ヒルとの出会いを求めて鈴鹿へ沢登り

【分類・山域】鈴鹿 小岐須渓谷 御幣川(おんべがわ)本流~池ノ谷~入道ヶ岳【記】中川
【日時】2019年7月21日(日)
【メンバー】中川、Sさん、Kさん
【天気】曇り一時晴れ後雨(梅雨らしい天気)

沢の達人Sさんからのお誘いで鈴鹿の小岐須渓谷にある御幣川へ行きました。
沢登り(御幣川本流~支流の池ノ谷)から始まり、トレッキングで360度の景色を楽しめる入道ヶ岳のピークハントが出来るという魅力的な山行。
気持ち的には「ヒル」が気になるところですが、この際何匹に愛されるか楽しむしかないなぁ。と(笑)

【行程】
0600 豊川
0730 小岐須渓谷 山の家駐車場
1220 入道ヶ岳ピーク
1430 小岐須渓谷 山の家駐車場
1500 アクアイグニス入浴
1800 豊川

【遡行概要】
0810 入渓(小岐須渓谷 山の家駐車場下から)→御幣川本流遡上→
0830 堰堤巻き→本流から支流の「一ノ谷」に寄り道→
0850 スリバチ滝(一ノ谷)→
0910 本流に戻る→
1000 屏風岩→
1030 池ノ谷分岐→池ノ谷遡上(小滝の連続)→
1150 登山道→
1220 入道ヶ岳ピーク→
1240 登山道下山開始→
1345 林道下山→
1430 小岐須渓谷 山の家駐車場

概要図(ダウンロード)

【登攀具】
今回の遡行ではロープを出さず。
沢慣れしていないメンバーが居る場合は、御幣川本流で流されるのを防ぐ為、保険的にFIXロープを張ってもいいかも。
池ノ谷では小滝が連続するのでクライミングに不安のあるメンバーが居る場合は確保しても良いかも。
いずれの場合もロープは20mもあれば十分。確保支点は樹木で取れるのでカムは無くても大丈夫。ただしスリングは3m(5m)などの長めが良い。

【危険個所】
特に無し。

【本文】
小岐須渓谷 山の家駐車場からすぐ下に降りて入渓。本流はやや水量多目といった感じでしょうか。さすが本流、なかなかの流速・水圧でした。
私だけ何度か水圧に負けて流されたのは、技術力不足でしょうね。
まあ、流されたとしても危険なところではないので安心して(?)水と戯れることが出来ます(笑)

って安心して戯れてたら・・・右目のコンタクトが流されました(涙)
遡行もまだまだ序盤だというのに・・・片目がほぼ見えない状態での行動はなかなかスリリングでした。
そういえば当会のブログで片目コンタクト紛失したまま遡行すると体感グレード上がるという記録があったような・・・
そんな簡単にコンタクトって流されるのか?って思ってましたが、いとも簡単に流されましたね。
片目だと距離感が掴めない。バランス感覚が崩れてフラフラする。乗り物酔いのような気持ち悪さ。
スペアレンズは必携です。
片目での遡行は確かに体感グレード上がります。コンタクト使用のあなた、次はあなたの番です。気を付けて下さい。
メンバーのみなさん、フラフラしてご迷惑を掛けてしまい、すみませんでした。

しばらく本流を進むと堰堤が有り、一旦林道に巻き上がります(ヒルが居そうな雰囲気がします)その後また本流に戻ったあたりにある支流の「一ノ谷」へ寄り道をしました。
一ノ谷をしばらく進むと「スリバチ滝」という滝があります。下段の小滝を登り釜を泳いだ先にある大滝の事だと思われます。
下段の小滝を登り、奥のスリバチ滝を覗くと水量が多く、今回は見るだけにしました。右岸にあるクラック沿いに登れそうな気もしましたが、カム類を持っていなかったので諦めて下段の小滝をクライムダウンし御幣川本流へ来た沢(一ノ谷)を戻ります。

一ノ谷を下り、再び御幣川本流を遡上します。観光名所となっている立派な屏風岩もありました。
特に難しいところもなく、御幣川本流を進み、支流の池ノ谷に分け入ります。

池ノ谷は小滝が連続し、楽しいクライミングゾーンです。ただ、片目の私は距離感が掴めず・・・ひとり勝手にグレードを上げて楽しむという状況は変わりません。良いトレーニングだと前向きに捉えて登り続けます。
小1時間程で小滝ゾーンも終わり、徐々に源流の様相となります。程良いところで登山道(このあたりもヒルが居そうな雰囲気です)に出て入道ヶ岳ピークを目指します。

山頂では360度の景色・・・のはずが、雨模様で何も見えません(笑)
早々に食事休憩を取って下山です。

下山時は途中でメインの登山道から外れてしまい、踏み後の薄い尾根道(ここはヒルの巣窟っぽい雰囲気です)を下りました。少ないですが白テープはありました。荒れた急斜面を下る良いトレーニングになりました。

最後は林道を少し歩いて駐車場到着で山行終了です。

滝あり、ナメほぼ無し、泳ぎあり、巻きあり、脇に登山道あり、薮漕ぎなし、ピークハントあり、ヒルありあり(笑)。
今回も楽しい沢登りでした。Sさん、お誘い頂きましてありがとうございました。

何箇所かココは!というヒルポイントがありましたが、結局のところ、楽しみにしていたヒルに愛される事なく山行終了となり、若干の寂しさのようなものを感じた中川でした。
そんな私とは対照的に、Kさんは首筋に取り付かれまくりのモテモテでした。払っても払っても首筋に絡んでくるヒル達に悲鳴を上げていました。モテる男、羨ましい限りです(笑)

 

↓駐車場を下れば入渓ポイントです。近くて良いです。

↓入渓してすぐのあたり、割と深く水圧もあった。

↓こんな感じにトラバースする箇所もあって楽しかったです。この岩の下は深くて結構な水量でした。

↓ここは写真中央の小滝と小滝の間から行きました。

↓一ノ谷はこんな感じ。

↓スリバチ滝の下段。登るのはイイが、個人的にはクライムダウンがなかなか嫌らしかったです。

↓スリバチ滝。水量が多めだったので見るだけ。少なければ登れるらしい。

↓観光名所の屏風岩。独特な岩肌でした。上は観光用の吊橋。

↓屏風岩の岩肌。

↓池ノ谷はこんな小滝が連続します。

↓くぐり岩なんてのもあります。

↓池ノ谷はこんな小滝が続きます。

↓入道ヶ岳。雨模様で景色無しでした。

↓無事に駐車場へ戻ってきました。

 

【おまけ】

↓ヒルにモテモテのKさん。やたらと首筋に取り付かれ、たまらず「ヒル下がりのジョニー」を体中にシュッシュ!

ってモテる為に香水を振り掛けているようにしか見えない(笑)

↓写真中央で水没しているオレンジヘルメットのKさん。

ヒルにモテモテで、たまらず川に潜って洗い流そうとするが・・・それでも首に取り付かれてました。

モテ過ぎ(笑)

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