沢登りが楽しすぎる。

【鈴鹿 ツメカリ谷】2015.7.12(後藤)
【年月日】2015年7月12日
【メンバー】高橋.小野.後藤

蒲郡集合(6:00)→林道手前駐車場着(7:40)→駐車場発(7:50)→入水(8:17)→発電所(8:52)→ピーク(13:30)→駐車場着(18:50)

移動距離17キロ

高橋名人と沢登り2回目の小野さん、私で鈴鹿の沢へ行ってきました。

道中の高速では三重県に近づくにつれてガスってきて、稜線は一切みえず大丈夫かなという感じでしたが、現地に着いてみたらなかなかのいい天気!!

ただ、上流まで車でいけるはずの林道がおととしくらいから封鎖されているようで林道の手前に車を停めることに。

駐車場にはすでに何台も車が止まっておりみんな準備しています。

わたしたちもパッキングして出発。

30分ほど林道を歩いたところで沢靴に履きかえ、川へ!!

冷たいけど気持ちいい~

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川にはたくさんの大きな石があってそれをよじ登ったり乗り越えてどんどん上流にすすんでいきます。

川の岩はつるんとしてるモノが多いので、普通のクライミングの様につかんで引くというよりは身体全体を使って突っ張ったり、手を返して押したりする動きが多いんだよと名人が教えてくれました。

確かに普段クライミングではあまり出てこないような動きが満載です。

 

しばらく進むと本日最初の泳ぎポイント!!

10mくらいの廊下(両サイドが壁なのでそう呼ぶそう)が登場します。

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ザックを前にして行くといいよと高橋名人に教えてもらっていざ出陣!!

ザブンと飛びこんだものの、まったく前に進まない。

どんなにかいてもバタ足しても進まない。

見た感じ流れのないおだやかな川なのにやはり上流からの流れがすごいのです。

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その次のポイントでは目指した着地点に着く前に流されて高橋名人が投げてくれたスリングを必死で掴み陸揚げされるという始末。

それでもいくつもの瀑流や岩を越えていくうちに自然と泳ぎも身体のうまいつかいかたもコツをつかんでくる。

習って慣れろですね。

途中(S字峡の滝の落ち口の)流れの強いところ(の渡渉)がありロープを名人に出してもらう。

強すぎて耐えきれないので名人にがっつりフォローしてもらってなんとか渡り切る。

膝くらいの水なのにこんなにも強い力なのかと驚愕する。

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ツメカリ谷(出合)で小休止。

そこからとにかくどんどん進む。

 

 

いくつもの滝を巻いたり越えたり。(ツメカリ谷の滝は全て直登)

廊下(釜)を泳ぎ。

滝の裏を通り抜け。

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どんどん川の上流へ。

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最後にふくらはぎがちぎれそうなほどの急登を登り切ってついに稜線へ!

はい!そしたらすぐに折り返し!

(尾根を乗越し白滝谷を下降。)

下りは滑らないように気をつけて慎重に。

泳ぎは流れに乗ってなので楽ちん。

でもだんだんと日が暮れて寒さに震えながらになります。

ひぐらしも鳴いていました。

沢靴はソールが薄いので足裏に石の感覚がダイレクトに伝わってきて川原(ゴーロ)を歩き続けるとかなりきます。

本流と合流したところ(白滝谷出合)で本日2度目の小休止。

しっかりとカロリーをチャージして残りを一気に下りきり、駐車場に戻ったのは18:50!!

なんと11時間も!!

おつかれさまでした!!

 

わたしにとって2回目の沢登り。

初めて行った本宮山の沢とはまた違って今回は泳ぎという要素が入ってきました。

もう何年も泳いでないけど大丈夫かな?と心配でしたが、ザックが浮き輪代わりとなり、焦ってバタバタしなければ沈んだりしないので泳ぎが苦手な人でも大丈夫そうです。

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そして何より一つの滝を越える毎にため息が出るほどの美しい景色が広がり、水の中を覗きこめば魚やオタマジャクシ、アカハライモリもたくさん!!

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こんなきれいな景色の中で遊べるなんて楽しすぎる!!と何回も思わずにはいられませんでした。

でも顔が水に何回も濡れるので日焼け止め塗りなおした方がいいかな?というのもチラチラ頭によぎりました。

かなり長時間の山行で身体はボロボロですが、心はなんだかすごく元気です。

 

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<追記>

両名共2回目の沢登りで長時間行動お疲れ様でした。

神崎川本流での長いゴーロ歩き(おっきな岩がゴロゴロしたところ)

廊下帯や釜での水泳

急流の渡渉

下降時の激流滑り(?)

などなど色々体験出来てよかったと思います。

でも多分S字峡の滝の落ち口の渡渉で一番びびっていたのは私でしょう。

以下覚書として

ツメカリ谷へはR421→林道→風越谷の登山道→瀬戸峠→神崎川本流→ツメカリ谷出合

が最短。ただし本流の楽しい部分は割愛されてしまう。

朝明渓谷から山越えしてもしかり。

<追記>及び本文への加筆・訂正:高橋

この記事を書いた人

愛知県豊川市に拠点をおき、奥三河の山々をホームゲレンデに、四季のアルプスのピークハント、縦走、ロッククライミングから沢登りとオールラウンドな山登りをしています。
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