困っている人読図に興味が湧いた時、どのように勉強していこうか悩んでしまう。
このコーナーでは初歩的な地図の見方から、マニアックな知識まで幅広く掲載しています。特に、「道迷いの心理」については掲載されている書籍がないため、私の経験で資料を作成しています。地図に興味のある方はご覧ください。


河合芳尚(かわいよしひさ)
昭和57年に作手高校登山部に入ったのがきっかけで、山に登り始めました。その後、国体(9回出場)踏査競技で地図読みが必要となり、オリエンテーリングも趣味となりナビゲーション・インストラクター(マイスター)の資格も取得しました。(三河オリエンテーリングクラブ所属)
現在は、読図技術や過去の道迷い事例に触れたり、読図講習会の講師も時折しています。登山やオリエンテーリング競技の経験を活かし、読図について解説するので、地図に興味をもっていただければ幸いです。「お問い合わせ」から地図に関する質問もお待ちしています。
国立登山研修所講師が教える読図コーナー
初心者からの読図
この読図コーナーは、はじめて地形図を学ぶ方から、経験を積んだ登山者までを対象に、「地図を理解し、山で安全に活用する力」を段階的に身につけることを目的としています。
まずは地図に描かれた情報を正しく読み取るための基礎を学び、次にナビゲーションとしての実践的な使い方を理解します。その後、より複雑な地形の読み取りや、道迷いが起こりやすい地形・心理について学ぶことで、道迷いを未然に防ぐ判断力と行動力を養います。
各項目は独立して読むこともできますが、1.読図の基礎 → 2. ナビゲーションの基礎 → 3 .読図の応用→ 4 .道迷いしやすい地形→ 5 .道迷いの心理の順に学ぶことで理解が深まる構成になっています。
- 1.読図の基礎
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― 地図を「読む」ための土台づくり ―
山岳地形の基本的な名称から、真北と磁北の違い、尾根と沢の見分け方まで、地形図を理解するために最低限必要な基礎知識を解説します。はじめて地形図を手にする方でも、「地図に描かれている情報が何を意味しているのか」を理解できるようになることを目的としています。
このページは、以降のナビゲーションや応用読図を学ぶための出発点です。 - 2.ナビゲーションの基礎
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― 地図を使って迷わず歩くために ―
目的地まで安全に歩くために、地形図とコンパスをどのように使えばよいのかを解説します。現在地の把握、進行方向の確認、要所での読図など、実際の登山行動と結びついたナビゲーションの基本を、初心者にも分かりやすく整理しています。また、経験者にも役立つ実践的な考え方や注意点にも触れ、「読図を行動に活かす」 ことを目標としています。
- 3.読図の応用
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― 地形図から地形を立体的にイメージする ―
等高線の読み取りをさらに深め、日本百名山など実際の山を例に、尾根や沢の見つけ方を解説します。また、地形図から危険箇所を予測する方法や、行動計画に役立つ独自の地図づくりなど、一歩進んだ読図技術を紹介します。
基礎を理解した方が、より安全で主体的な登山を行うための中級者向け内容です。 - 4.道迷いしやすい地形
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― 地形から「迷いやすさ」を読み取る ―
三大道迷い地形とはどのような地形なのか、なぜ道迷いが起こりやすいのかを地形図を使って解説します。特に、道迷いが多発する下りでの判断ミスに注目し、地図上で注意すべきポイントを具体的に示します。
このページでは、「迷った結果」ではなく、迷う前に地形から危険を察知する力を養います。 - 5.道迷いの心理
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― なぜ人は迷うのかを知る ―
道迷いは地形や技術だけでなく、人の心理や判断の癖とも深く関係しています。実際の道迷い事例をもとに、思い込みや焦り、確認不足など、道迷いにつながる心理的要因を整理します。さらに、これらを踏まえて、道迷い遭難を防ぐための知識と心構えを解説し、冷静な判断ができる登山者になることを目指します。
- 6.読図関連ツール・参考資料
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― 読図と安全登山を支える資料集 ―
読図講習会用の資料作成のヒントや、危機管理能力を高める考え方、国立登山研修所が発信する安全登山に関するリソースなどをまとめています。読図の理解をさらに深めたい方や、指導・講習に携わる方にとって役立つ、実践的な情報とリンク集です。必要に応じて参照できる、補助的な位置づけのページです。
特徴物を見つけよう
