イワナを釣るなんて簡単だ

【赤石沢】19.9.14(山形)
【2019年9月14日~16日】
【メンバー】山形、白井、中村

9月の3連休に赤石沢に行ってきました。
東海フォレストの始発バスに乗るべく6:30に並び始めるが時既に遅し。
快晴の3連休で物凄い行列でした。
約3時間待たされ、干からびかける。
沢装備で並ぶんじゃなかった。

ガタガタとバスに揺られ、結局、入渓は12時前となってしまう。

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やはり、スケールがでかく、面白い沢だ。
ウエットスーツを手に入れたさえき君は嬉々として水流を攻めていた。
9月にしては気温が暑い日で泳ぎも苦にならない。
どうしても泳がなければならないポイントは白井さんも泳ぐ。
白井さんは嫌そうだった笑。

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恐らく水量は少ない方で、サクサク進むことができ、遅れた時間を徐々に取戻し、順調に取水堰堤へ。

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北沢出合に到着したのが14時過ぎでした。
時間的にここで幕営しようかとも考えたが、先行パーティーのテントがあって、同じエリアに泊まるのはどうだかねぇーと言いながら歩みを進める。
そうこうしているうちに門の滝へ着いてしまう。
行くしかないがロープを出してると暗くなりそうなので右岸側より高巻く。結果、スピーディに越えることが出来た。
続いて、洞窟の滝へ。こちらも面白い。洞窟の抜け口まではヘッデンが必要なほど暗く、楽しい。

洞窟の滝を越えてすぐに快適な場所があった。時間も16:30頃でちょうどよい。
歩みを進めて正解だった、断然こっちの方が良い場所だ。
白井さんにタープの準備をお願いし、山形・中村で食糧調達へ。

鷲見さんの形見のテンカラを振るが山形はパッとせず、さえき君に任す。
「イワナを釣るなんて簡単だ」とは本人は言っていないが、顔がそんな感じだった。
ちゃっちゃと4匹確保してくれたので塩焼きに。酒を呑む瞬間こそが至福だ。
めちゃうまかった。白井さんに頂いた蓬莱泉「空」と相性抜群でした。
恵んで下さりあざす!!

二日目は16時までに百間洞山の家に着いたらOKなのでのんびりと出発する。
出発前に記念撮影する。

大ゴルジュはかなりの高巻き。最後は懸垂させられた。ちゃんとロープを出したのは後にも先にもこの時だけでした。

その後、いかにも釣り堀のような大釜で時間があったので釣る。
ここに幕営出来れば釣り堀が目の前にあり、パラダイステンバと言えよう。

「イワナを釣るなんて簡単だ!」とクールに言えば良かったのだが「よっしゃ、釣れた、やったー!!ふぉー!」とはしゃいでしまった。恥ずかしい。
小さいのはリリース、大きめは刺身にして頂いた。「頂きます」の意味が良くわかる。

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百間洞沢に入ってからは単調でつまらなくなってしまうが、それまでは絶妙な感じのボルダームーブもあり、二日目も飽きなかった。
にしても大小の赤い岩(ラジオラリア?)はきれいで、目をひかれる。

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もう疲れたなーと思っているところにパッと百間洞山の家が見えて、テンション上がる。
沢伝いに小屋まで行ける点も素晴らしい。

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東海フォレストの仕組み上、自身、5年振りぐらいの小屋泊となるが久しぶりの小屋泊はかなり快適でした。
トンカツ定食は2000円したが、カレーもついており、ご飯・味噌汁おかわり自由でかなり美味しかった。食べる価値ありと思います。

翌日はきれいな稜線歩きを期待したが、曇っていた…。南アルプス南部の山は私も初めてだったので赤石岳から見る富士山等の景色を楽しみにしていたのですが、これだけが唯一の残念な点でした。

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とはいえ、3日間通して気持ちの良い山行をすることが出来て大変、満足です。
イワナの美味さを知ることが出来ました。
もうすぐ沢登りのシーズンも終わってしまいますが今季、後1回ぐらいスケールの大きい沢登をしたいなぁと思っております。

この記事を書いた人

こいつノリで生きてるだろと思われがちな関西人ですが山に対しては真剣です。厳しいルートを登った後に絶景を見ながらテント泊にて赤ワインを嗜む、そんな登山が大好きです。

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