【位山】(25)10月27日(梅田)
【2025年10月27日】
【メンバー】梅田
トレランの大会から1週間が経ち、足の調子をみながら古代の信仰、ロマンを感じに飛騨高山にある位山に行ってきました。
位山は飛騨一宮水無神社の御神体のお山です。
位山は昔、イチイの木の産地として有名で位山のイチイの木を笏の材料として天智天応に献上した際、この木が一位の官位を賜ったことから木はイチイ、 山は位山と呼ばれるようになったという説があります。現在でも天皇即位に際して位山のイチイの笏が献上されています。
また、巨石がたくさん存在しており山頂には天の岩戸という磐座があります。天の岩戸にはペトログリフ(岩面彫刻、古代文字)が刻まれているとされ古代のロマンが感じられます。
位山に点在する巨石群は、飛騨一宮水無神社の奥宮である天の岩戸や、太陽の力を吸収したといわれる鏡岩、祭壇石など、古代の神話や信仰に関わる多くの神秘的な石の総称です。山そのものが神体とされるこの地域では、特に古代人の信仰や太陽信仰の痕跡とされ、パワースポットとしても知られています。(ネット参照)
うんちくはこのぐらいにして古代の信仰とロマンに触れる山旅にレッツゴー!
早朝に愛知県を出発し7時半に道の駅モンデウス飛騨位山(飛騨位山スノーパーク)に到着。広い駐車場があります。

スキー場の横にある位山登山口から登ります。


1週間ぶりのスキー場の急登、こんにちは(笑)今日の山行でこのスキー場の急登が一番キツかった。後は整備された登りやすい登山道でした。
刈払いしてくれてあってありがとうございます。

最初に祭壇石へ。

リフトトップ

キレイなトイレがあります。

ここから本格的な登山道に。


熊注意の看板がたくさんありました。最近熊のニュースが多いので、熊鈴はザックにつけず手に持ってガンガン鳴らして声を出しながら進む。これからはラジオも携帯しようと思いました。
前日の雨でドロドロ多数あり。

第一巨石発見

その他にも巨石がたくさん




岩もすごいが木の生命力もすごい

鏡岩
太古の昔は木がなくて太陽の光が輝いていたのかな?

天の岩戸

天の岩戸にはペトログリフがあると言われていて、実際みてみたかったけれど立ち入り禁止になっていて残念。
天の岩戸から位山山頂と天の泉を目指す。


展望休憩所から白山が見えるとの事ですが雲が多くて見れず。

位山山頂 こちらは展望なし。

天の泉(位山御神水)

乗鞍展望所 こちらも雲で見えず。

御嶽展望所 こちらも見えず。

天の岩戸に戻り、帰りは巨石群登山道ルートへ。
ダナ平林道からの巨石群ルートの方がなまえの通りたくさん巨石がある。

巨石群達。









ダナ平林道終点に出る。

ここには水無神社の奥宮の鳥居と太陽神殿がある。
太陽神殿(水無神社とは関係ない)


龍の顔が人の顔になっている。狛犬的なものかな?

水無神社の奥宮の鳥居

ダナ平林道終点の駐車場。車が数台停めれます。


ここで雨が本降りとなりカッパを着る。朝は晴れてたのだが…
ダナ平林道を5.6キロ歩く。
林道終盤でまた青空に。



12時半にモンデウス飛騨位山に到着。
駐車場の隣にある分水嶺公園の分水嶺に立ち寄る。
ここから太平洋側(飛騨川)と日本海側(宮川)に水が分かれてるって不思議〜

飛騨一宮水無神社で無事に位山に登拝できた感謝を伝える。

狛犬が不思議な形だなと思って調べたら、狛犬ではなくて山犬(ニホンオオカミ)との事。長い歴史を感じます。

もうひとつ古代のロマンに触れたくて帰りに岩屋岩陰遺跡巨石群(金山巨石群)にも寄り道。
ここは縄文時代の天体観測所だそうで、ここにもたくさんの巨石群がある。現代人の想像をはるかに超えた叡智が今もこの地で静かに時を刻み続けている。






ちょうどスタッフ?の方がいて少し説明してくれました。金山巨石群にも苔に隠れてしまっているがペトログリフがあるらしい。
10月23〜27日まで岩の間に太陽が落ちるのが見えるそうだが雲があって太陽は見れませんでした。
このパックリ割れている岩は研究の結果、ひとつの岩である事が証明されているらしい。古代の人はどうやってこの大きな岩を割った?切った?のだろうか。現代人には分からない謎にロマンが溢れている。


太陽観測の線刻

ほんとに線が入っている

金山巨石群は縄文時代の神秘と古代のロマンに溢れる遺跡でした。
今回は巨石三昧の山旅でした。。古代の信仰とロマンの山旅もたまにはいいなと思いながら愛知県へと帰りました。