新緑の雨乞岳

【雨乞岳】24.5.24 (西村)
【2024年5月25日】
【メンバー】浅田、遠山、小寺、西村
夏山へ向けてトレーニング山行として、雨乞岳が計画された。行きの車中で「なぜ雨乞?」と浅田さんにきかれ「どこでもよかったんですけど。。。変更します?」というような会話をしながら、遠山さんと小寺さんがいったこがないということで、そのまま雨乞にいくことになった。結果、いろんな意味で変更しなくてよかったな。。と思う山行になった。
すでにたくさんの車がきており、路駐している車もあったがトンネルを抜けてすぐ左の武平トンネル西口駐車場におそらく駐車しづらいため残っていた1台分のスペースに止めることができた。遠山さんがヒル対策のスプレーをメンバーの靴にふりかけ、準備OK、出発!

1時間程歩いたところで、滑落した女性登山者が崖の下でうずくまり、他のメンバーの方があわただしく救助要請の電話をかけておられた。先の男性が付き添っていたが、崖の途中だったので浅田さんが安全な場所に移動させた方がよいとの判断され、遠山さんが他の登山者と協力して、登山道まで引き上げに成功。本人も安心されたようで元気に感謝を述べておられたので、我々も無事を確信して登山を再開。まもなく後方で救助ヘリの音が聞こえてきた。小柄な女性だったので引き上げられたがそうじゃなかったら(私だったら)無理だったというような失礼な会話はさておき、他人事ではないなというのが率直な感想で、ところどころ危険な箇所が他にもあったのでいつもより慎重に歩を進めた。

暑さやヒルを心配していたが、1日中薄手の上着を着たり脱いだりするちょうどよい気候で、ヒルも全く見かけることがなかった。新緑の木漏れ日の中、蛙や鳥の鳴き声や、沢のせせらぎを聴きながら、闊歩するすばらしい登山日和。


尾根にでたあと少し急騰になり、東雨乞に到着。見渡す限り素晴らしい景色。琵琶湖やら、湾やら、360度遠くの山まで見渡すことができた。

そこから笹の中を歩き、雨乞岳到着。


同じ道をピストンして、東雨乞を少し下ったところで、昼食休憩。



下りも慎重に歩を進め、無事下山することができました。ベストコンディションのすばらしい山行でした。ありがとうございました。

追伸:前回の山行の記憶が「山蛭」しかなく、雨天で東雨乞で撤退したのではないか?と思い、ブログで確認したら2014年7月実に10年ぶりの雨乞岳で、しっかり登頂しておりました。あの頃はストックなしで登山ができていたのだなあ。。。と時の流れの残酷さと、あの当時お試し山行だったお二人は今も山岳会で活躍中で、感慨深いなあ。。改めて思ったのでした。

この記事を書いた人

目次