槍ヶ岳日帰りトレラン

【槍ヶ岳日帰りトレラン】20.10.3(原田)
【2020年10月3日】
【メンバー】L古賀、夏目、Mさん、原田

今年はコロナの影響でトレランの大会がほとんど中止です。そんな中、古賀さんから槍ヶ岳日帰りトレランという面白い山行計画を立てていただき、古賀さんの友人のMさんを含め4人で行ってきました。
なんと夏目さんは初トレランデビュー!
メンバー的に古賀さんと古賀さんの友人Mさんがうささんチーム、夏目さんと原田が亀さんチームになると予想。待っててもらうのは申し訳ないなと思いながらもこんな素敵な山行に参加できるチャンスはなかなかないと思い参加させていただきました。

10月2日(金)のPM9時音羽蒲郡に集合。奥飛騨温泉郷の道の駅にてテントを設営し1時就寝。4時に起床し朝食を済ませトレラン装備を準備し5時過ぎに道の駅を出発。鍋平など無料の駐車場は全て満車。当初予定していた有料駐車場もまさかの満車。別の有料駐車場が空いていたため駐車できて一安心。しかも登山口に超近いではないですか!!逆にラッキー🎵

5時40分新穂高温泉登山口からトレランスタート!
苦しみを楽しむド変態の旅の始まり始まり~
まずは長い林道から始まります。

白出沢出合で林道が終わりいよいよ登山道へ。岩の多いゴツゴツした登山道の樹林帯をハイペースで登ります。

あっという間にチビ谷出合。そして7時40分頃、出発して約2時間で滝谷避難小屋に到着。いいペースで進み滝谷出合を過ぎ槍平小屋を目指します。

いくつか谷を渡ります。

いくつかの谷を渡る中でジャンダルムが見えるポイントがありました。

ジャジャジャジャーン!!

ジャンダルムじゃーん!!
遠くから眺めてもカッコいい~!
一本の細い木を渡る場所もありました。

何回か谷を渡りどこがどこの谷だったか記憶が曖昧ですみません(汗)
8時半頃槍平小屋に到着。キンキンに冷えた水とエネルギー補給をし少休憩。
まだまだ樹林帯が続きますが小屋を過ぎてからは徐々に急坂になり険しくなります。

だんだん高度を上げると展望がひらけてきて少しずつ紅葉が始まっていました。

森林限界を越え千丈分岐点に到着。

上を見上げると飛騨乗越までまだまだ長いし急登~…ふぅ~。。。でも初秋の景色が美しい!!苦しみも楽しんで頑張ろう!!
ドM根性の見せ所~
リーダーの古賀さんきまってます!

高度が上がった分酸素の薄さを少しずつ実感し息が上がります。急登の長い登り苦しい~!!
うささんチームはハイスピードでどんどん進みあっという間に上の方へ。
亀さんチームは無理せず、でも一般登山者より速いペースで進みます。
途中でチングルマ発見。

夏目さん『このハゲ散らかした感じのチングルマ好き』ねぇ、表現!!もうちょっとオブラートに包んだ優しい日本語は無かったのか…でもハゲ散らかした感じって分かる気がすると納得。
『この感じは秋の今しか見れんもんで貴重だに』との事。初秋の槍ヶ岳を感じました。苦しい中でもキレイな景色や高山植物を楽しむ事も大事ですね。チングルマに元気を貰いました。
ここからまだまだ飛騨乗越までの急登のガレ場のジグザグが長かった~。
途中でガス?雲?が出てきて焦ります。けどこれもまた幻想的。

あともう少しで乗越だ!
頑張って無理矢理笑顔を作る夏目さんと原田。

笑ってますがかなりキツかった。
そしてついに飛騨乗越に到着。

この時点でうささんチームは槍ヶ岳山荘に着いていたと思います。
ここまで来れば後は眺めの良い道を山荘目指していくのみ!途中のテン場はガラガラでビックリしながら山荘で古賀さん達と合流。お待たせ致しました。
ここまで来たらあとは穂先を目指すのみ!『こんなにテン場も頂上への道も空いてるなんてめずらしい』と古賀さん。高所恐怖症のMさん『本当にここ登るんですか?』との問いに『こんなに空いてる事ないしここまで来て登らないなんて!』という事でザックを山荘にデポしいざ頂上へ!

岩場、はしごと登り…

高所恐怖症のMさんも無事にみんなキターー!!

無事登頂イエーイ!!11時半頃の6時間で到着。

青空とはいきませんでしたが360度のパノラマビュー。山頂には数人いる程度でした。

達成感に浸った後は気を引き締めて慎重に岩場を下山します。
Mさんも頑張ってます。
Mさんの勇気に拍手です。

山頂は風は穏やかでしたが寒かったので山荘でココアを飲みながらホッと一息タイム。酷使した冷えた体に温かいココアが身に染みる~
コロナ対策のためにビニールカーテン?がありました。

12時半頃下山開始。帰りも同じルートで下山です。ここで夏目さんの両膝が悲鳴をあげ爆発しゆっくり下山する事に。しかしさすが古賀さんのスピードは速い!あっという間に離れます。私もせっかくなので走ったり歩いたりしながら途中で古賀さんと合流したりみんなと合流を繰り返しながら高度を下げていきます。

槍ヶ岳を走れるなんて最高!!古賀さんのヒャッホー!に続き原田もヒャッホー!

とりあえず槍平小屋までという事で途中から古賀さんのスピードがさらにアップ!あっという間に見えなくなり3人で歩いて下ります。
槍平小屋で古賀さんと合流しここで少休憩。
最後の樹林帯は走りましょう!という事でうささんチームは走って下り、亀さんチームは夏目さんの膝が走れる状態ではなかったので歩いて下ります。その途中で原田は寒さで胃腸トラブルになりました。
うささんチームは16時半頃新穂高登山口にゴール。
亀さんチームは18時過ぎにゴール。
うささんチームの所用時間は約9時間半。

目標の11時間どころか10時間切り!なんてこったい!!
亀さんチームの所要時間約11時間10分。

膝の故障の痛みに耐え11時間前半でゴールした夏目さんの気合いに拍手です。

ひがくの湯で汗を流し、ひらゆの森のレストランで男性陣は飛騨牛ステーキで酷使した体にエネルギー補給。原田は胃腸トラブルのため夕食食べず…
車に戻ってきた3人は高級肉の匂いをプンプン漂わせて車に戻ってきました。あー私も飛騨牛ステーキ食べたかったなぁ…(泣)
そんなこんなで11時半頃音羽に帰ってきました。

苦しみも楽しもう!
鏑木選手の言葉です。
あの千丈分岐手前からの薄い酸素の中での急登の苦しみも、下山してみれば達成感と良き思い出に。
高山のトレランは初めてでしたが今回も楽しいトレランでした。
ありがとうございました。

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