【中央アルプス・木曽駒ケ岳】2015.11.27・28(白木ひ)
【年月日】2015年11月27日~28日
【メンバー】白木(ひ)、白木(ゆ)
雪上訓練に都合で参加できないので少し早めにトレーニングに行ってきました。
今シーズンは積雪がほとんどなく心配だったのですが、25日くらいから雪が降り始めたようだったのでとにかく寒さや雪を体験したいと思い行きました。
27日の9時に自宅を出発し、菅の台駐車場に0時30分に到着しました。あたりには車は全然なく、自分たちも含めて3台ほどでした。
28日、寝坊をして7時起床。快晴、風もほとんどありませんでした。寒さも弱く、外で朝ご飯を食べれるレベルでした。
8時45分発のバスに乗り、千畳敷へ向かいます。30分で標高1600mのロープウェーの駅に到着、そこから10分で2600mの千畳敷までいっきに上がります。1600mを越えてから突然、雪景色に変わり・・・
千畳敷は冬山って感じになっていました!
ガスっていますが、ときどき青空が見えます。そのすきに記念写真を撮っていただき、10時に駅を出発しました。
乗越浄土までの道は冬だとカールを大きくトラバースするように考えていましたが実際は夏道を通行し八丁坂に取り付きました。徐々に傾斜が増し、夏のつづら折りの道も雪に埋まり、直登が続きます。途中でアイゼンを付けました。汗をぽたぽたたらしながら登ります。カール内の積雪は大体40~45センチあったかと思います。
11時に乗越浄土に到着。小屋の陰でしばらく休憩を取りました。天気が良く、雪の白さで空の青が際立って見えました。11時15分に小屋を出発します。ここから先はあまり人が入っておらず、トレースがほとんど残っていませんでした。小屋か中岳までで引き返す人が多いようです。「どうしよう・・・」と迷いを振り切り、山頂を目指しました。
その後、どんどん天気は悪くなっていき、山頂に着いた頃には完全にホワイトアウト状態になりました。今回は夏道用のポールがところどころ雪から出ておりルートから大きく外れてしまうことはなかったのですが、広い尾根で目印を失ってしまったらと考えると雪山の怖さを思い知らされたように感じました。
12時に山頂に到着!
下りも真っ白で数メートル先しか視界が効かない中での下山となりました。
13時30分に駅まで戻りました。アイゼンの調整や、MSRの使い方、ビーコンの使い方などを確認し14時30分のロープウェーにて下山をしました。
今シーズン初めてのアイゼンワークやピッケルを持つ感覚で、スリングの長さやアイゼンのビンディングなどまだまだ調整が足りていなかった部分が浮き彫りになり、本当にいい機会になりました。また寒さ、アイゼンやピックが効く感覚を久しぶりに味わい、年度末の合宿がとても楽しみになる山行でした。
参考にならないかもしれませんが、千畳敷の写真をUPします。