松峰小屋泊から仙丈ケ岳へ

【仙丈ケ岳】20.8.22(河合)
【2020年8月22日~23日】
【メンバー】河合、遠山、二橋

≪行動記録≫
22日
柏木駐車場10:43~中間水場12:40~松峰小屋14:40
23日
松峰小屋3:35~丸山谷ノ頭5:30~地蔵尾根合流7:45~仙丈ケ岳8:05着~地蔵尾根合流8:35~丸山谷ノ頭~中間水場12:40~柏木駐車場13:40

(22日)
地蔵尾根は、地図で眺めただけで行ったことはない。トランスジャパンアルプスレースのコースになっているのは知っていたので一度は行きたいと思っていた。今回、天候が心配されたが行くこととした。

朝、河合家7時集合。10時過ぎに駐車場に到着。
駐車場はすでに満車状態

トイレの横に1台スペースが開いていたので、停めさせていただいた。トイレの横の水はとても冷たく飲料水としても利用できる。有り難い。

スタート

歩き出すと、今日も暑さとの戦いで、汗が噴き出る。15分で孝行猿の墓到着。
孝行猿の墓

約50分で林道との交点にでたので少し休憩。
途中の道

中間水場までは、基本なだらかな山道で一部林道を歩きます。
中間水場では、冷たくおいしい水が出ていた。また、大きなマルバブキダケが咲いた。
今日は、4時間30分の行程なので、とても気が楽。中間水場から林道を歩き、松峰小屋を目指す。
途中、廃道になった林道にバラや倒木があるため、昔からの登山道を進む。
初めてのコースは地図を見ながら進みますが、今までスマホアプリは「ヤママップ」を使っていましたが、今回、2回目の「ヤマレコ」を使う。
松峰2,080mのトラバースで雨がパラパラ降り出したため、カッパを着たがすぐ雨は落ち着いた。
トラバース付近

松峰小屋は、主尾根から100m下ったところにあった。
松峰小屋の風景

松峰小屋入口

テントシートを床に敷く

水が取れた沢(水はちょろちょろ)は、小屋から約10分下る

まったりと食事

松峰小屋は、最初は埃っぽく、じめじめ感が満載であったが、風を通し、しばらくすると居心地がよくなり、宴会へと進んだ。小屋は貸し切り状態で、この地蔵尾根は1日日帰り登山者が多いように思った。今回は、日帰りをやめて小屋で1泊して山をゆっくり楽しめたので正解であった。19時過ぎには就寝したが小雨がぱらつき明日の天気が心配であった。

(22日)
朝2時起床。3時35分小屋を出発。星空が自然とやる気にさせてくれる。天候は、今のところ問題はない。
荷物はサブザックに詰め替え、不要なものは尾根に出たところにデポした。
真っ暗な登山道を進むため、朝の行動はスピードが上がらない。ゆっくり行こう。
明るくなり、標高も稼いでくると、高山植物が所々に顔を出す。

植林限界を超え視界が開ける

中央アルプス

遠くには、中央アルプスや御嶽山から煙も見えた。

中央アルプスをバックに

見えるは仙丈ケ岳

地蔵尾根は初めてなので、こちらから見る仙丈ケ岳も中々良い。
空気も薄く感じるが、開けた空間や吹き抜ける風も心地よい。

仙丈ケ岳へ登る尾根の途中から仙丈小屋を眺める

仙丈ケ岳頂上

仙丈ケ岳山頂には、2人の男性が見えて写真を撮っていただいた。
話をすると、一人の方は、トランスジャパンアルプスレースを3回完走され、しかも、上位に入られたらしい。もう一人の方は、今度、挑戦されるとのこと。今回の山行は、柏木駐車場~仙丈ケ岳~三峰岳~熊野平小屋(泊)の往復をされているらしい。しかも、山頂8時に着いている。さすがでございます。オーラが違いました。

甲斐駒方面

北岳方面

頂上で景色を楽しんだ後は、ひたすら下る。松峰小屋近くの尾根にデポしたザックを回収し柏木駐車場を目指す。駐車場に着いた時には、セミの声がうるさかった。山頂は、静かで涼しく、貸し切りに近い状態だったが、現実に戻った。

地蔵尾根ルート図

 

この記事を書いた人

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