残雪の富士山~富士宮登山口より~

【富士山】18.5.20(二橋)
【2018年5月20日】
【メンバー】古賀、遠山、二橋

一週間前の天気予報は雨90%、山頂付近は雪。
お天気なんとかします!…と古賀さんの頼もしい一言。
4日前の天気予報からなんと曇りのち晴れ。古賀さんパワー恐るべし!風と気温は思わしくなない模様、5合目付近は気温7℃風速10M、山頂付近は気温-5℃風速25Mの予報。前日になっても予報は変わらず、撤退も視野に入れて臨みましょうと古賀さん。やる気と不安の交錯する中迎えた当日。

3:00 豊川 出発
豊川IC~三ヶ日JCT~第二東名を進みます。
静岡手前から朝日がさして来ますが、どんなに待っても富士山は雲の中から現れてくれません。

5:30 富士宮口五合目

駐車場到着すでに沢山の車があり、登山者は各々準備をしています。私たちも支度を整えます。

入山禁止のバリケードを潜りぬけ登山口に入ります。ザックがひっかかり、思わぬところで悪戦苦闘。

6:07 登山開始

ガスはあいかわらずですが、風は強風ではなく、雪はありません。登山道は細かな砂利?で
多少歩きにくいものの、傾斜はゆるやかで、歩き始めて15分ほどで汗が流れ始めます。
ジャケットを脱ぎ、再び歩き始めます。

6:45六合目 雲海荘のへん
ついに来ました!!お日様、青空&雲海!!ガスも晴れてきました。
このあたりからスキーを背負う人も見かけます。傾斜はだんだんきつくなってきましたが、歩きやすい登山道です。

8:50 八合目
上のほうにようやく雪が見え始め、風もだんだん強くなってきました。
途中から登山道の右手に雪道が現れますが、雪のついていない登山道を登ります。

9:45 九合目万年雪山荘
休憩をとりアイゼン装着。ここからいよいよメインイベント(?)、頂上まで雪渓を登ります。
アイスバーンの箇所がないか心配ですが、私にとっては初めて(?)の雪渓歩き、楽しみです(*^-^*)。
風はさらに強くなってきていますが、まだ大丈夫です。

前を行く古賀さんのサクサク軽快な足音が響きます。
スピードはまったく落ちません。

遠山さんも軽快に高度を上げていきます。


私は、お二人のようにアイゼンが使えず、ゆるい雪に悪戦苦闘。一歩踏み出しては滑り一歩踏みだしては滑りの繰り返し。踵の高さがポイントで、アイゼンを蹴りこみ、そのつま先の高さから踵を落とさないようにするのが大切だそうです。踵を下げるとそのまま滑るから・・・勉強になります!

頭で理解しても、なかなか思うようには歩けませんが、
お日様&眼下に広がる景色そして古賀さんと遠山さんの楽しいトークに気持ちは晴れやかです。
そして心配していたアイスバーンもなく、そのまま頂上へ。

12:00 浅間大社到着
到着を喜ぶ間もなく、いきなりの爆風と氷の粒が私たちを襲います。顔が、顔が痛い( ゚Д゚)。急いで建物の陰へ。油断してました。さっきまでの風からは想像のつかない強風。この時、山頂付近は気温-5℃、風速15~20M程度だったと思われます。

そのまま荷物をデポして剣が峰へ。なだらかな平地を進んだあと、剣ヶ峰直下の急登を登ります。
時折強風に足が止まります。

12:45 ついに剣ケ峰到着

風に負けずに記念撮影
爆風の感じが全く伝わらないのが残念です!!→そして直ちに撤収

13:05 浅間大社ようやく3人で記念撮影

直ちに下山

14:20 八合目
アイゼンを外し、そのまま来た道を5合目へ

16:10 富士宮口五合目駐車場 到着

行動距離   8.8km
行動時間   10:04
累計高度:(+) 1,526m、(-) 1,531m

今回、お天気は恵まれた条件ではありませんでしたが、そのおかげでたくさんの貴重な経験ができ、とても有意義な山行となりました。そして何より、雨雲を吹き飛ばし眼下に広がる絶景を見せてくださった古賀さん、常に明るいトークとアドバイス&リーダーシップで引っ張っていただきました。滑落の危険のある雪渓では後ろについてくださり、強風の時には風上にたって風をさえぎってくださった遠山さん、いつも頼れるお二人で登山の技術だけでなく、色々なことを勉強させていただきました。燕岳、春山合宿に続きお世話になり、本当にありがとうございました。

最後になりましたが、ブログアップまで遅くてごめんなさい(^^;)

 

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