越後紅葉山行(巻機山編)

【巻機山】17.10.7(上田)
【2017年10 月7日】
【メンバー】上田、河野、鈴木、井澤、坂本

10月7日 巻機山(井戸尾根コース往復)

越後の名山を紅葉の時期に登りたいということで計画したところ、お久しぶり山行の坂本さん含め5人のメンバーが集まった。当初、私の都合で10/7~10/8の巻機山と苗場山の2山でしたが、他のメンバーが3連休Okで天気もいいことから、谷川岳も加えて越後の紅葉山行がスタートした。

10月6日(金)
南岸低気圧の影響で雨がぱらつく中 19:00 音羽に集合し、第2東名・東名~東海環状~中央道~長野道~上信越道~R117~津南町~石打経由で道の駅南魚沼に24:40に到着(395km)、仮眠する。雨も止んで幕営するのには助かった。

10月7日(土)
6時に起床し朝ご飯を済ませ7時前に出発。

雨は上がっているが山はまだ雲の中で、巻機山山麓キャンプ場をめざす。
今回は行動時間も長く取れないので、割引沢やヌクビ沢などの登り専用の一般の沢コースでは無く、桜沢駐車場(60台:標高730m)に停めて井戸尾根往復とする。

7:30に出発し、急登を登ると8:40 5合目(焼松)でガスの向こう尾根の右側に有名な沢登りルート、米子沢が見える。
すれ違う登山者からは稜線はかなり風が強いとのこと。南岸低気圧の影響で稜線はガスと風の影響があるようだ。

6合目からはヌクビ沢、天狗岩方面の展望が良い。次回は沢コースを行くのが楽しそう!更に尾根を登ると灌木帯となり赤や黄色の紅葉が進んで素晴らしい。笑顔と歓声でテンションが上がる。1500mからは風も強まり稜線の太平洋側はガスの中、日本海側はガスが切れてくる。

上越のマッターホルンと呼ばれる大源太山がピラミダルな姿を見せてくれた。

ここからは草紅葉の中を気持ちよく高度を上げていくと前巻機山(標柱はニセ巻機山)。

10分ほどゆるやかに下ると避難小屋で、米子沢の源頭の水場に近く、のんびりと一泊するにはいい場所である。 辺り一面オレンジの草紅葉でどこか落ち着く風景だった。

霧の中、頂上をめざすと池塘が所々に散らばる。

頂上の標柱では私が百名山の80座目ということで人間80マークでお祝いしてくれた(^_^)/。

「80」に見えるかな? 河野さん、幸子さん、ありがとう!

最高点1963mは標柱から5分のケルンがある地点で、何となく頂上がはっきりしない感じである。12時半着。

往路を下山すると登りよりも霧が晴れ、米子沢の源頭や井戸尾根全体が見渡せ、穏やかな山稜と紅葉を楽しむことができた。

ムラサキシキブの赤紫がきれい!

ガスの中のブナ林と紅葉もきれい!


15:40に下山し、魚野川沿いの「金城の里」のお風呂で汗を流す。お楽しみの夕食は名物のへぎ蕎麦などを頂く。腰があってしかもなめらかでとてもおいしい!お酒とつまみの買い出しをして、次の目的地、苗場山の登山口かぐらスキー場に向かい楽しい宴会で初日は終了。

◆越後山行期間中の天候 :天気図はそれぞれの日の9時の地上天気図
10月7日
南岸低気圧の通過で関東側は雨~曇り 越後側からガスが切れてきた。

10月8日
移動性高気圧が張り出してきて天気は回復。

10月9日
引き続き帯状高気圧に覆われ好天が続く。

この記事を書いた人

上田 歳彦のアバター 上田 歳彦 豊川山岳会 代表

愛知県山岳連盟 豊川山岳会代表 2023.3~
気象予報士
NPO法人 ウェザーフロンティア東海会員

目次