折立~太郎平~黒部本流~薬師沢~太郎平~折立

★山行名 【折立~太郎平~黒部本流~薬師沢~太郎平~折立】
★年月日 【2001年7月7日~8日】
★メンバー【鷲見(単独)】

この時期になると、避暑もかねて源流部に入り釣りがしたくなる。
毎年恒例になってしまったが、いつものパートナーの中村氏に子供が生まれるので
、私ひとりになってしまった。

7/6
夕方8時には寮を出発。途中モスバーガーで夜食をたべ、下呂温泉に入って途中仮眠
をし、6時に有峰のゲートを通過し、7時には折立へ。
7/7
折立から太郎平へは、3時間程で歩くが、富山から来ている日帰り組にビールをもら
う。汗をかいた後はとってもおいしい。
沢へは私以外2人組が行くようである。
例年に比べ雪が少なく、水の量も少ないようである。昨日は降ったようだが、あと
ずっと晴天のようである。
黒部の本流に行き、上流に向かって釣るが、あまり反応がよくない。そういえば
、小屋で働いている若い兄ちゃんもよく釣りをしているようだし、
さっき会った小屋の姉ちゃんも毛ばりを振り回していた。
2人組は私が釣っている横をさっさと通り過ぎ奥にいってしまった。ますます釣れ
なくなる。
しかたがないので、テントを張り、昼寝をしてから空荷で出発。
2人組は赤木沢の手前でテントを張っていて、4匹ぐらいキープしていた。
その先の釣堀にいくがぜんぜん魚がいない。
しかたがないので、引き返しながら釣りをするが、24センチのが一匹かかったのみ

今日は6匹しかつれなかった。
夜は焼肉ビールで眠ってしまう。
7/8
5時半起床。7時半出発で8時には薬師沢出会いへ。昨日の2人組が丁度来たので
、どうするのかと聞くと
もう帰るとのこと。帰るのが遠いというので、場所を聞くと、豊田らしい。
私はそのあと3時まで薬師沢を釣りあがり20ほど魚を釣った。最大25センチであっ
たが、今年の岩魚は妙に細いと感じるし、いい型がない。
もう釣られて、たべられてしまったのかもしれない。
途中、大きな岩の胸の高さぐらいの岩棚に、黄セキレイが巣を作っていて、中に
1センチ大の薄茶色の卵を5つもうんでいた。妙にかわいい。
登山道での高山植物は、イワハゼ、チングルマ、イワイチョウ、日光キスゲ、姫シ
ャクナゲ、御前橘。
太郎平周辺からは白山イチゲ、アオノツガサクラ、ミネズオウ、ツマトリソウ、ミ
ヤマキンポウゲ、タカネバラなどもでてきて
沢筋へ降りてゆくと、シナノキンバイ、リュウキンカ、こぶりの水芭蕉の群落がと
ても美しく、めにすずやかで、
白山千鳥や、ショウジョウバカマが彩りを添えている。
今回、一番見たかった、虫取りすみれが見当たらなかったのが残念である。2年前
にはあったのに!
4時に太郎平、6時前には折立に着き、帰りにまた下呂温泉につかり1時には豊川
へ帰っていた。
来週またこよう!
―記:鷲見―

この記事を書いた人

愛知県豊川市に拠点をおき、奥三河の山々をホームゲレンデに、四季のアルプスのピークハント、縦走、ロッククライミングから沢登りとオールラウンドな山登りをしています。
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