3.もっと地図を深堀しよう

目次

等高線    

 地形図は、平面図ですが、地形図を見慣れてくるとこの平面図が3Dの立体的に見えてきます。初心者の方は、尾根と沢の区別がつきにくく、「等高線」って何?と言われる方が多いので、等高線について少し説明します。
 実際の地形を標高10mごとに区切ったものを等高線と呼んでいます。標高50mごとの太い線を形曲線。標高10mごとの線を主曲線。平坦で標高10mごとでは地形を表現しにくい場合は、主曲線の半分の標高5mで補助曲線が引かれています。

【計曲線・主曲線・補助曲線】

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【地形と等高線】
 等高線はどのように描かれるのか?実際の地形と等高線の関係を見てみましょう。

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【地形と等高線(3D)】
 立体的に地形と等高線の関係を見てみましょう

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 イメージ湧きましたか?等高線を理解すると、次の「尾根と沢」の項目が分かりやすくなると思います。また、隠れ小ピークや、隠れ小コルも理解できるようになると、益々、読図が楽しくなります。

尾根と沢    

 尾根と沢を地形図から見つける。始めの一歩です。この尾根と沢が理解できれば、地図読みも一気に楽しくなります。ちょっとだけ熱く語ってみたいと思います。
私が高校登山部の時の恩師の山田猛先生から教わった方法ですが、今でも十分使えます。今思えば原理原則の基本を色々教えていただきました。その一つは、等高線に色を塗ることです。では、スライドで見てみましょう。

【等高線に色を塗る】

いかがですか?人生に1度くらい、地図と向き合い、等高線に色を塗る。この地味な努力がきっと役立つときがきます。もう一つ、尾根と沢のスライドを見てください。

【尾根と沢(ピーク・コル)】

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【尾根と沢のでき方】
 昔、皆さんが子供の頃、砂場で富士山を作りませんでしたか?その富士山にじょうろで水をかけて遊びませんでしたか?次のアニメーションは、そんな砂山に水を掛け、尾根と沢ができる様子をイメージして作成しました。ご覧ください。

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 いかがでしたでしょうか。尾根と沢は、自然が作り出すもの、それを地形図で表現しています。では、これから、実技編に移ります。実際に尾根と沢を探す練習をしましょう。練習方法をアニメーションで見てみましょう。

【地形図の上で尾根と沢を探す練習方法】
 大きな尾根と大きな沢をまず見つけます。次に、なるべく小さな尾根や沢を見つける練習をします。

日本100名山で尾根と沢を見つけよう   

 日本100名山の尾根と沢を見つけてみましょう。画像をクリックするとパワーポイントが現れ、尾根と沢を見ることができます。また、「登山道の特徴物を見つけよう」をクリックすると登山道の特徴物を見ることができます。

【001 利尻岳(1,721m)】
★利尻岳 登山道の特徴物を見つけよう

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【002 羅臼岳(1,661m)】
★羅臼岳 登山道の特徴物を見つけよう

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【003 斜里岳(1,547m)】
★斜里岳 登山道の特徴物を見つけよう(ここをクリック)

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【004 阿寒岳(1,499m)】
★阿寒岳 登山道の特徴物を見つけよう

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【005 大雪山(旭岳)(2,291m)】
★大雪山 登山道の特徴物を見つけよう

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【006 トムラウシ山(2,141m)】
★トムラウシ山 登山道の特徴物を見つけよう

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【007 十勝岳(2,077m)】
★十勝岳 登山道の特徴物を見つけよう

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【008 幌尻岳(2,052m)】
★幌尻岳 登山道の特徴物を見つけよう

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【009 後方羊蹄山(1,898m)】
★後方羊蹄山 登山道の特徴物を見つけよう

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【010 岩木山(1,625m)】
★岩木山 登山道の特徴物を見つけよう

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【011 八甲田山(1,584m)】
★八甲田山 登山道の特徴物を見つけよう(ここをクリック)

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【012 八幡平(1,614m)】
★八幡平 登山道の特徴物を見つけよう

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【013:岩手山(2,038m)】
★岩手山 登山道の特徴物を見つけよう

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【014:早池峰山(1,917m)】
★早池峰山 登山道の特徴物を見つけよう(ここをクリック)

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【015 鳥海山(2,236m)】
★鳥海山 登山道の特徴物を見つけよう

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【016 月山(1,984m)】
★月山 登山道の特徴物を見つけよう

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【017 朝日岳(1,870m)】
★朝日岳 登山道の特徴物を見つけよう

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【018 蔵王山(1,841m)】
★蔵王山 登山道の特徴物を見つけよう

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【019 飯豊山(2,128m)】
★飯豊山 登山道の特徴物を見つけよう

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【020 吾妻山(2,035m)】
★吾妻山 登山道の特徴物を見つけよう

