心澄みきる!北岳~間ノ岳!

【北岳~間ノ岳】2015.9.26(岩井)

【年月日】2015年9月21日~22日

【メンバー】河合、茂津目、森、加藤、岩井

9.20 17時に豊川市役所に集合し、北岳へのバス発着地である奈良田駐車場を目指して出発。

シルバーウィークの混雑が予測されたが、大きな渋滞にはまることなく20:30頃到着。

テントが張れそうな角に車を止め、テント設営を開始する。その後テントでプチ宴会をし、22:30を過ぎ夜も遅くなったので就寝。

9.21 4:30起床。5:30発広河原行きの早川林道リムジンバスに乗るために5:15頃から並ぶ。北岳・間ノ岳記録用_4390_0そこにはもう既に列が出来はじめており、臨時バスも出ていた。

立ち乗りではあったがバスに乗ることが出来、5:40駐車場を出発!北岳・間ノ岳記録用_4093_045分ほどバスに揺られ、6:25頃に広河原のバスターミナルへ到着。

広河原へ向かう途中、釣りをする装いの方が二名ほど降りられたが、確かに納得のいく水の美しさ。深いところは青く見える。

さぁ、行こうというところでプチハプニング!森さんのビールがザック内で破裂。芳醇な香り~(笑)防水バックの必要性・重要性を学んだ◎

荷物整理と登山届け提出を済ませ、6:50 広河原を出発。広河原山荘を通り過ぎ、白根御池小屋と大樺沢二俣との分岐を左へ行く。北岳・間ノ岳記録用_3005

沢沿いの道なので涼しく感じられる。

両手には白・紫・黄色の花々。

沢の水が所々登山道に流れ込んでおり、水の流れる中を歩くこともしばしば。何度か徒渉しながら樹林帯の中を行く。しばらくすると谷に出て、雄大な自然が見えてくる。北岳・間ノ岳記録用_4025

山々が格好よくって俄然やる気が出てくる。

北岳・間ノ岳記録用_4282ぐんぐん登り進める。背後には蓬莱三山の一角が見える!ふぅ~ステキ♪

 

9:20頃、大樺沢二俣に到着。北岳・間ノ岳記録用_7484

ここは2つの沢の合流点で、冷たい水が流れているので皆水場の近くで休憩し涼んでいる。仮説トイレも3つ設置されている。私たちも10分ほど休憩をとった。

当初はここから右俣コースへ行き小太郎尾根分岐に出る計画であったが、シルバーウィークで人が多くテント場を確保出来るかという不安もあったため、距離の短い八本歯のコル経由で北岳へ向かい、そこから北岳山荘を目指すルートへ変更した。

 

9:30頃 大樺沢二俣の左俣を進み八本歯のコルを目指し出発。ここから更に急登が始まり、ぐんぐん高度をあげていく。足場はごろごろとした岩が多く、落石に注意が必要である。北岳・間ノ岳記録用_555

紅葉が美しく、目を奪われる。北岳が近づいてくる。北岳・間ノ岳記録用_5686

 

そして見えました、北岳バットレス!何人ものクライマーが登っているのが見える。すごいなぁ~!北岳・間ノ岳記録用_8521

 

しばらくするとはしごの階段が現れる!ストックをしまい、登る、登る。北岳・間ノ岳記録用_6611

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ついた~!11:40頃、八本歯のコルに到着!10分ほど休憩し、再出発。

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階段とガレ場のスタート!ガスの隙間から北岳山荘とテント場が見える。そしてその奥には翌日歩く稜線と間ノ岳!わくわく♪

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トラバース道分岐を越え、12:20 池山吊尾根分岐に到着すると一旦荷物を置き、身軽になって北岳へ向かう。北岳・間ノ岳記録用_5071

 

13:00北岳到着!北岳・間ノ岳記録用_7132

残念ながら山頂はガスガス!白くてなにも見えない!ほんとはJAPAN!!!!が見えるはずと聞き、翌朝見えるであろうJAPAN!!!!を楽しみにしつつ、みんなでパシャリ!

北岳から北岳山荘への稜線が見える。美しい。紅葉も始まり、秋の装いになりつつある北岳だったが、高所にはちらほらとナデシコやリンドウが咲いていた。北岳・間ノ岳記録用_7999北岳・間ノ岳記録用_7928

14:00北岳山荘へ到着。

テント設営をし、水(なんと無料!)を調達したら15:30前から宴会の始まり!

