豊川山岳会

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一年ぶりの富士山

   

富士山
2011年8月11日~12日
メンバー 浅田、Nさん
8/11 
昨年高橋夫妻の結婚式で富士山に登った話をした時に、Nさんが私も登りたいと言った事がきっかけで、春から数回のトレーニング山行を実施して、1泊2日の日程で富士山に登って来た。
豊川を朝7時半に出発し高速で一路富士へ向かうが、事故で御殿場ICから通行止めとなっており、富士ICで降りる車で30分程の渋滞に遭う。
また富士山スカイラインも5合目5キロ手前から渋滞しており、下り路線に駐車してある車が目立ち始め、ここから歩くのかなあと思いつつも、もう少し粘って5合目に着くと、運よく数台の駐車スペースが空いておりラッキーであった。
富士山2011,8、12 001
富士山2011,8、12 002
展望台で昼食を食べ身支度を整えて、12時40分8合目の小屋へ向けて登りだす。
ガスがかかっていて山頂は見えないが陽が遮られ、風があり登るには絶好のコンディションである。6合目を過ぎて、7合目に着く頃からガスが晴れて、上部の小屋が見えてくる
富士山2011,8、12 004
富士山2011,8、12 006
8合目の小屋を望む
富士山特有の火山石の登山道を一歩一歩登って行く。3000mを過ぎるとNさんのペースが落ちてくる。睡魔に襲われているようである。天気は良いし小屋も見えてきたのでゆっくりと登って行く。5合目から3時間10分で8合目の池田館に着く。
受付をして部屋に案内される。ほぼ満員状態で布団1枚に2人のスペースである。
とりあえずビールで乾杯をしていると、「夕食です」の声がかかる。落ち着く暇もなく夕食が始まる。食堂が狭く30人位が交代で食べるので、ゆっくりと食べてはおれずさっと食べて次の人と交代である。因みに夕食はカレーライスである。
まだ5時少し前で明るいので小屋の前のベンチに座りで歓談する。
青空に積乱雲が湧き出しいかにも夏空である。
富士山2011,8、12 008
頂上で御来光を見る人は2時頃出発するので、6時頃から寝出す人が多い。
我々は小屋で御来光を見て頂上へ向かう予定なので、まだ早いがあまり話しが出来る状態ではないので少しうとうとする。8時ごろゴソゴソと小屋の外に出て星空を眺める。
残念な事に月が明るすぎて、折角の富士山の星空も天の川が見えるほどではなかった。
8/12
1時近くのなると頂上で御来光を見る人達が、出発の準備をしだし目が覚める。
彼ら出て行った後、広くなったスペースでもう一寝入りする。
小屋のスタッフが、「後20分位で御来光です」と声を掛けてくれた。
防寒着をきて外に出ると東の空が赤くなっている。
暫くすると富士山の稜線から太陽が上がってくる。日々繰り返される自然現象であるが、なぜか荘厳な気持ちになる。
富士山2011,8、12 016
朝食を済ませ明るくなった中、頂上へ向けて登りだす。
天気は快晴であるが気温は8度少し風があり、手袋なしではストックを握る手がかじかむ。
30分程で9合目の小屋へ着く。
富士山2011,8、12 018
富士山2011,8、12 017
Nさんは昨日より体調は良いようで、ゆっくりと確実に高度を上げて行く。9合5尺の小屋からは山頂がすぐそこに見える。
下ってくる登山者とのすれ違いに注意しながら、左手に赤い火山の岸壁を見ながら登って行くと山頂の浅間神社に着く。
小休止後最高点の剣が峰へ向かう。
驚いた事にここでも渋滞である。
写真撮影の為の順番待ちで20分程待ち待望の剣が峰へ立つ。
富士山2011,8、12 024
富士山2011,8、12 021
握手をして写真を撮り、展望台へ向かう。
ここからは南アルプスが良く見える。山岳会の梅沢隊、高橋隊は今頃何処を歩いているのかと思いつつNさんに説明する。遠くに北アルプスも望めた。
富士山2011,8、12 025
富士山2011,8、12 026
南アルプス
山頂の小屋へ戻りカップ麺で腹ごしらえして、名残惜しいが山頂を後にする。
8合目辺りまで下ってくると、山頂を目指す登山者が多くなってくる。
Nさんもさすがに疲れが出て来たようで、時々尻もちをついていた。
7合目まで来るとガスが沸いてきて涼しくなってきた。6合目の小屋で小休止をしてゆっくりと5合目へ下った。振り返ると富士山頂はガスの中であった。
帰りに天母の湯で汗を流し帰豊した。
記 浅田

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Comment

  1. たかこ より:

    こんにちは。
    富士登山では色々とお世話になり有難うございました。
    お疲れ様でした。
    今まで生きてきた中で、こんな大きな自然(←大げさ!?)に臨んだことは初めてで、登り始めは何だか圧倒されてドキドキしましたが、徐々にワクワク感に変わり、8合目以降は心軽やかで楽しめました。
    この日のために、春からトレーニング計画を立てて頂き、そのおかげで体力ゼロの私でも、スローペースでしたが何とか無事登頂することが出来ました。
    トレーニングの道程で、山を登るのが精いっぱいの足元しか見ていない私に、鳥や植物の話をして自然と顔を上に向かせてくださったり、梯子やロープのある登りづらい山を「起伏に富んだ面白い山」と言われていたりして、『山って、こうやって愉しむのだな~』と教わりました。
    とても楽しかったです。
    また、機会がありましたら是非よろしくお願いします。

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