【長良川水系 海ノ溝洞】26.7.20(中田)
【2026年7月20日】
【メンバー】白井、二木、中田
3連休で湯檜曽川本谷を遡行する計画であったが、天気が悪く中止に
転進先として私が2年前に途中で敗退した海ノ溝洞へ行くこととなった。
道具
沢靴(ラバー)、クライミングロープ30m、フローディングロープ30m、カム・ハーケン類など
19日
川浦渓谷駐車場で前泊。
暑かったためテントを張らずに寝たら、ブヨに7箇所刺されて次の日から痒くて仕方がなかった。
前泊する時は何らかの対策が必要である。
20日
6:30 門番の滝より下流の左岸から懸垂下降で入渓。
川浦谷川の本流へ降りる。ヌメヌメで歩きにくい。
立木を利用して懸垂下降
朝一から本流のトロを泳ぎ、門番の滝が見える場所まで進む。
トロは水量少なめで泳ぎやすかった。
門番の滝は左岸際を泳ぎ、適当なところでバンドに登る。滝を横目にトラバースして進んだ。
本流から門番の滝
滝を越えた後も水流の強い落とし込みが続く。
二木さんは泳いで正面突破する。自分と白井さんは泳ぎたくないのでヌメヌメの左岸から慎重に進む。
次の1.5mCSは右岸から巻いた。
巻きは登るのは容易いが、下りは支点がないので懸垂下降ができず高度感のあるクライムダウンとなる。
巻きのクライムダウン
巻きを終えたところで休憩。
日の入らない谷なので、泳ぎで濡れた体が温まらず寒い。
白井さんのタバコは袋に入れてあったが激しい泳ぎで浸水し、シナシナになっていた。
その後は核心の大釜5m滝まで、泳ぎと登りが連続する。
ロープを出すような難しい箇所はなく、楽しみながら進んだ。



側壁20mの滝?
2m CS前のトロを泳ぐ

2m CSは右岸から越える
9:00 第1核心の5m大釜の滝に到着
二木さんがリードで取り付く。
細かいスタンスとホールドを探しながら突破!さすが!!
落口の右岸壁に支点をとり、ロープをFIXしてもらう。
5m滝を攻略中の二木さん 中間支点はとれない
次は1m CSだが、他パーティの記録を見ていると水流が危険そうなので(反転流?)左岸壁から巻いた。
奥に見えるのが1mC S
9:50 河床に降り少し進むと第2核心の灰色 CSに到着
相変わらず CSの存在感がすごい。
前回はここで敗退した悔しさがあったので、最初にトライさせてもらった。
左岸側から泳ぐがCSに近づくほど水流は強くなり押し流されてしまう。
試しに右岸側からも泳いでみるが、左岸側からの方が進みやすかった。
何度かチャレンジしたが体力切れで断念。
試しに右岸側からトライ。
刃牙に出てくる時速20kmで流れるプールを泳いでいるかのようであった。
2番手で二木さんがトライ。
何度かチャレンジするが、同じく流されてしまう。
最後に中学生の時に水泳部だった白井さん。
何回目かのチャレンジで流れの強いところを抜け、左岸の水流が巻いている窪みまで泳ぐ!
さすが水泳部!コツは壁に張り付いて水の抵抗を少なくすることだそう。
左岸の窪みに収まる白井さん
しかし、CSの隙間に取り付くには白泡立つ急流が残っている。
白井さんが試みるが手がかり足掛かりがなく、泳ぎで突破するのは難しそうであった。
窪みのクラックにカムで支点を作り、ロープを折り返す。
30mのフローディングロープを持ってきて正解だった。
白井さんと代わり、自分が再チャレンジ。
窪みから何度かハンマーを投げてみるが上手くいかなかった。断念。
長いこと水に浸かっていたので、寒さでガクブルである。
1人では難しいのではないかと判断し、白井さんが二木さんを押し出すことで CSの隙間に取り付くことができた。
2人の連携で抜けた!
ワイドクラックを二木さんが登り、 CS上の流木に支点を作る。
ライフジャケットを着ているとワイドは登り辛そう
後続はロープを使って楽々突破できるね!やった!と思っていたが、甘くはなかった。CSに近づくと支点が上にあるため釣り上げられる寸前の魚のように流されて隙間に近づけないのである。二木さんの助けがあり、何とか抜けることができた。
白井さんは問題なさそうだったのでコツがあるのだろうか?
ここが今回の沢で一番辛かった。
CSの上から見える3m滝を見に行ってみたが水流が強いうえに、ホールドがなく厳しそうであった。
3m滝
CS上の左岸壁は厳しそうで、中間支点もとれそうにない。
撤退を考えたが「泳いで戻るのは嫌だ!もうこの沢には来たくない!」という気持ちが勝り、できれば使いたくなかったお守りがわりのペッカーを2個使い人工で突破した。
ペッカーを使うのは初めてだったので、イマイチ信用できずドキドキ
その後は谷底に光が入りはじめ、美しいゴルジュを堪能しながら進んだ。
開けたところで休憩。カップ麺が身に沁みる。
13:50 林道が見えたあたりから適当に脱渓し、遡行終了。
今回は水量が少ないことや大ベテランの白井さん、イケイケな二木さんというメンバーに恵まれて無事に終えることができた。お二方には感謝です。
実は前日の渓流釣りで尺イワナを釣り上げ上機嫌な私だったが、あの寒くてヌルヌルな谷へまた行くのか…と段々と気持ちが沈み、入渓直前にはその気持ちがピークを迎え、内心帰りたくて仕方がなかった。
しかし、いざ始まってしまうと楽しく、遡行後にはこれからも難しい沢にチャレンジしてみたいと思うことができ良かった。
ただ、暫くは癒しの沢に行きたいなぁ