茂津目シェフの料理「鮭のチャンチャン焼き丼」をメインに山荘で買ったビール(1本500円)で乾杯♪美味しい~美味しいよ~♪

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夕飯が終わると次は森さんによる森カフェ! 森さんが好みに合わせて珈琲豆を挽いて、絶品珈琲を用意してくださった♪テントの中は珈琲の香り♪至福の時!北岳・間ノ岳記録用_5330

そんなこんなで18:00過ぎにはお腹も満腹になり、18:30には早くも就寝する。北岳・間ノ岳記録用_7971

9/22 3:30起床。外はまだ夜の闇。外はガクブル極寒だが、星がとても美しかった!! 天の川も見えた♪こんなに星があったのね、と何回見ても思ってしまうだろうな。

朝はツルリとラーメンを食べ、準備を整える。少し空が赤くなり、JAPAN!!!!の姿があらわになる。美しい。北岳・間ノ岳記録用_3971

4:50北岳山荘を出発。間ノ岳へ向かう。向かって左手には美しい赤い光と富士山、右手には未だ夜の雰囲気が残る仙丈岳、鋸岳、甲斐駒ヶ岳、奥には中央アルプスが見える。絶好のロケーション。風も少なく、稜線歩きには最高の状態で文句のつけようがない。北岳・間ノ岳記録用_9603

あまりに美しすぎて、うまく言葉に出来なかった。

稜線の途中、5:30頃日の出!赤く照らされる北岳は、改めてみるとやっぱり大きくてとても格好よかった。北岳・間ノ岳記録用_4633

見惚れるみんなの顔も、朝日に照らされ真っ赤。北岳・間ノ岳記録用_2834北岳・間ノ岳記録用_7636

中白峰山ピークは一旦スルーし、進む。登り出しはとっても寒かったのが登り進めるにしたがい暑くなるので皆適宜服を調整。

6:25頃、間ノ岳到着!南アルプスの山々、富士山、全てが丸見えというくらい、空はきれいに澄んでいて美しかった。2015.9.20-22北岳、間ノ岳_2711

20分ほど山頂を楽しみ・・

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山荘へ再び戻る。北岳・間ノ岳記録用_8945

7:35 中白峰山へ立ち寄り、8:00頃 北岳山荘到着。北岳・間ノ岳記録用_9289

戻るとしばし珈琲タイムでまったりし、テントを畳み、8:30頃山荘を発つ。

帰りはトラバース道を通り、八本歯のコルを目指す。こちらもはしご、はしごの連続。こんな岩壁によく設置してくれたなぁと、整備してくださってる人に感謝してしまう。北岳・間ノ岳記録用_6855

トラバース道分岐に9:35着。ここで小休止し、間ノ岳へ最後のお別れ。ここまで来ると、遠く小さく見えていた蓬莱三山もすごく大きく見えた。北岳・間ノ岳記録用_6265

10:00再出発し、一気に大樺沢二俣まで下っていく。途中に見えるバットレスではこの日もクライマーが登っていた。八本歯のコルを越え、はしごの道を戻る。この日も人が多く、譲り合いの連続。その後、ゴロゴロと岩のある道。下り下手くそな私はペースダウン&疲労したが、皆さん軽快に下っていく。北岳・間ノ岳記録用_3495

11:20頃 大樺沢二俣に到着し、しばし休憩。北岳・間ノ岳記録用_4129

そこから更に一気に下っていく。岩から砂利、樹林帯、沢の水流れる登山道となり、振り返るとさっきいた場所は遥か遠く。気持ちのよい疲労感と共に、広河原山荘に13:05着。行きも通った揺れる吊り橋を渡り、13:10過ぎにバス停まで戻った。

バス停にはもう既に列が出来ており、荷物を置いて並んだ。そして皆、インフォメーションセンターでアイスを買って食べた。北岳・間ノ岳記録用_2987

河合さん・茂津目さん・森さん・岩井の四人は再び14:00発奈良田行きのバス、加藤さんは甲府行きのバスに乗り移動。

四人チームはギリギリ座る事が出来、バスに揺られて夢の中。

その後奈良田近くの温泉(550円)で疲れを癒し帰宅した。

奈良田の温泉は1300年近くの歴史があるらしい(バスアナウンスより)。源泉かけ流しで、硫黄の香りが強く滑り気のある湯。源泉が42度くらいと長湯できる気持ちのよい温泉だった。茹で玉子の香りの中、茹で玉子みたいにきれいにならんかなぁと思いながら入った湯であった。

私にとっては初めての縦走で、稜線歩きの気持ちよさを痛感した山行であった。天気にも恵まれ、本当に素晴らしい景色を見ることが出来た。

また、山行の中でパッキングの知恵や、テント設営の仕方、地図読みを改めて教えていただき、とても勉強になった。山では物がないとき、何かあるもので代用しなければならない事が多くある。色々な状況を想定し、考える・準備する。真剣になって知恵を出すこと。まだ自分にはその材料が足りないけれど、たくさん失敗しつつでもいいから経験を積んでいきたいと感じた。

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