秩父・笛吹川東沢04.9.18】

★山行名【秩父・笛吹川東沢】
★年月日【2004 年9 月18~19 日】
★ メンバー【宮尾、鈴木】
[タイム]
初日:道の駅みとみ10:30 釜の沢金山沢分岐15:00
東俣泊16:30
2 日目 東俣7:30 甲武信岳小屋10:15 戸渡
尾根、徳ちゃん新道 道の駅みとみ13:30
《9 月18 日》晴れ~小雨
当日朝発で宮尾さんと雁坂トンネル出てすぐの道
の駅みとみで合流。広い駐車場なので気兼ねなく装
備を広げパッキングをする。
暫く西沢渓谷沿いの遊歩道を歩き、大きな吊り橋を
渡った後すぐ右の廃道になっている東沢の登山道に
入る。すぐに川原に出て沢靴を履く。
ちょっと歩いただけでエメラルドグリーンの綺麗な沢
になる。空気もいい。水の色が濃い淵があり、短かった
のですぐいけると思って入っていったら、思ったより深
くあわてて戻る。
時前に宮尾さんが「あれだけ水が濃いと深い」と言
ったがそのとおりで、水面を見て水面下の地形を読む
力も必要だと思った。そこは右側にまき道があり登る。
暫くは標高があまり稼げない登りだが、通りづらいとこ
ろは大抵右側に旧道があるので巻いて登る。
今日初めてのほかの登山者に出会う。テントを張っ
ていたので少し話すとまさにそこが釜の沢への分岐で
あった。ここを右に入らないといけないのだが、その登
山者に言われるまで沢があることにまったく気づいて
おらず、危うくまっすぐ行ってしまう所であった。
出る前一応宮尾さんの本でチェックしたはずが、ま
ったく活かされていなかった。今回は登山者に助けら
れたが、地形の観察と読図の習慣は課題だ。
ちょっとした滝を越えると、広々としたナメの回廊だ。
晴れていたらもっと綺麗だったと思う。
両門の滝で小休止したあと迷い滝では滝と滝の真
ん中にある道標のついたルートを取り、左側の沢に入
っていく。そこを越えると傾斜はゆるくなり、ところどころ
にテン場跡が出てくる。
僕も疲れてきたので、平地上部のテン場で泊まるこ
とにする。
《9 月19 日》晴れ
かなり速いペースで登る。今までより斜度も強い。部
分的に先頭を歩くが、岩場に取り付いてみると対岸に
虎ロープの張ってある正規ルートがあったりして、ルー
ト取りが難しい。
どのルートを取れば一番安全で、体力の消耗も少ないか。
今まではここを皆に頼ってきたが今後は意識して考えて行
動しなくては身につかないと思った。
途中また1:1の沢が出てきた。どちらにいくか迷ったが、
コンパスで正確に判断できたことがうれしく今後も習慣にし
ていけたらと思う。小屋のポンプ室が見えたところで靴を履
き替え、まもなく小屋着。
空身で10 分山頂に着く。その後は戸渡尾根を下り、途中
の分岐で徳ちゃん新道を選び下山。空気良く道も整備され
ている。
所感
先月谷川の沢に行った後ということもあり、思ったよりもゆ
とりを持って登れた。ザイルやバイルを使うところは無い。人
も多く入っており、おまけに道標もある沢は初めてなので「こ
ういうところもあるのか」という感じだった。
沢自体は綺麗で空気も良かった。水温が比較的高かっ
たのも登りやすかった。今まで沢登りで読図やルート取りの
判断を人に委ねていたが、これを繰り返していると、何回行
っても力がつかないと思った。今後は自分で意識して身に
着けていかなくてはと思う。
―記・鈴木―

この記事を書いた人

愛知県豊川市に拠点をおき、奥三河の山々をホームゲレンデに、四季のアルプスのピークハント、縦走、ロッククライミングから沢登りとオールラウンドな山登りをしています。
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