分で大滝
の落ち口の上に出た。(山渓のR&S Booksの沢登り P134では左岸の高巻を紹介して
いた)

 

細尾沢 大滝


 

中流部のナメ


 

中流部の斜瀑

小滝をいくつか越えて行く。この左岸からガレが入るあたりの段丘はテント場になるようだ。
これより連瀑や斜瀑が続き楽しい沢登りとなる。巻くこともなく水流の中を歩け実に楽しい。
やがて上部がカール状の源流域が見えてくる。12:20 潅木のブッシュの中を少々の薮漕ぎで
進むとやがて水も涸れる。薮を抜けるとガレ場の急登で、木曽駒から北西面に伸びる尾根の
2800m上に出る(13:20)。 南にほぼ水平にトラバースすると登山道に合流する。木曽駒ま
では一投足であるが、標高差1600mはさすがに疲れた。14:00にようやく木曽駒山頂到着!!


 

 

頂上の写真、疲れた様子ながらみんないい顔してます。
下山は木曽駒と木曽前岳とのコル・玉ノ窪小屋から北面のカールに向けて福島Bコースを
下る。ひたすらのトラバースから七合目避難小屋(標高2410m)で大休止。新しい小屋で気持
ちがいい。あとはひたすらの棒尾根の下りで膝が笑ってくる。ようやく幸ノ川の橋から林道
に18時前に飛び出し、あとは思い思いのペースでスキー場の草原下る。お風呂に入り、夕
飯を食べて帰豊した。

<感想・上田>
直前の水曜日の例会で急な発案で、しかも梅雨どきで天気が怪しいのに大勢集まってくれる、
いいねえ。20代 1人、30台 3人、40代 1人、50代 1人、60代1人と豊川山
岳会らしいバラエティに富んだパーティ。夜行日帰りの沢登りとしては限界に近い
標高差1600mの往復。みなさん良く頑張りました。(別の本だと1泊2日の沢でした。
チェック不足でごめんなさい。)しばらくは山へ行きたくなかったとかいう声も聞きましたが、
アルプス3000mの日帰り沢登りは記憶に残る山行でした。

―記・上田―


		

この記事を書いた人

愛知県豊川市に拠点をおき、奥三河の山々をホームゲレンデに、四季のアルプスのピークハント、縦走、ロッククライミングから沢登りとオールラウンドな山登りをしています。
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