舟着山ハイク

4/24 東三河 舟着山
高橋ひ、ドナ
 舟着山は新城市南部の豊川左岸に位置する。登山道は放射状に何本もある。2万5千では船着山となっている。
 新城市吉川のゲートボール場脇に駐車し民家の脇より登山道にわき入る。

 地形図に無い林道が延びているが地形図の破線の通り尾根筋を忠実に辿るが直ぐに道は荒れる。小尾根が合流する辺りは竹薮となり歩きにくい。其処を越すと道は深く溝状にえぐれハッキリとする。100m程進むと別の登山道が東南東方面より合流してくる。どうやらこちらの道がメインのルートとなっている模様。
 これより尾根は急になるが道はつづら折となっており歩き易い。リンドウが鮮やかに咲いていた。
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舟着山手前100m程度の尾根上に不老長寿の泉の道標がある。沢筋に下ること3分程度で割れた岩の間から甘露の水が湧いておりのどを潤す。
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再び尾根に戻り数分で舟着山山頂に出る。展望は無いが山名の云われと思われるクビラ岩の説明書きがある。ちなみにクビラ岩は山頂より10m程度北側に下った所に鎮座している。
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 舟着山を後にし主尾根を南東に下り常寒山を目指す。顕著な小ピークを1つ越し鳶ヶ巣奇襲隊で有名(?)な松山峠に出る。峠には2代目の松が植樹されていた。
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 松山峠から登り返し小ピークに出る。南西に伸びる尾根に赤テープが付いているがいったい何処に続いているのだろうか?確認は取れていない。ここから常寒山方面を遠望するが467ピークに阻まれ常寒山は見えない。
 今日は午後に予定がある為、時間の都合上地形図352ピークより南に伸びる尾根についている道を下山することに計画を変更する。小ピークを下り広い最低鞍部を通過し忠実に尾根上を進む。しかし登山道は352ピークを巻いて北側斜面をトラバースしている。藪を掻き分け352ピークに立つが地形図に記載されている登山道は跡形も無い。仕方なく松山峠まで戻り下山することにした。
 松山峠から吉川まではおおむね登山道は沢筋に沿っている。昨日の雨により増水しており何処が沢だか?何処が登山道だか?判断に迷うことがあった。小学生が登るには少し危ないような気がするのだが…。
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 地形図に記載の無い林道を西に進むと吉川の集落に戻れる。
コースタイム 吉川9:10~10:50舟着山11:10~11:20松山峠~11:50 352標高点 ~12:10松山峠12:50~13:10松山峠登山口~13:50吉川
<追記>
 今回久々に常に読図しながらの山行とした。地形図に無い道が存在したり、逆に地形図にはある道がなかったりとしており現在位置を確認出来なければおおいに混乱したであろう。低山では見通しが利かないため目標物による現在地確認が困難である。サムリーディング(親指で地図上の現在位置を指し示す)による現在位置のトレースをお勧めする。
 迷ってから(現在位置が解らなくなってから)地形図を広げているようではもう遅いです。地図は大事にザックの中に仕舞わずに、行動中でも直ぐに出せて見ることの出来るところ、より良いのは手に持って地図を見ながら行動し現在位置を見失わないこと。道迷いを防ぐ基本のきです。(と言いつつ私も色々と反省しなけらればなりませんが…)
記:高橋ひ

この記事を書いた人

愛知県豊川市に拠点をおき、奥三河の山々をホームゲレンデに、四季のアルプスのピークハント、縦走、ロッククライミングから沢登りとオールラウンドな山登りをしています。
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