今回も微笑まなかった赤木沢

夏山合宿赤木沢
2012年8月13日~14日
メンバー 梅沢、浅田
3年前に計画して天候悪化で途中断念した、日本一美しいと言われる赤木沢へ行って来た。
無情にも今回も赤木沢は微笑んではくれなかった。
8/13 (月) 曇り後雨
当初の計画では12日出発の予定でしたが、週間天気予報を見て日程を、一日後ずらしして
13日の早朝豊川を出発する。
高速道路を乗り継いで、折立登山口に10時に着く。
駐車場は満車状態であったが、なんとかスペースを見つけて身支度をする。
空はどんよりと曇っていて、今にも雨が落ちてきそうである。
赤木沢2012、8、 001
折立登山口
3年前を思い出しながら登山道を登り出す。
湿度が高く風も無い樹林帯の中を、汗をかきながら2時間程登ると三角点に着く。
赤木沢2012、8、 002
三角点
ここより少し下って暫く進むと森林限界となる。
森林限界に出だと同時に雨が降り出し雨具を着ける。
石畳になったり、木道になったりする登山道を進むが、3年前同様にガスっていて山は見えない。チングルマの花は既に無く、種の風車状態である。わずかにミヤマアキノキリンソウ、ニッコウキスゲが咲いていた。
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赤木沢2012、8、 007
ニッコウキスゲ
三角点から2時間ガスと雨の中を進むと太郎平小屋に着いた。
雨は小屋へ着く途中から止んで少し風が出てきたが、天候が回復する兆しは無い。
小屋の中で天気予報を見ると、明日明後日と雨の予報となっていた。
赤木沢2012、8、 003
小休止後薬師峠のテント場へ、少し登って下って15分程で着く。
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薬師峠のテント場
雨が降ってこないうちにテントを張り、明日の事は考えずビールで乾杯、くつろぎタイムとする。テント場には薬師岳、立山方面からの縦走パーテーや、これから雲の平、野口五郎、槍ヶ岳へ縦走するパーテーで40張り程のテントがあり賑やかである。
赤木沢2012、8、 006
我がテント
5時頃また雨が降り出したので、テントの中で夕食をとる。
それから一晩中雨は降り続いていた。時々雷鳴がなり雨脚も強くテントを叩く音で目が覚めた。
8/14(火)雨と時々曇り
まだ薄暗い4時に起きるが雨はまだ降っていた。
赤木沢遡行は今回も諦めて下山する事に決める。
朝食を食べて雨の様子を見ていると、幸いな事に止んで来た。
急いでテントを撤収し、パッキングを済ませて下山する。
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折立までの約3時間、雨が降ったり止んだりの天気あった。
下山の途中大きなザックを背負った学生らしい大パーテーに会う。
聞いてみると、総勢36名で新穂高まで縦走するそうで、今日は薬師峠のテント場までと言っていた。中高年の登山者が多い中(自分もそうであるが)多勢の若い登山者に会い、天候には恵まれなかったが、何故か爽やかな気持ちになった。
いつもの温泉で汗を流して、また来る事を話しながら帰豊した。
記 浅田

この記事を書いた人

愛知県豊川市に拠点をおき、奥三河の山々をホームゲレンデに、四季のアルプスのピークハント、縦走、ロッククライミングから沢登りとオールラウンドな山登りをしています。
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