白山山系・野谷荘司山へ転進!

【野谷荘司山】19.6.2(上田)
【2019年6月2日】
【メンバー】上田歳彦、河野典子、鈴木幸子、小寺和代、吉本知子

九州南部が平年並みの5月31日に梅雨入り。梅雨前線も少し北上したので、日本海側の白川郷の東側の山 籾糠(もみぬか)山へ、天生(あもう)峠、天生湿原経由でお花を見に行きましょうということで計画。5:30に音羽を出発し9時前には白川郷着。
前日古川の土木事務所の説明では、「通り抜けはできないが天生峠までは行ける」、一方入れないという情報もあったが、天生峠に向かうR360に入るとロックアウトで進入できず。副案としていた白川郷の西側の野谷荘司山(1797m)へ転進しました。改めて地形図を確認し、1602m三角点から上部の痩せ尾根の状況によっては途中引き返す心づもりで入山。転進はあまりお勧めできませんが、普段にも増して慎重にガイドブックを再確認し入山メールを再送、現地の登山届を提出。

登山口にはトヨタ白川郷自然学校がありお手洗いなど立ち寄らせて頂きました。またこの山の登山経験のある職員の方にルート状況、積雪状況を確認し、9:40に出発。


登り口が標高720mで1080mとなかなかの標高差です。最初は浅い沢状の斜面をつづら折りに進み、920mで尾根に取り付き急登を頑張ります。周りにはきれいなピンクのタニウツギやカメノ木、美しいブナ林を楽しみながらの登高。

1300m付近では岩場のトラバースと一本松、純白のタムシバやツツジ、イワカガミなどが目を楽しませてくれます。

白川郷の集落とトヨタ白川郷自然学校(左下)

1602m三角点(左)と三方岩岳への縦走路(右奥)

更に急登を続け、1602m三角点(12:10着)では、三方岩岳からの縦走コースや南側の三方崩山のどっしりした山容が臨め、東側には右から御岳、乗鞍岳、北アルプスの峰々(槍穂、薬師、立山、剱まで)普段見慣れない方向からのアルプスで新鮮でした。

槍穂

1602m三角点から三方岩岳への縦走路、頂上は正面のピークの奥

ここで帰りたいとへたれな鈴木です

乗鞍岳の手前には当初予定した円錐形の籾糠山とその右側には猿ヶ馬場山も。籾糠山、またリベンジですね。

頂上まで頑張りましょうということで、ザレた痩せ尾根を慎重に登高、カタクリの咲く三方岩岳への分岐から、10分余りでようやくの頂上です。

へたれ鈴木、涼しい顔で写真に収まる^^;

結構距離はあるものの白山が大きい

三方崩山と奥三方岳(右)

三方崩山の右側には、まだたくさんの雪をまとった白山が大きく迫ってきて見事です。13:10着。ゆっくりと昼食を楽しみ、14:00慎重に下ります。両側が崩壊した痩せ尾根は最大限の注意で下ります。リーダー装備で大抵は持参する細引き6mmx15m、安心のため持参すべきだった。
16:15 登山口に無事下山。

お花を愛でながら賑やかで前向きな皆さんとの楽しくスリリングな山行も無事終了。各自の夏山に向けた想いを話しながら、白川郷ICから東海北陸道、東海環状経由で豊川・音羽に19:40に着きました。

麓、中腹、稜線と様々な花々を楽しむ事ができました。以下、幸子さんお花の解説をお願いしますm(__)m (上田)

タニウツギ2枚

カメノキ

ギンリョウソウ
これは・・・何が咲くの?

ショウジョウバカマ2枚

ミヤマシキミ

タムシバ

タムシバ接写

コイワカガミ2枚

カタクリ群生地
ミヤマキンボウゲ 見た目艶艶でした
タニウツギ

○○スミレ これは・・不明
ユキザサ
ツクバネソウ

イワナシ

カタクリ・・虫食いあり^^; アカモノ

○○スミレ、、キバナノコマノツメじゃありません

三つ葉ツツジ蕾 綺麗な色でした
ん?何でしょう。。

追記 鈴木
雨の中かも知れない瑞垣は嫌だぁ・・と私のわがままで籾糠山を提案。開通していると言った土木事務所のおじ様を信じた私が馬鹿でした(~_~;) 天生峠に行けずすみません。
吉本さんのナイスフォローで野谷荘司山へ行く事になり、もう時期が終わっているカタクリの群生を見る事が出来ました。
ひたすら登るしかない登山道と、頂上までの道のりを見てさらにへたった私を励ましてくれてみなさんありがとうございました。
日々の努力、、、夏に向けて頑張ります!

この記事を書いた人

上田 歳彦のアバター 上田 歳彦 豊川山岳会 代表

愛知県山岳連盟 豊川山岳会代表 2023.3~
気象予報士
NPO法人 ウェザーフロンティア東海会員

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