春の八ヶ岳~赤岳編~

【山行の場所】赤岳 15年4月17~19日(森)
【西暦年2015年4月17日~19日】
【メンバー】上田(L)、西村、白木ゆ、森

今回は赤岳パーティと阿弥陀岳北陵パーティで一緒に八ヶ岳に向かいました。
阿弥陀岳北陵の山行記録はこちらを参照ください。
前日まで天気を見ていると頂上の付近の上空3100mでは風速30m近くで、今回はピークまで登ることは無理かなと思ってました。
あと、稜線上で30mの風が吹けばそのまま吹き飛ばされそう・・・

4月17日
(個人的に)不安な気持ち一杯でいつもの豊川市役所に21時に2パーティ集合。まずは美濃部山荘に向かい、26時頃到着しました。テントの中で一杯飲んでからこの日は就寝。

4月18日 美濃戸山荘~行者小屋~雪上訓練
6時起床して外に出てみると快晴で凄くいい天気!出発前の心配をよそに晴れ男パワーを発揮していました笑
さあ出発と準備してみるとザックがパンパン・・・共同装備入れると55Lだと厳かったです。もし、登山を始めようと考えているのであればサイズはよく相談してから決めてみてください。
IMG_2817

美濃戸山荘から南沢経由で行者小屋に向かいました。沢の入り口付近は雪が凍っていて滑ってめっちゃ危ないです。
IMG_2821
青い空に雪が積もった稜線がめっちゃ映えています。
IMG_2828休憩がてら地図を見ながら現在地を確認中。。。
DSCN6813
11時過ぎには行者小屋に到着、ここをキャンプ地とする!!
IMG_2831DSCN6816
テント設営後は阿弥陀岳パーティは明日の本番に備えてトレーニングへ。
赤岳パーティは斜面を利用した雪上訓練に向かいました。
雪の状態はここ数日で降ったようで、新雪に近いですがある程度固さありました。要約するとコンディションは最高です!
IMG_2833IMG_2834
ここでのメニューはピッケルを用いた滑落停止とスタンディングアックスビレを用いた確保の訓練です。
滑落停止は反転する際にアイゼンが足に引っかかったり、なかなか止まらなかったりと難しかったです。IMG_2835IMG_2836IMG_2837
約2時間ほど訓練した後にテントに戻り酒盛りと夕食を食べてこの日は終了しました。
ただこの日は夜まで雲がなく外は満点の星空+おそらく新月だったのですが、星の光だけであんなに空が明るくなるのは初めて知った気がします。この日は何個か流れ星を見ることができ、最高の夜でした。
4月19日 赤岳ピークハント
4時過ぎに起きてこの山行のメインへ。出発前に阿弥陀岳パーティと記念撮影。
IMG_2847お互いの健闘と無事を祈ってそれぞれ山道へと向かいます。

尾根を登っていく最中で太陽が高くなってきている気配がします。
IMG_2849DSCN6828
稜線に取りつくために文三郎尾根を進んで行きます。DSCN6827IMG_2852
徐々に岩稜地帯に突入。。。
IMG_2855
稜線に取りついてからは風速が10m超えてきて、油断すると体がふらつきます。
少し柔らかい雪の中をトラバースしながら少しずつ進んで行きました。
赤岳山頂付近の岩稜地帯入ると風下側に入ったためか安全?に進めます。
DSCN6842IMG_2856
そして・・・ようやく山頂に到着!みなさんお疲れ様でした!!
DSCN6849
天気も少し怪しくなってきましたが、地蔵尾根ルートで下山しました。
このルートは雪が柔らかく傾斜もきついので慎重に下っていきます。
地蔵尾根ルートは赤岳と富士山のツーショットが撮れるスポットですが、あいにくの天気で残念な感じでした。。。
9月に登った際は良い天気で雲海に佇む富士山が美しかったです。
IMG_2498IMG_2863
この山行が安全に終えることを感謝してお地蔵様と記念撮影。すでにやりっきた感がでております。
DSCN6858
1時間ほどかけて行者小屋まで戻り、阿弥陀岳パーティと合流してから帰路に着きました。

最後に個人的な感想を。
唐松岳、赤岳と2週連続で登り、ようやくアイゼンに慣れてきたかなと思います。
そろそろ残雪期シーズンも終わてしまうのは寂しいですが。。。
ただ、雪の上のテントを体験やテント泊など初めてばかりなのですが、
装備についてあれが足りない、これも足りないと物欲が止まらないことが(財布的に)大きな課題です。

記 森

この記事を書いた人

愛知県豊川市に拠点をおき、奥三河の山々をホームゲレンデに、四季のアルプスのピークハント、縦走、ロッククライミングから沢登りとオールラウンドな山登りをしています。
インスタ、フェースブック フォローしてください!

目次