今期 初バリエーション サギダル尾根

【中央アルプス サギダル尾根】
【年月日】2016年12月10日
【メンバー】L.白井、白木

翌日の雪上訓練に先駆けてサギダル尾根に登ってきました。(ブログ書くのがずいぶん遅くなりました・・・(._.))
10日の朝一番のロープウェーで千畳敷にあがろうとしましたがこみこみで乗れず、10時頃のバス&ロープウェーで千畳敷に移動しました。千畳敷に着くと快晴で今季初の雪山に心が躍ります。駅からはサギダルの頭もバッチリ見えました。
11時ごろ登山開始。尾根に向けてどんどん標高をあげていきます。尾根に迫ってみると7人パーティーが取り付いていました。ロープを出したり装備を整えたりしており、しばらく待ったのですが進む様子が見えないので隣のルンゼか岩稜を登り、サギダルの頭を目指すことにしました。トレースもなく、リーダーの白井さんの判断で進みます。
初めは傾斜もそこそこで雪が多かったのでラッセルで進みます。しかし、だんだんと傾斜が増していき・・・いつの間にか垂直バリエーションに(+_+)!ダブルアックスで登ります。内心「ロープほしいなぁ・・・」と思いつつも、その言葉を飲み込みつつ必死に登りました。一方の白井さんはリズムよくアイゼン、アックスを効かせて登っており、さすがでした。
血流再開による手の痛みや高度感に堪えつつ、何とかルンゼを越えると、本来のルートと合流し細めな稜を越えるとサギダルの頭に到着しました。

サギダルの頭は風は強かったものの、快晴で抜群の景色でした。
風がよけられるところを探しつつ稜線をうろうろしていると何ともちょうどよさそうな場所が!
風もなく、広さも十分なここにテントを張ることに決定。13時頃に到着しました。テントを張り、しばらく稜線を散策しましたが・・・「風も強いし、帰ってゆっくりしよ」的な考えがだんだん大きくなり、13時50分頃にテントに戻り、少し早いですが宴会になりました。でも、本当に風もなく空の青さが深く、雪山のきれいな雰囲気を満喫できるサイト地でした。

18時に就寝し、翌朝からは浅田さんたちと合流して雪上訓練に参加しました。ダブルアックスで登る感覚に、旭岳東稜を思い出しました。行動時間こそ短かったものの充実した登山を楽しむことができました。今季の冬山がとても楽しみになる山行でした。

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