ちょっとハードな紅葉山行

【池口岳~鶏冠山】18.1Ⅰ.5(浅田)
【年月日】2018年11月2日~4日
【メンバー】遠山、梅沢、中川、浅田

紅葉山行と題して南ア深南部の山域に興味があるメンバーと、池口岳~鶏冠山の周回コースを辿って来ました。11月3日は晴れの特異日のはずが、あいにくの曇天で唐松の黄葉が今一であった。

11/2

豊川を8時に出発しR151からR481を経て、平岡を通りかぐらの湯の道の駅でテント泊をする。明日の好天を予測するような満天の星空でした。

11/3

5時半に起きて朝食を済ませて6時半に登山口へ出発する。R152を進み池口岳登山口の指導標に導かれて林道を20分程で登山口に着く。駐車スペースに車を停めて身支度をして歩き出す。林道を30分程進むと尾根へと続く登山口に着く。ここには車が7台程停まっていた。池口岳へピストンの登山者はここまで車で入るようである。登山口の指導標に標高1060mと書かれていた。池口岳山頂まで約1350mの登高の始まりである。

 

 

遠山川と池口川に挟まれている長い尾根を1時間程登ると、面切平と書かれた古い指導標がある。この辺りから唐松林の黄葉が見事になって来るが、あいにくの曇天なので今一である。

 

遠山川の向こうに紅葉の木々の間から下栗の集落が望まれる。暫く進むとテントを撤収している登山者に会う。昨日加ヶ森山を往復して、ここでテント泊したそうである。

登山口から約3時間弱で黒薙へ着く。右側が大きくガレ落ちている。

 

 

黒薙から50m程下り、1902m、1971mとピークを越えて平坦な登山道を進む。

1983m~2156mのピークまで急登が始まり、途中加ヶ森山への分岐を経て急登は池口岳山頂へと続いて行く。

 

 

登山口から約7時間半で山頂に着く。早速テントを張り遠山さんと梅沢君が担ぎ上げたアルコールと、中川君お手製のきんぴらごぼうで宴会を始める。その後夕食の鍋物とラーメンを食べて7時半シュラフに入る。外は満天の星空で、カン高い鹿の鳴き声が静かな山々に響いていた。

 

 

11/4

昨夜の満天の星空が幻だったのか、テントを叩く雨音で目が覚める。朝食を食べて雨の中テントを撤収し、池口岳南峰へ出発する。風雨とガスの中30分程で笹の平への下降点に着く。ザックをデポして池口岳南峰へ登る。10分程で山頂に着き。写真を撮り早々に笹の平下降点に戻る。

 

熊笹の中の登山道を笹の平へと下って行くが、風雨が強くガスで視界も悪くGPSを頼りに進んで行くと、中の尾根山から来たと言う単独行の登山者に会う。やはり道が不明瞭なので、地図とコンパスを頼りに進んで来たと言っていた。

笹の平から登山道は不明瞭になり、熊笹をかき分けながらGPSを頼りに鶏冠山へ登る。

 

悪天候と下降時間考えて鶏冠山南峰は諦めて、急登の犬切尾根を下り出す。所々不明瞭となる登山道を赤テープを探しながら下って行く。2時間程下ると青空が広がって来て、木々の紅葉が綺麗になって来る。途中斜度が緩くなった箇所があり、唐松の黄葉が素晴らしい。

そこからまた急登の尾根を忠実に、赤テープを探しながら下って行く。シャクナゲ沢を対岸に渡り、沢沿いに注意しながら下って行く。

シャクナゲ沢と書かれた指導標を経て30分程急登を下ると池口川の河原に着く。

紅葉の素晴らしい池口川の渓谷を約1時間下り林道へ出た。

 

20分程林道を登り返し駐車スペースへ帰って来た。

かぐらの湯で汗を流し帰豊した。

南ア深南部この深南部という3文字が魅力で、この山域に足を向けたのは30年程前である。加ヶ森山、不動岳、丸盆岳。黒法師岳等の山々登った頃が懐かしく蘇って来た山行でした。

 

この記事を書いた人

「危険は回避し困難は克服する」をモットーに多くの山仲間と楽しい山登りをしています。

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