桧尾尾根より桧尾岳~千畳敷

【桧尾尾根より桧尾岳~千畳敷】08.5.12(浅田)
年月日【2008年5月3日~4日】
メンバー【浅田、河合、鈴木恵、高橋】
5/3 晴れ時々曇り
豊川を朝6時に出発し、新城で河合と合流しR
153を飯田へ、新しく出来た飯田山本IC より高
速で駒ケ岳へ高速を降りて5分で菅の台の駐車
場着。ここで鈴木と合流する。
ここよりバスで桧尾尾根の取り付きである桧尾
橋まで約30分。バス道路の横にある急な階段が
取り付きである。
急斜面にジグザグに付けられた登山道を、小
ハエのような虫に悩まされながら登って行く。歌の
歌詞ではないが、<カラマツモ萌ゆる春山に>の
ごとく新緑の美しいカラマツ林の中を高度を稼
ぐ。
5
1552m のピークより尾根の形状となり、木立の
中より右に宝剣岳、左に空木岳が見えてくる。
1800m 付近より残雪が現れだす。振り返ると駒
ヶ根の町を挟んで、甲斐駒から光岳まで南アル
プスが見えてくるが、3000m から上はガスである。
赤沢の頭(1991m)を過ぎる頃から、春山特有の
樹林帯の残雪に足を取られる事が多くなりペース
が落ちてくる。
桧尾避難小屋まではとても無理と判断し、テン
ト場を探しながら登って行く。2350m 付近の伊那
谷が眼下に見える場所を整地しテントを張る。
日が沈み夜の帳が下りてくると、駒ヶ根の夜景
が輝きを増し、ガスっていた空も晴れて満天の星
空となっていた。
【コースタイム】
豊川(6:00)→新城(6:30)→菅の台(9:00~
9:30)→桧尾橋(9:50~10:00)
赤沢の頭(13:15)→2350m 幕営地(15:50)
5/4 晴れ
甲斐駒の向こうから御来光が上がり、今日の晴
天を約束してくれる。
桧尾岳を目指し5 時40 分出発する。
早朝でも雪は腐っており、アイゼンは付けずに
登って行くが、トレースも無く昨日同様足を取られ
ながらの登高で、トップの鈴木はかなり苦労して
いる。
森林限界からは少し登り安くなって来て、避難
小屋も見えてきてピッチも上がる。
9 時に避難小屋へ到着する。
6
20 数年前に泊まった小屋とは違い、まだ新し
いかまぼこ型の屋根のコンパクトな小屋で、中に
シュラフ、銀マット等が常備されていた。
天気は最高で展望も良く大休止をする。20 分
程雪の斜面を登ると桧尾岳である。
稜線へ出ると三の沢岳が、その向こうに木曽御
岳が見える。
桧尾岳から極楽平へ向けて稜線を進むが、
所々岩と雪のミックスした箇所があり慣れない高
橋さんは苦労している。途中3 パーテーとすれ違
う。
8
桧尾岳から極楽平までの稜線は、夏道、雪面
のトラバース、岩稜、雪面の登下降と変化があり
予想以上に時間がかかった。
極楽平から千畳敷への下降は、新人の高橋さ
– 29 –
んをザイルで確保しながら下降する。斜度が落ち
た所でザイルを解き、観光客で賑わう千畳敷きに
下った。
ロープウェイ、バスと乗り継ぎ菅の台駐車場へ、
温泉で汗を流し、夕食を取り豊川へ。
+9
【コースタイム】
2350m 幕営地(5:40)→桧尾岳避難小屋(9:
00~9:30)→桧尾岳(9:50~10:00)→最低コ
ル(10:45~11:00)島田娘(14:10)→極楽平
(14:30)→千畳敷(15:25)→菅の台駐車場(1
6:10~15:30)→豊川(21:00)
-記・浅田-

この記事を書いた人

愛知県豊川市に拠点をおき、奥三河の山々をホームゲレンデに、四季のアルプスのピークハント、縦走、ロッククライミングから沢登りとオールラウンドな山登りをしています。
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