ぎゃ~!!アブだ!ヒルだ!のヤケゴ谷!!

【鈴鹿ヤケゴ谷】2015.8.30(後藤)
【年月日】2015年8月30日
【メンバー】高橋、小野、直里、後藤

(コースタイム)

8:00出発~13:10釈迦が岳三角点着~昼休憩50分~14:00下山~16:30駐車場着

行動時間9:15

距離11km

 

雨がしとしと降る沢日和の朝6時に蒲郡へ集合していざ出発!!

 

7時半頃現地に着くとどんよりとした曇り空!

なんて沢日和なんだろう!!

準備して早々に出発。

寒がり直里(すぐり)さんはウエットスーツを準備。

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後ろのチャック閉めて~♡

 

橋の脇から入渓するも、すぐに堰堤に阻まれる。

堰堤を巻く時にヒルに本日初遭遇!!

その時はキャッ!ヒル!やだーってペペっと怯えながら振り払いました。

合計で6つくらい堰堤。

大きい堰堤を越えるとバックウォーターがあり、そこの下地は砂で足を踏み入れると底なし沼のようにズブズブと沈みます。

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堰堤を全て越えるといよいよ沢らしくなってきます。

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水もなかなかひんやりしてるけど湿度が高く蒸すのでそこまで寒くはない感じ。(わたしは。)

 

高橋名人、私、直里さん、小野さんの順でどんどん進んでいると後方でアクシデント発生!

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直里さんアブに後頭部を刺される!!

その直後小野さんも右手を刺される!!

それがものすごい激痛らしく(本人談)その後小野さんのテンションはみるみる下がっていきました。

 

滝を巻くときなど沢を少しそれた山道を通る時によーく地面を見るとヒルがたくさん!!

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ヒル達が天を仰いで絶賛呼び込み中~

高橋さんは早速吸われて丸々と太ったヒルが足からコロリ。

準備してきた飽和食塩水スプレーを吹きかけるとなんと….

 

 

↓閲覧注意↓

 

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口から吸った血を吐き出しながら縮んで苦しみ始めた!

それはまさにヒデブ~と言わんばかり!!

血を吸ったヒルを見かけたら是非やってみて下さい!

最初はあんなに怖がってたヒルだけど、もう全然怖くない!

見つけたら進んで殺しにいきます!

 

そんなこんなで沢の終わりはかなり急登で登ったもののそこから上が悪すぎるので、懸垂で降りて登り直したり。

かなりガレてて岩も浮き石が多く慎重に登らないと危ない箇所もいくつか。

稜線に出るまでの50mはかなりきつくふくらはぎが千切れるかと思うほどでした。

 

稜線に出てからは釈迦が岳までの快適な登山道を歩き10分ほどで三角点に到着!

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昼休憩。

雨が途中で降ってきたけど気にせず食べる。

コーヒーまで飲む。
沢登に雨は関係ありません。

 

その後尾高観音方面への登山道で下山するのだがこれがかなり悪い!!

特に最初の50m。

ほぼ垂直みたいな道でわたしは後ろ向きで降りていたにも関わらず滑落…泥まみれに。

そこからも落ち葉が堆積し滑りやすく急な道なき道を進む。

そしてこれでもかという程のアブとヒルによる熱烈大歓迎!!!!!!!!

今までの沢の下山は天国だったなと思えるほどでした。

疲れた~暑い~ヒルだー殺せーアブだー叩けーなどブツブツ言いながら下山。

また沢に入りアイシング兼水浴び兼洗濯!!

 

あー今回も楽しすぎる沢でした!

 

 

今回の沢果

高橋名人:ヒル1箇所

直里さん:ヒル1箇所.アブ1箇所

小野さん:アブ1箇所

後藤:なし(笑)

 

【わたしのヒル対策】

飽和食塩水スプレー(お湯50ccに食塩水15gを溶かしたもの)を沢に入る前に沢靴の履き口のスエット部分にスプレーを吹きかけしっかりと染み込ませておく。

それにより靴が水に濡れても最初の食塩水が残るのでヒルは靴についてもそれ以上は上がってこない。はず。

今回これでヒルの被害には遭いませんでした。

 

ちなみに小野さん達を襲ったアブはアカウシアブというらしく刺されると半端なく痛いそうですよ~

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こいつを見かけたら警戒してください!!

翌日手がロケットパンチになったそうです。

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発射!!!!!!!

【追記】
秋雨前線による連日の雨で沢は増水気味。
平常時の1.5倍程度は水量があるような感じ。
どの滝みても白濁してるし。。。

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ただし見た目によらず水勢はなく水線沿いに難なく進める。
滝は小滝ばかりでいずれも直登出来る。
沢の詰めは左俣へ。
左俣に入って本流が左に折れる所(支流はまっすぐ)に小滝の連瀑帯があるが参考にしていた記録とあまりにも違う。
ほぼ水の無い小滝の連瀑…のはずが6mくらいの幅に水がじゃかじゃか流れている。
小さいながらもバーチカルだし、あからさまに岩は脆そうだし、水流でホールドは見づらいし。
って事で左岸尾根を木登りして高巻き。
小さく巻いて連瀑帯最後の樋状滝の手前に懸垂下降で降り立つ。
樋状滝7mをおのおのフリーソロで登るもステミングがしっかり出来ないと1手悪い。
フィナーレは水の無くなったガレガレの沢を登り適当な所で尾根に上がる。
少しの藪漕ぎで稜線に。
釈迦ケ岳三角点まで5分と掛からず。

下りは釈迦ケ岳東尾根。
痩せ尾根且つ傾斜の急な尾根。
落ち葉の堆積も凄いし、そこらじゅうに木の根が出ていて滑りやすい。
赤テープはそこかしこにあるが一般向けではないな。

追記:高橋

この記事を書いた人

愛知県豊川市に拠点をおき、奥三河の山々をホームゲレンデに、四季のアルプスのピークハント、縦走、ロッククライミングから沢登りとオールラウンドな山登りをしています。
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