古希で登った聖岳

【聖岳】20.11.2(浅田)
【2020年10月30〜11月1日】
【メンバー】河合、遠山、二橋、浅田

今年は新型コロナの為、アルプスへの山行が少なくなっている。その為まだ3000m峰へ登っていなかった。前回の集会でその事を話し聖岳へ行こうと提案した。中年パーワーマックスの格さん、助さんが同調し紅一点の二橋嬢が加わり、豊川黄門一行の南アルプスの旅がスタートした。

10/30

豊川20時→かぐらの湯23時

豊川を20時に出発し新城で河合君、二橋さんと合流しR151を北上する。新野峠を越えて新野千石平道の駅でトイレ休憩。ここからR418へ曲がるのだが、おきよめの湯で通行止めの看板があり、グーグルでの迂回路を検索し23時かぐらの湯に到着。軒先をお借りしてテントを張り小宴会後24時就寝・

10/31

かぐらの湯6時→芝沢ゲート7時→易老渡8時半→便ヶ島9時→西沢渡10時10分~10時半→薊畑15時40分→聖平小屋16時

 

朝4時半に起床し軽く朝食を食べて、明るくなった6時に芝沢ゲートへ向かう。下栗の里付近から聖岳が遠望出来た。芝沢ゲートには既に20台程の車が停まっていた。身支度をして西沢渡へ向けて出発する。

 

青空が広がり遠山川の紅葉が美しい。1時間半程で易老渡へ着くが、少し手前の林道が崩れており、防御網の中を注意深く超えた。

 

便ヶ島までの林道も崩れた箇所があり慎重に進む。5年前までは便ヶ島まで車で入れたのだが、キャンプ場も廃墟と成りつつあった。ここから西沢渡までの登山道も荒れ放題となっており、廃道となる事が心配である。

 

西沢渡に設置してある、人力ロープウェーに乗り対岸へ渡り、いよいよ西沢尾根の登りとなる。

薊畑まで標高差約1400mの急登が続く。綺麗に黄葉した唐松林の中、ジグザグの登山道を進み尾根へ出る。暫く登るとガレた岩場が現れ、これを巻くように右側に着けられた急登を登る。綺麗な紅葉に癒されながら1800m、2000m、2200mと高度を上げていく。

 

 

途中倒木に悩ませられたり、苔むした倒木帯に南アルプスの神髄を感じたり。途中日帰りで山頂を往復した登山者とすれ違う。2200m付近から兎岳、聖岳が木立ちの間から見えてくる。

 

最後の急登を登ると薊畑に着く。上河内岳、茶臼岳、光岳の稜線が良く見える。

 

薊畑から20分程下り聖平の冬季小屋へ着く。小屋には既に4名が入っていた。テントも数張りある。小屋の中に場所を確保し、早速外で食事の支度と乾杯と酒宴が始まる。

夜のとばりが下りると、満月が東の空から上がってくる。二橋さんが作った美味しい鍋を頂き私は一足先にシュラフに入る。

11/1

聖平小屋4時40分→小聖岳9時20分→聖岳8時10分~20分→薊畑10時~20分→西沢渡13時40分~14時→便ヶ島15時→易老渡15時40分→芝沢ゲート17時15分

 

眠い目を擦りながら3時半に起きるが、他の登山者は既に起きていた。サケ雑炊の朝食を食べて、ヘッドランプを着けて暗い中山頂へ向けて出発する。気温はマイナス2度であるが風が無いので寒さは感じない。

薊畑へザックをデポし、サブザックで山頂へ向かう。森林限界手前の登山道から日の出前の富士山が望まれた。

 

小聖岳へ出ると水場のコルへ続く稜線の向こうに聖岳が大きく聳えている。雪は全く見当たらない。

 

水場のコルから標高差約300mをゆっくり登り山頂へ着く。赤石沢を挟んで赤石岳がどっしりと見える。遠く北アルプス、中央アルプスと360度の大展望を堪能する。記念写真を撮り少し下った斜面でゆっくりする。

 

 

 

 

 

 

遠山さんと二橋さんは奥聖方面にお散歩へ行く。全員揃ったところで薊畑へ向けて下る。薊畑でデポしたザックにパッキングして、西沢渡へ向けて下って行く。

 

 

最近下りで膝が痛むので、サポーターとテーピングをして来たが効果があった。それでも山頂から2000mの下りは疲れた。便ヶ島、易老渡と進み、疲労困憊して芝沢ゲートに着いた。かぐらの湯で汗を流し帰豊した。

記 浅田

 

 

 

この記事を書いた人

「危険は回避し困難は克服する」をモットーに多くの山仲間と楽しい山登りをしています。

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