チャリデポ山行 南アルプス 伝付峠

【伝付峠】24. 9. 7(遠山)
【2024年 9月 7日】
【メンバー】遠山

―自転車パート―
行  程:沼平ゲート前 ― 椹島ロッジ ― 二軒小屋
走行距離:片道27km(往復54km)
走行時間:往路3時間、復路1時間30分
累積標高:(往路)+736m、-322m
(復路)+322m、-736m

―登山パート―
行  程:二軒小屋 ― 伝付峠 ― 二軒小屋
距  離:4.9km
累積標高:±639m
歩行時間:2時間40分

チャリデポ山行 第2弾として伝付峠に行ってきました。
今回は自転車で沼平ゲートから二軒小屋まで走り自転車デポ、そこから伝付峠まで歩いて二軒小屋に戻って沼平ゲートまで自転車で帰るルートです。二軒小屋の隣にある田代ダムの写真を撮って、ダムカードも入手してきました。

6日(金)自宅を18時に出発、22時過ぎに畑薙ダムの沼平ゲート駐車場に到着。駐車場は8割ほどの車で埋まっていました。月曜日から土曜まで東俣林道は工事の影響で朝8時から通行規制が入るので早朝発で準備をします。深夜1時40分に起床して2時16分から走り始めました。

登山計画書を提出してゲート横を通り抜けます。

真っ暗な夜道をライトで照らしながらパンクに注意しながら進みます。

畑薙橋を超えると急登が始まります。

ゼーゼー息を切らせながら急坂を登っていると、後ろから速いペースで近づいて来る自転車のライトが見えます。健脚な人だな~と感心していると「こんにちは」と軽やかな挨拶と共に電動自転車に乗った男性が急坂を駆け上がって行きました。・・・・俺も電チャリ欲しい!

4時2分、椹島前に到着。

前回より15分ほど早く到着したので、いいペースで走れてます。
足の負担も大きくないので自転車にも慣れてきたようです。
椹島から先は初めての道なのでとても新鮮です。
椹島ロッジに宿泊して縦走に向かう方々の横を自転車で走り抜けます。

笊ケ岳登山口。ここにチャリデポすれば、ちょっと長いですが日帰り笊ケ岳も可能です。

千枚岳から荒川三山への登山口です。3、4名の方が橋を渡っています。
椹島前の赤石岳登山口にチャリデポすれば、ここから周回出来ます。

4時26分、井川蒸留所横を通過します。

20kmを過ぎたあたりから未舗装路が出て来ました。
この辺りを過ぎると舗装路と未舗装路が交互に出て来ます。

未舗装路もありますが登り坂は少ないので前半よりも楽に走れます。

5時10分、大井川起点の表示が見えました。もう、終点は近い。

5時13分、終点到着。
先ずは田代ダムの偵察に行きます。コバルトブルーの湖面を想像していましたが水は全くありませんでした。

ここから千枚岳や蝙蝠岳―塩見岳に抜けるルートもあります。

ここから二軒小屋に移動します。
二軒小屋はロッジ風の建物が並んだとてもキレイな場所です。現在はリニア工事業者の宿泊地になっているので使えず、一般者がここに来るには徒歩か自転車しかありません。

ロッジ横を通り抜けて伝付峠に向けて登ります。

伝付峠への登山道は比較的歩きやすい道となっています。

伝付峠に到着、上部は広い尾根となっています。
昔は新倉からこの伝付峠を通り、田代ダムまで資材を運んだそうです。

この尾根上の道を歩いて北岳から山伏まで白峰南嶺を繋いでみたい。
今回はその為の事前偵察も兼ねています。

目の前に見える荒川三山や赤石岳など眺望を望めた後、下山します。

チャリデポした場所に戻ると自分も含めて8台の自転車がデポしてました。
8台のうち電動自転車は6台、電チャリ率75%と異様に高い。
縦走を考えるのであれば、足の負担を減らす電チャリの選択となるのでしょう。
電チャリ率の高さに衝撃を受けながら、人力チャリで沼平ゲートまで戻ります。

右手に大井川を眺めながら下り基調の坂道で風を感じながら走ります。

8時を過ぎたので所々で工事が行われています。工事業者の方に確認を取りながら道を通らせていただきます。8時54分に椹島前へ到着、二軒小屋からここまで30分ほどで到着しました。

椹島から沼平までは登り返しが数か所あり9時55分に沼平ゲートに到着。

疲労感はありますが、天気にも恵まれ快適なチャリデポ山行が出来ました。
帰り支度を整えて白樺荘でお風呂と昼食を取り、田代ダムのダムカードも貰いました。

ダムカード

全コース

伝付峠

標高グラフ

今回の主な目的は二軒小屋までのチャリデポ練習と伝付峠の偵察でした。体力は削られますが二軒小屋までのチャリデポ山行は可能と判断しました。特に人力チャリの場合、自転車トレーニングも必須です。次はチャリデポで二軒小屋から千枚岳、蝙蝠岳なんかも狙っていきたいと考えています。

チャリ山行も楽しいので参加者が増えてくれるのを期待します。ただ、サイフに余裕があれば電チャリをおススメします。

― 記 遠山 ―

この記事を書いた人

目次