南アルプス深南部、大無間山

【大無間山】2018.11.12(遠山)
【2018年11月10日~11日】
【メンバー】遠山

【山行行程】
ー 11月10日 ー
20:00蒲郡 - 24:00田代
- 11月11日 -
5:05山行開始 - 8:05小無間小屋 - 9:50小無間山 - 11:30大無間山 ー 12:55小無間山 - 14:35小無間小屋 - 15:55田代
【山行データ】
距  離   :20.4㎞
累積標高(+) : 2,505m
累積標高(-) : 2,498m
行動時間    :10時間50分

登山を始めた頃から行ってみたい山の1つだった、大無間山。
展望なし、水場なし、長距離、長時間、高い累積標高、崩落地など200名山なのですが人を寄せ付けないワードが並びます。
そんな大無間山に先週行った池口岳ー鶏冠山の深南部第2弾として日帰り山行に行ってきました。

田代集落から神社の鳥居を通り参道横に登山ポストがあります。
実は下山後にこの横に登山口がある事に気付きましたが、暗い夜道で登山口を見落として途中から強引に尾根に取り付き30分ほど時間をロスしてました。

6時過ぎから明るくなってきました、暫くは植林帯の山道歩きが続きます。
柔らかな落ち葉を踏みしめながら紅葉に色づいた山道歩きが続きます。

急登を歩き静岡市営の小無間小屋に到着。
通常の山行ではここで1泊の山行計画になります。

小屋の中は綺麗です。

小屋を過ぎてからが本番、岩と木の根が混ざった急登のアップダウンが続きます。

急登のアップダウンを繰り返して暫く進むと崩落地が見えてきました。
先に大きな崩落地がありますが残念ながらガスが発生していて全貌は見えません。
ここは崩落部分の右側を歩きますので危険はありません。

先にある崩落地が出てきました。
山が大きく崩れています。
崩落地自体は大きな危険は感じませんでしたが崩落は現在も進んでいるようです。
いつ大きな崩落が起きてこのルートが通れなくなるのも時間の問題に思えます。

崩落個所の右側下を見るとこんな感じです。

この崩落地からは富士山が見えました。

トラロープが2本つり下がっています。
但し、あまり信用できないのでテンションを掛けないように登ります。
上部は崩落左手に回り、木を掴みながら急登を登っていきます。

急登を暫く登り小無間山に到着、この日初めて2人組のパーティーに出会いました。
彼らは明神橋からの日帰りとの事です。
結局、この山行ではこの2人以外の登山者には出会いませんでした。

唐松谷ノ頭から大無間山の展望が見えて来ました。

大無間山山頂の手前の岩場から先週登った池口岳や光岳、聖岳などの山々が見えました。

大無間山の山頂に到着、ここからの展望はありません。
下山時間を考えるとゆっくり出来ませんのですぐに下山を開始します。

下山時、ガスで全貌が見えなかった崩落地を撮影。

GPSトラック

下山は崩落地から続く急登のアップダウンに体力的にも精神的にもかなりきつい行程でした。また、暗くなる前に下山出来るように緩斜面では小走りでの下山となりました。それでも行動時間は約11時間、さすがは大無間山、名前に劣らず手強い山です。

先週に引き続き2週連続の深南部、展望は有りませんが人を安易に寄せ付けない魅力があります。苦行の様な山行ですが次回はメンバーを誘って行きたいと思います。

記 遠山

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