残雪の丸盆岳・黒法師岳

【丸盆岳/黒法師岳】24.3.31(遠山)
【2024年3月30~31日】
【メンバー】遠山

深南部の丸盆岳/黒法師岳に入りました。
残雪期のこの時期に入るのは初めてです。
水窪ダムから臨時ゲートまで車で移動しますが、悪路で以前タイヤがパンクしたことがあります。
前夜まで大雨注意報も出ていて落石も多数あり、石を避けながら慎重に進みます。

臨時ゲートに到着、身支度をして歩き始めます。

暫く歩いて、戸中山林道ゲートに到着

ここから長い長い林道歩きを約2時間ほどかけて歩きます。
途中には大きな落石もあり完全に歩道を塞いでいます。

以前、鎌崩を歩いたときに通過したシブロク歩道、バラ谷の頭に向かう道です。
バラ谷の頭でテント泊なんかもおススメです。

長い林道を歩いて黒法師岳/丸盆岳の登山口に到着。
やっとここから本格的な山登りが始まります。

1時間半ほど歩いてヤレヤレ平に到着。
少し開けた場所で先行者のテントが1張り有りました。

左手に本日目指す丸盆岳が見えてきました。
雪はかなり少なそうです。

標高1,650mを少し過ぎたあたりから雪が付き始めたのでアイゼンを付けます。
暫くすると先ほどのテントの先行者の方2名とすれ違い軽く挨拶。

等高尾根の直下にある”弁当転がし”はかなりの急斜面です。
ここに雪がしっかりついていると、厭らしい登下降になるので気を付けてください。

等高尾根に到着、雪は少なく深い所で膝下くらいの積雪です。
丸盆岳方面にはトレースが見えません。

正面に明日登る黒法師岳が見えます。

富士山と大無間山が見えます。
寸又峡起点で大無間山を通り、風イラズを下る周回するルートを歩いてみたい。

等高尾根から丸盆岳へと向かいます。

丸盆岳下のカモシカ平でテントを設営
誰もいないので広い場所を独り占めです。

テントに荷物をデポして丸盆岳に向かいます。
この辺りには雪はあまりありません。

丸盆岳に到着、風は7~10mほどありますが景色は最高です。
以前、歩いた鎌崩や黒沢山などが見えます。

丸盆岳から見たカモシカ平と黒法師岳とバラ谷の頭

テントに戻って水づくり。
水場の少ないここに雪があるのは助かります。

夕食はアルファ米と大豆ミートを使った卵とじ丼にしました。

夜は風が強くなりバタバタとテントが揺らされてました。
翌日4時起きで朝は簡単な早ゆでパスタで腹ごしらえ。

テントを撤収して黒法師岳へ向かいます。
等高尾根から黒法師岳には昨日の先行者がつけたトレースが付いていました。

黒法師岳に登頂、藪は雪ですっかり覆われてます。
2座登頂を果たしたので下山します。

下山も林道歩きがやはり長い。
他の方が自転車デポするのも分かります。

歩行ルート


雪の少ない残雪期の深南部山行でした。
出会った人も1組だけで、この時期に入る方は少ないですね。
雪の少しついた山もキレイで、いつもとは違う雰囲気が楽しめました。
次は山岳会メンバーを誘って再訪したいと思います。

ー 記 遠山 ー

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