【月山 蔵王山】(25)7月18〜20日(梅田)
【2025年7月18〜20日】
【メンバー】梅田
東北遠征で月山、蔵王山に行ってきました。月山といえば出羽三山で有名な山です。
出羽三山詣では羽黒山が現世、月山が前世、湯殿山が来世を表すとされ、死と再生の意味を持つ『出羽三山生まれ変わりの旅』と言われています。
今回の旅でも白装束の参拝者の姿が多く見られ、山岳信仰が今でも息づいているのを実感しました。
出羽三山は羽黒山→月山→湯殿山の順番で詣でるのが良いとされているので以下の日程で行ってきました。
〈日程〉
18日 早朝3時愛知県出発= 羽黒山参拝
19日 月山登山(奥宮参拝)=湯殿山参拝
20日 蔵王山登山
まずは羽黒山参拝からスタート
樹齢数百年の杉並木のなか石段を2446段登る。

国宝 五重塔

三神合祭殿

下山後はくしびき温泉 ゆ〜Townで汗を流す(ナトリウム・塩化物・硫酸塩泉の源泉かけ流し)東北はいろんな泉質の温泉がたくさんあって羨ましい限り。
二日目の月山登山に備えて8合目登山口へ移動しここで車中泊。トイレがあり、標高も高いので快適な気温でした。
移動途中から月山を望む



朝5時半登山開始。



雪渓が残っていて少しだけ歩く











月山佛生小屋


月山頂上

頂上から少し歩くと月山神社
ここからは写真撮影禁止

お祓いを受けお参りし御朱印を頂く。
神社からロープーウェイ方面を眺める


8時下山開始
鳥海山を眺めながら下る



白装束の参拝者とすれ違う

帰りは弥陀ヶ原経由で月山を眺める



御田原参籠所



10時駐車場着
帰り支度をしているとご年配夫婦のこんな会話が聞こえてきた。
ご主人『三河ってどこだべ?』
ご婦人『愛知県だ』
心の中でご婦人ナイスー!ちょっと嬉しかった。
月山下山後、今度は湯殿山の湯殿山神社へ。
出羽三山の奥の院とされ、『語る勿れ』『聞く勿れ』と清浄神秘の世界でこちらも撮影禁止。
湯殿山神社は独特な参拝方法でとても貴重な経験ができました。
温泉は天童温泉ゆぴあへ。ナトリウム・塩化物泉の源泉かけ流しで350円という安さ!ありがたや〜
出羽三山詣で生まれ変わり、汗を流して明日は蔵王山!という事で蔵王山に向けて移動。
大黒天登山口駐車場にトイレがないので蔵王エコーラインの途中にある刈田駐車場で車中泊し早朝登山口へ移動しました。
大黒天駐車場

駐車場の道を挟んだ反対側に登山道がある

登山口横の大黒天様

5時半スタート

荒涼とした大地




刈田岳

刈田嶺神社


神社からお釜が見える。神秘的なグリーン。

熊野岳へと続く道


お釜

コマクサ
こんな荒涼とした大地に健気に咲いていて生命力の強さを感じる。

熊野岳(蔵王山)




神社の横にある避難小屋の中に御朱印スタンプがある。御朱印を頂き地蔵山を目指す。

熊野岳を振り返る

姥地蔵

地蔵山
月山、鳥海山がうっすら見える

最後に三宝荒神山へ向かう
蔵王ロープーウェイ付近にある蔵王地蔵尊

振り返るとロープーウェイと地蔵山

三宝荒神山

帰りは地蔵山、熊野岳をトラバース


帰る頃のお釜
陽の当たり具合が変わり少し明るいグリーンに変化していた



帰りに再び刈田嶺神社へ寄り御朱印を頂く。この頃には観光客も増え神社とお釜周辺は賑やかでした。
大黒天駐車場へ戻る途中、エコーラインと駐車場がよく見える

10時20分駐車場着。
下山後の温泉はもちろん蔵王温泉!私の大好きな硫黄泉の源泉かけ流し♥最後の最後に待ってました!
蔵王温泉新左衛門の湯で汗を流しました。
その後、温泉近くにある酢川温泉神社へ参拝。蔵王修験では神仏習合し酢川温泉神社が口の宮、熊野岳の熊野(蔵王)神社が離宮、瀧山山頂にある龍山寺(龍山神社奥ノ院)が本宮とされ三宮一社として信仰されている。



滝山は時間の都合で断念しこれで今回の山岳信仰を巡る山旅は終わり。今回も硫黄臭をプンプン身に纏い愛知県へ帰りました。3日間の総走行距離約1700キロ。遠かったですが念願の出羽三山詣りと登山ができ充実した山行でした。