パワーポイントで100名山を歩くと仮定して、特徴物を見つけていきます。また、特徴物の内容もクリックをすると浮かび上がってくるのでクイズと思ってみていただくと良いかもしれません。
過去の遭難事例
「道迷い」と「遭難」にはターニングポイントがあります。それはどの時点なのか?どんな特徴があるのか?道迷い事例に私の解説を掲載しています。
読図講習会資料
過去の研修会を開催した資料を掲載しています。私の講師経験が増える度に少しずつリニューアルしています。
その他のプチ情報
地元東三河の地図等を掲載しています。
お知らせ
2022年6月、日本オリエンテーリング協会より「ナヴィゲーション・マイスター認定証」をいただきました。
2025年11月現在、日本におけるマイスター認定者は8名です。


ナヴィゲーション・マイスターとは・・・。
日本オリエンテーリング協会では、ナヴィゲーション・スタンダードの認定を行っています。
ブロンズレベル
地図に描かれた登山道を、道標がなくてもおおむね不安なくたどることができるレベルです。山のグレーディングで難易度Bレベル対応したナヴィゲーションスキルです。
- 地形図の最低限の約束事の理解
- 大きな地形や方向感覚でルートを維持できる
- 道の形や建物などの人工的な特徴物が地図と現地で分かり、それにより現在地の把握をすること
を学びます。検定はなく、時講習受講後に申請により認定されます。
シルバーレベル
分岐点の現在地把握が難しいため、道の選択に迷う、道自体をたどることが時に難しい場所(岩場、渡渉、雪渓等)があるルートで、適切な判断ができるレベルです。山のグレーディングで難易度Cレベルに対応したナヴィゲーションスキルです。
- 細かい地形の確認
- 地形とコンパスを活用した方向確認ができる
- 細かな地形上の特徴を利用した現在地の把握をすること
を学びます。講習後、検定で合格し、申請により認定されます。
ゴールドレベル
地図に道が描かれていないルートで適切な判断ができるレベルです。山のグレーディングで難易度Dレベルに対応したナヴィゲーションスキルです。
- 細かな地形の特徴やコンパスワークをルートファインディングに活用できる
- 間違えを地図から想定したり、対応を考えることができる
- 現在地把握における履歴の活用、複数の可能性を考慮しながらのナヴィゲーション
以上引用しました。
日本オリエンテーリング協会では、上記のスキルを養成するため、「ナヴィゲーションインストラクター(NI)」という資格もあります。
私は、ナヴィゲーションインストラクターの資格を2019年10月に取得しました。ナヴィゲーションインストラクターは、スキルの講習を通して、ナヴィゲーションスキルと地図読みの楽しさを伝え、アウトドアの安全に貢献することを目指しています。また、ナヴィゲーション・インストラクターはナヴィゲーション講習(ブロンズ・シルバー・ゴールド)やナヴィゲーションスキル検定(シルバー)の検定を実施できます。
では、「ナヴィゲーション・マイスター」の資格は?というと、ナヴィゲーション・インストラクター養成講座認定講師です。簡単にいうとこれ以上の資格はありません。
マイスターになるためには、
以下、日本オリエンテーリング協会よりナヴィゲーション・マイスター
① 公益社団法人日本オリエンテーリング協会(以下「JOA」という)会員および JOA 理 事会の推薦があること。
② ナヴィゲーション・インストラクターであること
③ 読図に関する講習会研修会等の講師を 30 日以上していること。うち2分の1は参加者 が公募されたものであること。④ ナヴィゲーション・インストラクター認定研修会のアシスタントを務めたことがある こと。
日本オリエンテーリング協会より引用
参考にさせていただいたHP・文献
・国立登山研修所
・安全で楽しい登山を目指して~高等学校登山指導者用テキスト~(国立登山研修所)
・公益社団法人日本山岳・スポーツクライミング協会
・国土地理院
・国土地理院中部地方測量部
・日本の測量史
・ウィキペディア
・観石万歩
・中信高校山岳部かわらばん
・警察庁
・内閣府宇宙開発戦略推進事務局
・山岳読図大全(村越真)
・地図に訊け!(山岡光治)
・地図を楽しもう(山岡光治)
・地図はどのようにして作られるのか(山岡光治)
・地形図の楽しい読み方(今尾恵介)
・読図の基本がわかる本(水野隆信)
・るるぶDo!地図の読み方 地図アプリの使い方(JTBパブリッシング)
・イラスト読図(阿部亮樹)
・JAXA(宇宙航空研究開発機構)
読図コーナー担当者
河合芳尚(かわいよしひさ)
国立登山研修所講師
山岳コーチ1(公益社団法人日本山岳・スポーツクライミング協会)
ナヴィゲーション・マイスター(公益社団法人日本オリエンテーリング協会)
■読図等に関するお問い合わせ■
(読図コーナーの資料を利用し研修を行いたいと思っている方は、下記「お問い合わせ」からメールをいただければ、後日、作成データをお送りすることも可能です。必ず、欲しいデータの題名を記載してください。)
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