カナダ一人旅~カナディアンロッキーとオーロラを巡る旅の準備編~

【Mt. Rundle と色々なトレイル】2015.8.7~15(森)
【年月日】2015年8月7日~15日
【メンバー】森隆浩

~旅行準備編~
テレビでオーロラ特集をやっていて、めっちゃきれいだな~って思ったので

「そうだ、見に行こう!」

でもオーロラだけだとつまらんので登山も含めてカナダまで行ってきました。

ちなみに世界で(観光として)オーロラが見れるのが、フィンランド・アイスランド・アラスカ・イエローナイフ。
その中で夏にオーロラが見えるのがアラスカとイエローナイフだけです。
そのほかの都市では緯度が高すぎて白夜になって夜がきません。
そのためかオーロラ=冬の風物詩のイメージがついてしまっています。
夏にオーロラ見てきたよ~と話すと、「夏でも見れるの??」と驚かれました。
この時期は夜もずっと外で過ごすことができてお勧めです!
真冬のイエローナイフはー40℃いったり、街で行動しづらかったり大変らしいです。
ただし、夏のイエローナイフは航空券とホテルが争奪戦なので注意!
半年前くらいにホテルとったけど、それでも最後の部屋だった気がします。
IMG_3566ツアーで見たオーロラの写真

 

次はもう一つのメインの山登り。
去年のスイスと比べるとやはりアプローチが遠くてどの山登るかめっちゃ悩みました。
そこで、イエローナイフへのアクセスを考えてカルガリー周辺の都市である「バンフ」を選択しました。
IMG_3343バンフの街並み①

IMG_3342バンフの街並み②

バンフはカナディアンロッキーの麓の町でホテルも充実している観光都市です。
ちょっと遠くの山に行きたきゃヒッチハイクでもしようと考えてました。
ちなみにバンフも夏はアメリカからのバカンス客でホテルは取りづらくなっています。
あっちで宿取り忘れていること気づいて野宿するかと思いました(;´∀`)

旅程としては、
7日東京out⇒7日バンクバーin→飛行機でカルガリー→バスでバンフ
8~10日バンフ周辺→バスでカルガリー
11日カルガリー→飛行機でイエローナイフ
12~15日イエローナイフ→飛行機でカルガリー→飛行機でバンクーバーout
⇒16日東京in
無題
~山行準備編~
今回の山行のテーマとしては「生きて帰ってくること!」
日本の山と違って難易度やコースといった情報が乏しいですし、単独行なので緊急時は全て自分で対処する必要があります。
そして何よりも一番怖ったのが「野生動物」。山で急に出会ったら間違いなくパニックになる。
IMG_3358イブニングツアーで出会った動物

カナダのグリズリーは食糧の90%くらいは木の実を食べているらしくかなりの草食系グリズリーです。
自分が想像していたクマが川サケを狩っているのはアラスカとからしいです。
出会ったとしても焦って逃げるのではなく、後ずさりして距離とってくださいとのことです。ちなみにお尻を向けて逃げると動物は本能的に追いかけてきてバクッといかれます(知り合ったガイドさん談)。
バンフで山岳ガイドやっている人もグリズリーに出会ってもクマ避けスプレーは使わずにやり過ごしてきたらしいです。
ちなみにクマ避けスプレーを使うとクマは最悪の場合失明してしまい野生では生きていけなります。。。
バンフは国立公園という性格上、自然との付き合い方をとても真面目に考えているという印象です。
ですが、もちろん山での襲われることもあるらしくそこは自己責任で対処してねっていうのがスタンスです。
IMG_3542右がグリズリー

 

IMG_3385
今回登った山にあった看板。オオカミとグリズリーがいるよ!

本当は少し人里離れた山にテン泊しながら登って行きたかったけど今回は諦めました。
というよりも(保険の関係上)特別な装備なしでちょっとハードに登れる山にチャレンジすることにしました。
山探しで重宝したのが上田さんからお借りした「Scrambles in the Canadian Rockies」という本です。
Scrambleというと戦闘機の緊急発進ってイメージがありましたが、名詞ではい登り、よじ登りという意味があります。
登山用語的には「クライミングの技術は不要だけどハイキングよりは過酷」ぐらいです。
前述の本は山のレベルを「easy/moderate/difficult」に分かれているんですけど、difficultの項目にはアイスの装備が必須って書かれてあったりどっちやねんって感じでした。
今回のメインであるランドル山はeasyだったので装備的には日本の夏山と同レベル。長期間の滞在ですが55Lのザックに2/3程度の容量しか持っていきませんでした。
_DSC4181右手の奥がランドル山(2949m)

長くなってしまったので準備編と山行編(写真多め)を別で書かせていただきますm(._.)m

この記事を書いた人

愛知県豊川市に拠点をおき、奥三河の山々をホームゲレンデに、四季のアルプスのピークハント、縦走、ロッククライミングから沢登りとオールラウンドな山登りをしています。
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