青笹山(静岡県)

★山行名 【青笹山(静岡県)】
★年月日 【1998年4月27日】
★メンバー【塩津、他1人】

家庭の事情で長期合宿に参加できない私と、同じ境遇の同期の友人を誘って近場で渋い
山に行こうと計画した。「富士を見る山」という本の中から、日帰りできそうなこの山に
決定した。
安倍川沿いを梅ヶ島温泉へ向い、途中の有東木の町で右に折れて林道を登る。登山口に
8:00到着、車を数台止められるスペースがあり、公衆トイレもある。他の登山者は誰
もいない。8:50に杉の植林林の登山道を出発する。すぐに林道を横切り、わさび田の
脇を登っていくと再度林道に出る。林道を左に曲がり、少し登ると右手に登山道が現れる。
林道工事で寸断されたのであろう。登山道の入り口の「熊に注意」との看板がある。人気
がないので不気味である。きつい登りを終えると10:00に地蔵峠に到着。ガスで何も
見えない。一休みして出発する。ここから先は青笹山まで尾根伝いである。途中仏谷山の
ピークを越えると大きく下る。下りきると細島峠で分岐になっている。右に曲がると朝来
た駐車場に直接下る。今回下山に使う路である。左は、田代方面へ下る。ここからアップ
ダウンを繰り返す。うぐいすのさえずりが心地よい。11:00に青笹山山頂に到着、
熊笹が刈り込まれていて広い。曇っているため富士山は見えないが、視界をさえぎるもの
がないので心地良い。昼飯は各自用意してきたが、2人ともなぜか偶然にもカレーうどん
であった。1時間ほどのんびりしてから下山する。細島峠へ戻る途中に「有東木への近道」
と書かれた道が左へ降りている。急なためか捨て縄が垂れている。怪しそうなのでパスする。
しばらくして今回始めて他の登山者に出会った。細島峠から左に折れるとやがてガレ場と
なる。落石しないように歩く。植林帯から急に視界が開けるとわさび田に出る。畑を横切
って、荷揚げ用のワイヤーロープ沿いに下るとすぐに林道で出た。駐車場に14:00に
到着。

この付近は、わさび栽培の発祥地らしく、わさび田が山のかなり高い所まであり、面白
い景色を作り出している。帰りに名物「わさび団子」を食べようとしたが、わさびの世話
が忙しいので売店が閉まっていた、残念!。しかし、梅ヶ島温泉には入れた。
-記・塩津-

この記事を書いた人

愛知県豊川市に拠点をおき、奥三河の山々をホームゲレンデに、四季のアルプスのピークハント、縦走、ロッククライミングから沢登りとオールラウンドな山登りをしています。
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