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【021 安達太良山(1699.6m)】
★安達太良山 登山道の特徴物を見つけよう

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 【022 磐梯山(1,816m)】
★磐梯山 登山道の特徴物を見つけよう

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【023 会津駒ヶ岳(2,133m)】
★会津磐梯山 登山道の特徴物を見つけよう

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【024 那須岳(1,917m)】
★那須岳 登山道の特徴物を見つけよう

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【025 魚沼(越後)駒ケ岳(2,003m)】
★魚沼(越後)駒ケ岳 登山道の特徴物を見つけよう

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【026 平ヶ岳(2,141m)】
★平ヶ岳 登山道の特徴物を見つけよう

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【027 巻機山(1,967m)】
★巻機山 登山道の特徴物を見つけよう

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【028 燧ヶ岳(2,356m)】
★燧ヶ岳 登山道の特徴物を見つけよう

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【029 至仏山(2,228m)】
★至仏山 登山道の特徴物を見つけよう

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【030 谷川岳(1,977m)】
★谷川岳 登山道の特徴物を見つけよう

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【031 雨飾山(1,963m)】
★雨飾山 登山道の特徴物を見つけよう

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【032 苗場山(2,145m)】
★苗場山 登山道の特徴物を見つけよう

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【033 妙高山(2,454m)】
★妙高山 登山道の特徴物を見つけよう

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【034 火打山(2,462m)】
★火打山 登山道の特徴物を見つけよう

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【035 高妻山(2,353m)】
★高妻山 登山道の特徴物を見つけよう

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【036 男体山(2,486m)】
★男体山 登山道の特徴物を見つけよう

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【037 奥(日光)白根山(2,578m)】
★奥(日光)白根山 登山道の特徴物を見つけよう

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【038 皇海山(2,144m)】
★皇海山 登山道の特徴物を見つけよう

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【039 武尊山(2,158m)】
★武尊山 登山道の特徴物を見つけよう

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【040 赤城山(1,828m)】
★赤城山 登山道の特徴物を見つけよう

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【041 草津白根山(2,171m)】
★草津白根山 登山道の特徴物を見つけよう

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【042 四阿山(2,354m)】
★四阿山 登山道の特徴物を見つけよう

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【043 浅間山(2,568m)】
★浅間山 登山道の特徴物を見つけよう

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【044 筑波山(877m)】
★筑波山 登山道の特徴物を見つけよう

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【045 白馬岳(2,932m)】
★白馬岳 登山道の特徴物を見つけよう

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【046 五竜岳(2,814m)】
★五竜岳 登山道の特徴物を見つけよう

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【047 鹿島槍ヶ岳(2,889m)】
★鹿島槍ヶ岳 登山道の特徴物を見つけよう

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【048 剱岳(2,999m)】
★剱岳 登山道の特徴物を見つけよう

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【049 立山(3,015m)】
★立山 登山道の特徴物を見つけよう

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【050 薬師岳 (2,926m)】
★薬師岳 登山道の特徴物を見つけよう

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【051 黒部五郎岳 (2,840m)】
★黒部五郎岳 登山道の特徴物を見つけよう

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【052 水晶岳 (2,986m)】
★水晶岳 登山道の特徴物を見つけよう

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【053 鷲羽岳 (2,924m)】
★鷲羽岳 登山道の特徴物を見つけよう

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【054 槍ヶ岳 (3,180m)】
★槍ヶ岳 登山道の特徴物を見つけよう

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 いかがでしたでしょうか?何度も何度も繰り返すうちに、自然と尾根と沢が分かるようになります。このHPでは、少しでも地図に興味を持ってもらうために、アニメーション(パワーポイント)で作成するよう心掛けています。

地形的特徴物    

 地形的特徴物は、現在位置確認の重要なポイントです。色々な特徴物を知ることによって、読図能力が向上することは言うまでもありません。それでは、特徴物について説明します。
 分かりやすい特徴物として、「ピーク」、「コル」、「道の分岐」、「尾根の分岐」、「沢の分岐」、「送電線」、「地図に表わされている建物」、「池」、「岩」、「岩がけ」、「土がけ」、「雨裂(うれつ)」等があげられます。
 次に、「傾斜転換点」という概念も特徴物として考えられます。文字通り、傾斜が転換(変わっているところ)を指しますが、尾根上ではとても有効な特徴物になります。私が、普段使っていて、あまり本に紹介されていないようなテクニックも後ほど説明します。
「ピーク」と「コル」は最も大切で、分かりやすい地形です。スライドで特徴を見てみましょう。

【ピークとコル】
 ピークとコルは最も分かりやすい場所。地図の等高線を見た時に尾根か沢か?パット見た時にあれっ?って思うときもあります。そんな時はピークを見つけてから地図全体を見ていくと分かりやすいと思います。

