青天の空木岳

【空木岳尾根】2022.6.4(二橋)
【2022年6月4日】
【メンバー】河合、遠山、夏目、二橋

前泊日帰りで、空木岳に行ってきました。池山尾根。距離20km、累積標高2,050m。健脚者の多いハードなコースでしたが、さすが百名山、梅雨前の晴天だからかかなり多くの登山者でにぎわっていました。登山道は整備されて、歩きやすく、稜線にでてからの景色は格別でした。

6月3日(金)
20:30新城集合。いつものとおり、駐車場へ向かう。到着後は、珍しく宴会することなく就寝。

6月4日(金)

3:50 駒ヶ根高原スキー場駐車場
4:46 空木岳登山口駐車場
6:05 池山尾根水場
8:37 ヨナ沢ノ頭
9:45 空木平カール分岐点
10:29 駒石
11:49 空木岳
12:27 駒石
12:51 空木平カール分岐点
13:31 ヨナ沢ノ頭
15:18 池山尾根水場
16:27 空木岳登山口駐車場
16:58 駒ヶ根高原スキー場駐車場

まだ暗く冷たい空気の中、登山開始。

歩きやすいが、それなりに斜度がある山道。途中、樹林帯の中真っ赤な朝焼けがみえた。

林道終点、登山口駐車場へ。
ここが本当の登山口らしい。以前はここまで車で入れたそう。かなりの台数が停められそうなスペースとトイレがあり、視界も開けて下の街が望める。

ここからが本格的な登山道。葛折になっていたりいなかったり。両側にはイワカガミの群生が最盛期たっだ。薄暗い登山道の脇に、鮮やかな濃紅色の可愛い花が咲き、私たちの心を癒してくれる。ギンリョウソウ、ウメバチソウ、シャクヤク、ヤマツツジも。山も花の季節が始まっていた。

池山小屋の水場。
ポンプを使ってなさそうなのに、水道のように上に引き上げられている。昔の人?の、知恵と技術に驚いた。

大地獄小地獄という名の鎖場をこえる。楽しい。地獄とは程遠い。

不思議な木。
不思議な立ち姿をした木
幹が折れて、枝が幹に変化したらしい。強い生命力。

長い樹林帯の上部、登山道に明るい日差しが差し始めた。稜線に上がる手前から残雪がでてくる。
雪渓歩きになったり、ならなかったりを繰り返し、ヨナ沢の頭を過ぎると長い樹林歩きをおえ、森林限界を超えて稜線へ。一気に視界が開けた。

梅雨前の快晴。
湿度も低く、風が心地よく吹いてくる。

駒石がみえ、その向こうには山頂がみえ、気分も上がる。

気分は上がるが、道のりは遠い。
道のりは遠いが、気分はあがる。
気分が上がるが、道のりは遠い。

ようやくたどり着いた山頂では、
たくさんの登山者が景色を楽しんでいた。

前方に中央アルプスの山々、御嶽も見渡せる。今年はどこに行こう、南駒ヶ岳、沢もいいね。上松からの木曽駒もいいな。テレビでやってた檜尾から空木周回紅葉ツアー見たいなとか。山頂で休憩しながら、登ってきた道のりを眺める、次の登山を妄想する。至福の時間。

そして下山開始。

ピストンなので、ほぼきた道を下る。
避難小屋コースのシリセードも魅力的だが、今日の目的は体力づくり。マセナギ→池山小屋はきた道の反対側、タカウチ場からはショートカットコースを進んだ。葛折の道を直下降するので、だいぶ時短だった。急ではあったが、踏み跡もしっかりついているところが多かった。

下山も長い道のりではあったが、変わらず快晴の天気の中、景色を楽しみながら駐車場に到着。

最後に

今年トレーニングが出遅れて焦った私は、ピストンということで参加表明はしたものの70%、途中の小屋で待機になるだろうと予想していましたが、先輩方に背中を押し続けてもらい、なんとか無事登頂。青天の初空木、とても楽しかったです。いつも本当にありがとうございます。

先輩方のザックの中で、けっこうなスペースを占める私の荷物。反省しかありません。

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