豊川山岳会

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笛吹川東沢釜ノ沢 (美しかった東沢

      2017/07/24

【笛吹川東沢釜ノ沢】17.7.14(白井)
【2017年7月14日~17日】
【メンバー】白井、石原、岩井、塩川


塩川君の楽しさが伝わるゴープロで撮った動画

今回の沢は「日本の沢100」にほランクインする秀渓である。沢の難易度も低く初心者の石原さんも大丈夫だろうと一緒に行くことにした。
岐阜に転勤で移動した岩井さんと合流するために、石原さんと合流して瑞浪へ。
瑞浪市民公園で岩井さんと23時過ぎに合流、そこでテントを張り一泊。
寝る前に宴会を始めたが久々に会った岩井さんは相変わらず元気で、夏の暑さに加えホットな宴会となりテント内は暑かった~。

15日(土)
早朝5時半過ぎに起きて出発。塩川君と山梨県の塩山駅で合流する予定なので、高速道路を飛ばし塩山駅へ向かう。
合流後「道の駅みとみ」へ移動し入渓の準備をする。天気は晴れていて荷造りする間にも陽に照らされ汗だくになる。
10時50分に出発。観光客が多い林道を西沢渓谷へ向かう。西沢渓谷へ向かい吊り橋を渡り東沢の右岸にある登山道をしばらく歩く。
林道あるきよりすでにこの奥秩父の良さが感じられる。森の樹木はほとんど落葉広葉樹で木漏れ日はきらきらと柔らかく自分たちを照らす。
眼下の沢には綺麗な清流が流れいて気持ちい。
晴天の夏空の下出発
しばらく東沢右岸の登山道を進む
沢靴に履き替え河原を行く

鶏冠谷(とさか)谷との出会いより谷に一度降り、対岸に渡り左岸沿いにある登山道を歩く。沢通しに遡行もできるがいくつか滝やゴルジュがあり、時間を稼ぐならこちらを歩いて行った方が圧倒的に早く登れる。現に登山道を使わず沢どうしに遡行しているPTもあった。
12時半頃にホラ貝のゴルジュに到着。
真正面からはゴルジュの先は見ることは出来ない。泳ぐ気満々の塩川君が突撃。女子二人も釣られて突入しそうである。寒いのが大嫌いな自分は初めから泳ぐ気は毛等もなかったが、遊ぶのは元来大好きなので、荷物を河原においてゴルジュ前の淵へ突入する。ゴルジュは右に曲がっていてその先に釜を持つ滝があった。
もうずぶ濡れなので怖いものはない。皆で滝下の釜へだいぶ大会が始まる。塩川君の果敢にゴルジュの右側より淵を残置のハーケンやスリングをつかんでソロで滝上まで行ってしまう。滝上から圧巻のダイブ。ゴルジュ前の河原に戻り濡れた衣服を時折指す太陽にあたり昼ご飯を食べながら乾かす。
ホラ貝のゴルジュを左岸の巻き道を使い大きく迂回する。
「ホラ貝のゴルジュ」に着く前にあった滝
突撃するチカちゃん
飛び込む準備中



その後は比較的平坦な河原歩きやゴーロがつづき少し単調ではあるが、左から「乙女の滝」続いて右から「東のナメ滝」そしてさらに左より「西のナメ滝」と立派なナメ滝が流れ落ちて来ていて飽きさせない。なかでも「東のナメ滝」は本流から上部まで望めて素晴らしく広大ななめたきでした。
その後も綺麗な淵や釜などがあらわれる。ちょうど疲れも見えたところに金山沢と釜ノ沢との分岐に到着。
ちょうど時間も16時となりここにキャンプすることを決める。

東沢の左岸に登山道がある
左岸より流れ来る「東のナメ滝」登ってみたいが時間が無いのあきらめる
スラブの女王の恵ちゃんも四つん這い

https://youtu.be/S-azrwPkfYA


美しい淵
こんなきれいな釜が普通にある

釜ノ沢側にいくつかテントを張れる場所がある。焚火跡もいくつか見られよく使われているかんじである。
焚火の薪を集め楽しい夕食時である。本日は生米を炊き、カレー風味の鍋を作る。塩川君がホイル焼きの準備をしてくれたので玉ねぎやナス、ベーコンを使って焚火でホイル焼きを作る。
鍋は鶏肉ベースにキャベツ、ナス、を入れて煮込み、鍋キューブを入れ最後にカレーパウダーでカレー風味を付ける。自分の創作料理である。
冷凍した鶏肉を2パック持ってきたつもりであったが、我が家に前からかみさんが楽しみにとって置いた函館の鮭のハラミの切り身を間違えて1パック持ってきてしまっていた。
これはこれでホイル焼きにしたところ絶妙な美味しさで一同大喜びであったが、後日かみさんに自分がはなじられたのは当然の報いか…
みんな腹いっぱいになり、石原さんは受胎したの如く大きなお腹となって気持ちよくなったのか、テントの外で眠り込んでしまう。
岩井さんは人一倍川へ飛び込むのが好きなくせに替えの下着やらズボンも持って来ないので自分のズボンを貸してあげる。
夜中は寒くもなくテント内ではシュラフに潜り込むとちょっと暑いくらい。塩川君はそれも見越してか荷物の軽量もはかりシュラフカバーで寝てちょうど良かったそうだ。
心配していた天気も今日は降ることもなく、明日も天気がいいことを祈る。
のんびりとした沢の焚火キャンプは本当に贅沢で幸せな時間を与えてくれる。
22時前には就寝したと思う。
キャンプ地で濡れ物を干す。たいして乾かなかったけど。
焚火で鍋とホイル焼きを作る
米も炊く
そして食べて受胎する

 

16日(日)

