立山~上高地、快速縦走

★山行名 【立山~上高地、快速縦走】
★年月日 【1999年、4/29~5/2】
★メンバー【鷲見、岩瀬(蒲郡山の会)】

4/29
朝4時過ぎに豊川を出発。扇沢には10時前についてしまう。
トローリーバスで、立山に着くが、暇なので、ビールを飲んで待つ事にする。
時々団体客が来て、私たちの前に座るので、いろいろと話しをしながら時間をつぶす。
京都からきたおばさんなどは、私達におでん、あられ、自家製の佃煮などを恵んでくれて、
ついついビールを飲みすぎてしまう。
1時半に登り始め、雄山にテントを張る。ダイヤモンドダストとブロッケン現象が見え、
気持ちよく、後ろ立山をながめる。満月がぽっかり浮かんでいた。

4/30
2時起床。4時出発。3シーズンの寝袋は寒くほとんど眠っていない。たった1キロのた
めに睡眠不足になってしまった。ちなみに私のザックが17Kgで岩瀬氏が14Kgであっ
た。天気はよく快晴。6時50分にはザラ峠に到着。そのむかし、佐々成政が徳川家康に
救援を求める為に超えたとゆうがよくまああの時代にと思ってしまう。山スキーヤーが2
張りてんぱっていた。





五色が原 雪景色


五色ヶ原を歩いていると、先行のヤマスキー軍団が見える。越中沢岳を越え、すご乗越に
は、12時に到着するが、雪が腐って歩きにくい。登りでズボズボはまりだし、私はくた
ばってしまい、テンぱる。ホットポカリをのみ、酒を飲みゆっくりする。今日の予定は、
太郎平までだが、まあしかたがないか。6時に眠るが、やはり寒くて眠れない。

5/1
1時起床、2時40分発で、月明かりをたよりに歩く。月明かりと雪明かりに浮かびあが
る薬師岳が美しい。夜歩くのもいいもんだ。
6時10分に太郎小屋に着、先行のヤマスキー軍団も出発するらしい。抜きつ抜かれつ歩
くが、下りは楽しそうである。岩瀬氏がヤマスキーより早くと飛ばしはじめる。
黒部五郎岳には10時半に到着。早起きすると早い。尾根ずたいを下って、黒部五郎小屋
には、12時前に着く。この、下りの斜面はスキーに最適の斜面で、各自が思い思いにシ
ュプールを描く。私もスキーがほしい。
2時前には三俣蓮華へ着き、3時45分には双六小屋へ着く。へろへろである。
小屋で、大阪のヤマスキー同好会の加藤氏に会う。針の木まで行くそうである。

5/2
2時に起きるが、疲れがとれていないので、もたもたする。4時45分出発。
樅沢岳を越えて、硫黄乗越、そして、中崎尾根ジャンクションへ、8時前に着く。
最後の苦しい登りを登り、槍の肩の小屋へ9時10分に着く。はー疲れた。






槍ヶ岳 肩の小屋前で


穂先には登らず、下る事にするが、もう雪が腐って歩きにくい。
長い道程を下って、3時に上高地に到着。
プラブーツでの縦走は、足が痛くなって困ったが、予定どおり3日で終わった。
好天に恵まれ、いい訓練になりました。

                              -記・鷲見-

この記事を書いた人

愛知県豊川市に拠点をおき、奥三河の山々をホームゲレンデに、四季のアルプスのピークハント、縦走、ロッククライミングから沢登りとオールラウンドな山登りをしています。
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