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【コルの語源は?】 
 「コル」という呼び名は、フランス語の「Col 首(頸部)」が語源と言われています。人が横に寝た時に首のところが低くなる。そんな姿から、尾根上の低い場所をコルと呼んだらしいです。ちなみに日本語では、スライドにもでてきましたが「鞍部」といい、馬の鞍からイメージしています。

【こんなところも特徴物】
 普段は気づきにくい、こんなところも特徴物になります。

【送電線と道の交点】

【自分の位置とピークが水平】
 「水平」という考え方、とても使えます。実際の経験談ですが、誤差が少ないのも嬉しくなります。対象物を何に定めるか?後述する「山座同定」の技術が必要になりますが、私がよく使う方法は、大きな山を登るとき、自分の登っている反対側の尾根やピークを目標にします。
 例として、自分の登っている反対側の尾根の肩(急な斜面から緩やかな尾根に傾斜が変わっている場所を「尾根の肩」と言っています。)を目標にしたのであれば、その尾根の肩の標高を地形図から読み取ります。後は、尾根の肩と同じ高さに、自分の登っている位置が反対側の尾根の肩と水平になったら、現在位置の標高が分かります。経験では、大きな山でも誤差は30m未満の範囲に収まるので、非常に役に立ちます。

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【自分の位置と滝が水平】

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【道が一直線に見える】
 意外と使える技術です。講習会で説明すると『「あ~そうか」こういう確認方法もあるんですね。』と感心されます。

【ピークが一直線に並ぶ】
 稀ですが、こういった条件がそろった場合、分かりやすい現在位置確認ができます。しかし、この技術を使うためには、後述する「山座同定」を理解する必要があります。

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【尾根のでき始め】
 斜面の途中から急に尾根が派生する場合があります。こういった場所は地図でも分かりやすいですし、実際の地形も分かりやすいので重要です。

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【傾斜転換(変化)点】
 傾斜転換点とは、尾根上で急な斜面を登っていたら、急に平らな斜面に変化する場合があります。この傾斜が変化する場所を「傾斜転換点」といいます。とても参考になる特徴物の一つです。(「傾斜変化点」という場合もあるようですが、このHPでは「傾斜転換点」で統一します)

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【尾根と沢の分岐】
尾根と沢の分岐は、比較的分かりやすい特徴物です。コンパスを使い、尾根や沢の走行方向を確認すれば、より確実な特徴物になります。

【道の曲がり】
 道の曲がりは、とても分かりやすく、非常によく使う技術です。大切なのは、次の項目でも述べますが、形容詞です。「東(右)に90度曲がる道」とか「左にターンするように曲がる道」とかどのような形状かをとらえることが重要です。

 コンパスを利用すると、緩やかな道の曲がりも分かるようになります。コンパスは、分岐で使用するだけではなく、こんな使い方もできます。技術の一つに加えてみてはいかがでしょうか。

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【トラバース道では尾根や沢との交点】
 トラバース道(斜面を水平に横切っている登山道)は尾根や沢との交点が特徴物になります。特に、大きな山では、特徴的な大きな尾根や大きな沢との交点を見逃さないようにしたいものです。

【崖、雨裂、堰堤、送電線、凹地】
 地図記号の中でも、崖や雨裂などは少し慣れが必要かもしれません。大きな崖は分かりやすですが、小さなものだと分かりにくいものもあります。

【こんな地形はマニアにはたまらない】
 よくまあ、こんな微地形ができたもんだ・・・。自然って面白いし、国土地理院のおっちゃん(作図者)の腕の見せ所って感じがします。

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【特徴物を見つける練習をしよう】
 地形図の上で、特徴物はどんなところか知るために、読図コーナーでは 「特徴物をみつけよう」 というコーナーを設けています。パワーポイントで作成していて、日本100名山の登山道について、どんなところが特徴物になるのか現れます。一度、ご覧いただければ幸いです。

特徴物を見つける時に大切なこと    

 私が、特徴物を見つける時に大切にしていることは、「尖ったピーク」「丸いピーク」「広い尾根」「狭い尾根」「急な尾根」「緩やかな尾根」「道が90度右(東)に曲がる」といった、形容詞を大切にしています。どのような尾根なのか、どのようなピークなのか形状を地図から読み取りイメージすることが大切です。皆さんもこの形容詞を意識して、地形をイメージしながら読図をすると地図読みがアップすると思います。

【例:広い尾根、狭い尾根、緩やかなピーク】

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隠れ小ピーク、隠れ小コルとは    

 ピークは地形図の等高線は丸くなっています。(等高線が閉じている)しかし、等高線主曲線10mでは、表せないピークも中には存在しています。この、隠れ小ピークや隠れ小コルの存在を地形図を見てイメージできるようになると、さらに地図読みの楽しさが増えます。少し説明をいたします。

