大井川水系赤石沢

【大井川水系赤石沢】07.9.8(田中)
年月日【2007年9月8日~9日】
メンバー【田中】
ルート:便ガ島~聖岳~百間洞~奥赤石沢出合
~聖・兎のコル~聖岳~便ガ島
9/8
西沢渡では轟々と音を立てて流れる濁流正直
今回もダメかと…。
でもとりあえず聖岳を目指す。聖岳最後の急登
の前の水場では今まで見たこともない程の水量。
で、聖岳山頂から眺める赤石沢は…。やはり今ま
で見たこともない程の水量。やっぱ今回もダメな
のかなぁ。
山頂では単独行の諏訪から来た40 代(推定)
男性と同じく単独行の磐田から来た50 代(推定)
男性と話がはずむ。
シーズンオフに南アに来る人とはホント話が合
うっていうか、気が合うっていうか…。
はたから見れば既知の3 人パーティーが話をし
ているように見えたに違いないだろう。
山頂をあとにし百間洞山の家へ。
間近でみる百間洞は水量が多く川幅が広くな
っている。流れはどこも白い飛沫を上げ、水勢も
強い。普段流れのないルンゼからもこうこうと水が
流れ落ちている。
とりあえず翌日朝まで様子を見ることにする。
少しは水が引けるとよいが…。
便ガ島6:15~10:45 聖岳11:20~15:00 百間洞
9/9
前日こうこうと水が落ちていたルンゼも水量は
ほとんどなくなっていた。百間洞もあきらかに川幅
が狭くなり、水量は減った。それでも普段の倍程
度であろうか。百間洞大滝までを目安にしダメそ
うならば引き返すつもりで出発。
ジャボジャボと腰まで浸かりながら百間洞を下
降。やはり水勢は強く、油断すると流されそうにな
る。百間洞大滝は左岸より簡単に巻く。他に巻き
2 回。いづれも左岸より巻く。
小1 時間で奥赤石沢出合。水量は1:2 程度。
水量は増えたがそれと比例して川幅も広くなった
ため腰程度の徒渉で済む。傾斜は緩い分、百間
洞と比べて水勢は弱い。それでも時折り流されそ
うになるので油断は出来ない。
奥赤石沢は滝場なし。しかし二俣手前で聖岳
側につめあがる2 本の支流には飛沫を上げる滝
がいっぱい。
登攀意欲を掻き揚げるが当然単独ではムリ。
かといってパーティーを組んだところで突破出来
る保障はないし…。完全遡行者はいるのだろう
か?気になるところ。
二俣は左。右は兎・小兎につめあがる。岩場が
発達しているので、こちらはかなり厳しそうな感
じ。
二俣から直ぐ左の支流をつめ上げると聖・兎の
コルに上がれる。多少の読図が必要。
【コースタイム】
山の家6:45~8:00 奥赤石沢出合~9:50 聖・兎
のコル~11:00 聖岳~15:00 便ガ島
やはり3000m級の山は水が引けるのに時間が
掛かるようです。2003 年に北沢出合で水が引け
るのを待っていたが、2 日程度では全く水量が減
らないのは当たり前ですね。台風や大雨の直後
は4 日くらい待たないとかなり厳しい遡行になりそ
うです。
-記・田中-

この記事を書いた人

愛知県豊川市に拠点をおき、奥三河の山々をホームゲレンデに、四季のアルプスのピークハント、縦走、ロッククライミングから沢登りとオールラウンドな山登りをしています。
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