朝は4時に起きようと思っていて大寝坊をして6時起床となった。それでものんびりと朝食を済ませ出発の準備をする。
8時半ごろ出発。準備している間にも何PTか追い抜いて先を登って行った。先日沢を忠実に遡行してきた相模山友会のPTも追いつかれる。その後も相模山友会のPTとは前後しながら遡行して行く。
天気はまずまず、時折陽が差す曇りがちな空模様。
「魚留の滝」は左のスラブより巻く。そしてただただ美しい「千畳のナメ床」が続く。
「両門の滝」に9:40頃着く。
ここでもダイブ&滑り台大会が始まる。さんざん遊んで最後は塩川君と石原さんが滝をフリーソロに挑むが、石原さんはあえなく撤退し大すべりを決行し滝つぼへ。塩川君は無事に完登。
その後は「ヤマゲンの滝」を右岸を巻き広河原に出る。ここは平坦な場所が多く木々の間に多くのキャンプ跡が見受けられる。とても気持ちがいい場所で石原さんが「もののけ姫」の森のようだ言う」。とにかく森の密度が濃い、だからと言って木々が濃密に生えているわけでもなく気持ちいのいい空間を作り、陽がな一日ゆったりと過ごしてみたいところであった。
魚留の滝は左のスラブより上がる
千畳のナメ床
両門の滝に到着
遊ぶ塩川と岩井

両門の滝に挑む塩川と石原
ヤマゲンの滝
癒される広河原の森
数段10mのナメ滝
右が木賊沢

しばらく傾斜の緩い沢を森の中や沢沿いを登って行くと次第に傾斜が強くなり数段10mのナメ滝が出てくる。
滝を登ってすぐに左より沢が合流してるので右の沢の本流を登る。この左より合流する沢が「ミズシ沢」だと思われる。
その後もう一度大きな二股に出くわす。ここで自分は間違えて左の沢を選択してしまう。ガイドブックでは「ミズシ沢」が合流したあとは「木賊沢」(とそくさわ)との分岐しか明記されていなかった。よってこれがその分岐と判断してしまい間違えて左の沢を登ってしまった。
下流の方で過剰なくらいに標識や目印があったのに、ここの分岐には見つけられたかったのか、全く標識の類は無かった。途中で間違えに気づき尾根をまたいで強引に本流に戻り、事なきをえる。
一泊の装備と登攀具を担いでの沢登りに岩井さんと石原さんはだいぶ疲れが見え始める。最後のナメ床を左に観ながら急な沢を登りきるとポンプ小屋に着いた。
14時10分ポン小屋着。ここでやっと沢靴から解放され休憩と甲武信小屋を目指す。すぐに甲武信小屋に到着し、雨がちょうど降りだす。せっかくなので山頂を目指す。雨はすぐに止んでくれて山頂では何とか曇り空ながら展望が望めた。
15時15分頃甲武信岳(2475m)の山頂に到着。休憩したあと小屋に戻り、つらい下山のはじまりである。
下りは「徳ちゃん新道」を使う。だんだん暗くなってきたあと登山口まで30分ぐらいのところで自分が左足を捻ってくじいてしまう。捻った瞬間「ボキッ」っと音がしたのでかなりやばいかもしれないと心配したが、岩井さんがテーピングで固定してくれたおかげでそれほど痛みもなく降る事が出来た。
薄暗くなったころようやく登山口に着く。薄暗い中の林道を駐車場までしばらく歩かなくては行けなかった。
だいぶ前からいつも元気な岩井さんがだんまりとなる、どうやら疲れとLINEを通じて知らさる仲間のクライミングの上達ぶりに、置いたかれた気がしたらしく静かになったしまっていたようだ。しかし下山後に温泉に入ってご飯を食べたらすぐに元気を回復したのは言うまでもない。
石原さんは「お風呂、お風呂」とお風呂を求める亡者となったみたいに一人でテクテクと先を歩いてゆく。
19時ごろやっと駐車場に到着してお風呂を目指す。
塩川君が「はやぶさ温泉」を見つけいい湯につかる。ここは600円で、大きくはないが露天風呂もあり21時まで営業していて温泉であった。
塩川君はここでわかれ東京へ戻って行った。
22時近くになってようやく「ガスト」で夕食にありつく。お腹いっぱいになっていつもの元気なチカちゃんに戻って一安心。
しかし、元気になってその晩は瑞牆に行って泊まったが、石原さんと女子トークに花が咲き終わりそうにない。ひとりオジサンの自分は先に眠りにつくのであった。
ポンプ小屋に到着
甲武信ヶ岳頂上

 

今回の沢はかねてより行きたかった沢で、関東からのアクセスもいいことから入渓者が多いと予想されていた。よって比較的入渓者が少ないだろう梅雨の晴れ間を狙って毎週毎週狙ってはいたが、ハッキリしない天気予報になかなか行くことが出来なかった。
こんな素晴らしい沢には天気のいい日に行きたいが、さりとて人が多いのもいやである。今年の海の日の三連休は微妙な天気予報であったがもう我慢ならず決行した。
結果は予報よりいい天気となり十分満足する沢登りであった。
しかし最後の方で沢を1本間違えてしまった。ガイドブックの記述や過剰な標識の存在に頼ってしまってそのつど地形図で確認していなかったので、結果迷ったときは現在地に自信が持てなかった。反省である。
またこんな気持ちのいい沢旅を期待して計画を練るしだいです。

この記事を書いた人

白井
白井
クライミング全般大好きです。
仲間と楽しいクライミングを重ねて行きたいです。
一応現在チーフリーダーをやらせてもらっています。
愛犬、愛妻、愛娘と新城市で暮らしてますが、私が愛されているかは、解りません...

 - ピークハント, 沢登

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