【隠れ小ピーク、隠れ小コル】

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地形図の表現力    

 国土地理院の地形図は見ていて飽きません。ここの表現力はさすがだなと感心もします。そんな地図好きには、ここの表現力って最高!っていう場面を切り抜いてお知らせしたいと思います。順次、見つけたらボリュームを上げていきたいと思います。

【地形図の表現力】

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国土地理院!さすがでございます。

現在の地形図から昔を偲ぶ    

 国土地理院の地形図を眺めていると、ここって、どうしてこういう表現なんだろう?と疑問に思う時があります。そこには、隠された昔の古き良き時代の跡だったりします。
どんな地形の跡があるのでしょうか?

【現在の地形図から昔を偲ぶ】

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地形図から読み取る危険な場所    

 登山計画の段階で、地形図を見て危険な場所を予測することができれば、登山のリスクを少なくすることができます。
また、地形図には現れないけど、知っておいくと有効な場所もご紹介します。

【地形図から読み取る危険な場所】

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地形図から危険な場所を読み取って安全登山に心がけましょう

ムカデ地図を作ろう    

 「ムカデ地図」とは、地形図の登山道に特徴物を矢印で示した地図のことを言います。ムカデに似ていませんか?
このムカデ地図を作成する理由はルートプランニングをする際に何を特徴物にすればよいか?確認したり考えるためです。それでは、どのようなものを特徴物にするのか例題を見てみましょう。

【ムカデ地図】

【ムカデ地図(隠れ小ピーク)】

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 この特徴物の見つけ方はとても基本的な内容です。この豊川山岳会の読図コーナーの「特徴物を見つけよう」では日本100名山すべての山についてムカデ地図(アニメーション)を作成しています。ご覧いただければ幸いです。

【ひとりごと】
 私の若いころの国体は「踏査」という競技がありました。どのような競技かというとスタート直前に赤ラインで競技コースが示されている地形図をもらい、その赤ライン通りに歩いていくと、山中にオリエンテーリングのポストが出てきます。このポストの位置を正確に(実際には前後2mmの誤差まで正解)地図に書くという競技でした。(もちろんスピードも重要な要素でした。)
 いきなり、地図を渡されても中々上手く行きません。そこで、事前に競技エリアが公開されるので、事前の練習は、地図に特徴物を示しカンニングペーパーを持参して大会に臨みました。このカンニングペーパーこそが「ムカデ地図」そのものでした。なつかしいなぁ。

(『ムカデ地図』という言葉は、幸田高校OB山本季生君が命名いたしました。)

概念図を書こう(説明は三河弁バージョン)    

 今日のジョギング中に、「ホームページの作成は疲れるなぁ。気分転換に何か良い方法はないかなぁ?」と思っていたら、「そうだ、自分の生まれ育った、三河弁で説明してみたらどうだろう?」と思いました。この項目は三河弁で説明したいと思います。(分からないと思いますがご容赦願います。)

【三河弁バージョン】

『あのさぁ~、今まで「概念図」って書いたことあるかん?』
『ないらぁ~。それなら、1回ぐらい「概念図」を書いてみりん。』
『書き方なら、スライドで教えてあげるに!書けるらぁ~。』
『じゃあ、下の「概念図」クリックしてみりん。』

【概念図の書き方】

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『どうだん、分かったかん。どっか、難しいとこあったかん?』
『トレーシングペーパーって初めて聞いた?あっ、そう。そうだよねぇ。そんなん文房具屋にもめったに売ってないもんねぇ。透明なビニール系のものに油性マジックで書くのがいいんじゃない?なんだったら、サランラップとかでもいいかも?』
『あっ、ちょっと言いすぎたかもしれん、サランラップじゃあ薄すぎるわ。その辺に透明なビニール系のものなかったかん?えっ、あったかん。じゃあ、それ使って書いてみりん。約束だに。』
『えっ。尾根と沢がどれか分からん?だったら、前の項目の「尾根と沢」何度もよく見てみりん。きっと、分かるようになるに!』
『応援しとるで、ね。』

いかがでしたか?三河弁バージョン。記入中は自分でど笑えてしまった。三河弁は「じゃん、だら、りん」この三つの言葉と最上級の「ど」をつける表現力がいいんだわ・・・。難しかったかん?

このコーナーの資料は、オープンにしています。 コピー等自由にしていただいて結構ですが、
著作権は放棄していません。

この記事を書いた人

 読図コーナーを担当し「初心者からの読図,過去の遭難事例」では、ナビゲーション技術や知識、道迷いの心理、道迷い遭難事例を解説しています。ぜひ、読図コーナーのご一読を・・・。

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