4.道迷いしやすい地形

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三大道迷い地形とは? 

 道を間違えやすい地形があります。この地形を理解し、事前に注意することで道迷い遭難がぐっと少なくなります。どのような地形が道迷いしやすいのでしょうか?

  • 下りの尾根分岐
  • 急に道が曲がる
  • ピークからの下り

【下りの尾根の分岐①】
 YAMAPの「2021年 日本一迷いやすい登山道」で選ばれた、『西丹沢の大界木山〜浦安峠(神奈川・山梨の県境)』尾根の分岐で間違えるパターンです。尾根の分岐では、注意していないと道なりに進んでしまう傾向があります。

(上記画像はYAMAPのHP参照)

【下りの尾根の分岐②】
 YAMAPの「2022年 日本一迷いやすい登山道」で選ばれた、『岐阜 / 各務原 アルプス 権現山〜桐谷坂峠』は、とっても迷いやすいルート。尾根の分岐で、一旦、違う尾根の方向にルートがあり、そのまま進むと違う尾根に迷ってしまいます。正しいルートは、尾根と尾根の付け根の部分をトラバースして進む方向を変えます。「尾根分岐」「道の曲がり」の合わせ技で道迷いをしてしまうパターンのため、最強パターンの一つです。

(上記画像はYAMAPのHP参照)

【下りの尾根の分岐③】
 YAMAPの「2021年 日本一迷いやすい登山道」で選ばれた、『埼玉/子ノ権現〜六ツ石ノ頭』は典型的な尾根分岐の道迷いパターン。尾根の分岐で道に迷う場合は、何も考えていない場合が多く、道なりに進んでしまうパターン。気が付けば道に迷っているのだ。このパターンも多くの道迷い事例が多い。

(上記画像はYAMAPのHP参照)

【下りの尾根分岐】

この記事を書いた人

 読図コーナーを担当し「初心者からの読図,過去の遭難事例」では、ナビゲーション技術や知識、道迷いの心理、道迷い遭難事例を解説しています。ぜひ、読図コーナーのご一読を・・・。

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