届かなかった三ノ沢岳

【中央アルプス 三ノ沢岳】(浅田)
2025412日】
【メンバー】遠山、河合、浅田

4月11日 晴れ

20時半に河合をピックアップして菅の台の駐車場へ10時過ぎに着く。

思ったより車は少なく隅の方にテントを張り、山談義をして12時に就寝

412日 快晴微風

2便目の臨時バス、ロープウェイを乗り継ぎ千畳敷に8時過ぎに到着。

目の前に千丈敷きカールと宝剣岳が素晴らしい。

アイゼンを付けて極楽平へ向けて登りだす。新雪が30センチほど積もっていてくるぶし程のラッセル、河合が先頭で頑張る。三ノ沢岳への登山者は殆どいないと思っていたが10名程の登山者とボーダー、スキーヤーがいて驚いた。

途中まで登ると単独の登山者が変わりますと、トップを交代してぐんぐん登っていく。ここで私にアクシデントなんとアイゼンが外れてしまった。トレースから外れてアイゼンを直していると、後続の登山者が次々と抜いていく。

 

喘ぎながら1時間ほどで極楽平へ着く。ここからの三ノ沢岳へ続く稜線が素晴らしい。小休止後トラバース気味に2676mのピークへ下っていく。ここから所々ナイフリッジになっている小ピークを越えて行き、2665mの最低コルへ着く。

4月とは思えぬ太陽と雪面からの反射熱で暑い。この辺りから私の足が悲鳴を上げ始める。最低コルから約150mの登りが続く。山頂へ続く斜面にあるケルン手前で足が攣りそうになりここでリタイアを決める。

河合、遠山の2名に登頂を託す。30分ほど休んでいると登頂した2名が戻ってきた。しばし北ア、南ア、御岳の景観を楽しみ往路を極楽平に向けて重くなった足を一歩一歩進め千畳敷に245分に着き3時のロープウェイで下山した。

記 浅田

ー追記 遠山ー
積雪期の三ノ沢岳は、昨年に続いて今回が2度目の登頂となりました。
今年は昨年よりも積雪が多く、特にリッジ部分の通過では、やや緊張を強いられる場面もありました。
積雪期は雪の付き方によってルートの難易度が大きく変化します。
今回は晴天に恵まれ、爽快な山行を楽しむことができました。

 

この記事を書いた人

「危険は回避し困難は克服する」をモットーに多くの山仲間と楽しい山登りをしています。

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