鷲ヶ岳

鷲ヶ岳
3月21日
メンバー 小野
残り少ない雪山を楽しむのと、読図の練習のため奥美濃の鷲ヶ岳に行ってきました。
立石キャンプ場手前2km程のところに車を駐車し、立石キャンプ場登山口から入山。
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登山道に入ると、まだまだ雪が残っており、ツボ足だと膝下までごぼるので、早々にワカンを装着した。
行きのルートは三角点1399.7を通る尾根ルート。
登りだしは雪が減っているのか、伐採した木や枯れ木が見えており、少し歩きにくかった。
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三角点手前の細尾根は地面が凍結していたり、木の根が出ていたりして、危ないのでワカンをとり、アイゼンに付け替えた。
このあたりから霧氷や動物や鳥の足跡など、色々な光景が楽しませてくれた。
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登りでは、特に迷う場所もなく順調に三角点まで到着。
視界も開け、一気に景色が良くなった。
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三角点を通り過ぎ、成長した雪庇のある稜線を進み、このルート上で最大の急傾斜が現れた。
ピックを差し込んでも雪が柔らかく、とまらないのでシャフトを根元までさして手がかりにしたり、木につかまりながら登った。
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急登を終えると、雪も多いのでワカンを着けて、霧氷などの景色を楽しみながらの稜線歩きになった。
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山頂の方位盤は雪で埋もれて何もわからないし、雲が出てきたため展望もなかった。
少し様子を見ようと、簡易雪洞を掘って、30分程休憩したが、雪まで降ってきたため下山。
雪洞の中では、そんなに降っていないと思っていたが、意外に降っておりトレースがかなり消されていた。
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前回の大日ヶ岳でもそうだったが、下山時はルートを間違えやすいので、慎重に地図を確かめながら下る。
それでも登ってきた時のトレースが消えていると、ルートが正しいのか不安になった。
急傾斜にきたときも、トレースが消えており、ルートが正しいかの不安で、急な傾斜を下ることに集中できていなかった。
足を滑らせて、滑落してしまった。
滑落停止の要領でピッケルをつかったが、うまくささらず、スピードは増していった。
幸い、途中に出ていた枝に引っかかり、6m程でとまったため、軽い打撲と擦り傷ですんだ。
気を取り直し、下山に予定したルートをたどるが、途中あまりにも傾斜が急なところに出たため、やむなく引き返し、往路と同じルートを辿り下山した。地図ではいけそうな尾根も、現地に行くと様子が異なっていた。
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今回は無事下山できたが、滑落の際、もし打ち所が悪く、動けない状態になっていたら遭難し、最悪の状態になっていた可能性もあった。
今後は、山でのリスクも考え、登山を楽しみたい。

この記事を書いた人

愛知県豊川市に拠点をおき、奥三河の山々をホームゲレンデに、四季のアルプスのピークハント、縦走、ロッククライミングから沢登りとオールラウンドな山登りをしています。
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