【御在所 前尾根】2016.11.13(牧原)
【年月日】2016年11月13日
【メンバー】白木、牧原
白木さんとは初めての山行。
御在所の裏道登山道から1時間半で前尾根の取り付きに入る(AM9:15)。
紅葉シーズン、また前尾根を登れるシーズンも終わりつつあるということで、P7には多くのクライマーがいた。ざっと20人くらい。5パーティーくらいはいたのではないか。
「P7は前尾根の核心だし、登ると本当に面白いから!」という白木さんのおすすめで待つことに。まさか待つことが一番の核心となるとは。
待ちのパーティーは3人1組が多く、P7での待機ばかり長くなる。P7はちょうど日陰で寒い。2人ともミシンを縫うようにガタガタブルブル。やっと自分たちの番となったと思ったのだが・・・、前の女性が取り付きのクラックで苦しんでいる。常連さん?のアドバイスやエイドクライミングを試すも、惜しくも抜けることができずに捲いて迂回することに。
結果、私たちが登り始めたのはなんとAM11:00。身体の芯から冷え切ってしまった。
しかしP7は白木さんの言うとおり非常に楽しいルートだった。最初はクラックを登り、そのあとは高度感のあるフェイスを登る。待った甲斐があった。
花崗岩の凹凸がクライミングシューズに摩擦をかける。自分の思った以上に斜面に立てる。
楽しい。(ところどころアイゼントレーニングのせいか、前爪の形に削れてツルツルしているところもある)
残りのピッチではところどころトップを経験させてもらった。
トップには若干の抵抗があったが、いざやってみると楽しい。
もちろんフォローの安心感のあるクライミングにまだ浸かっていたい、気持ちもあるが
ロープの掛け方、裁き方、ルートの見つけ方、より冒険的な気持ちになる。
特に印象に残ったのはヤグラのコルまでの最終ピッチ。途中にクラックがあるのだが、
足が非常に効いて、「ああ、クラックやってる、割れ目しかないのに登れている~」という
よく分からない、整理できないけど楽しい。楽しい。
白木さんにはカムの使い方、セルフの取るときの注意点など
普通のクライミングでは教えていただかないところを教えていただいて感謝しております。
また、クライミングは2ヶ月ぶりくらいといっていたが、ブランクを感じない安心感のあるクライミングで、P7,P6はトップをしていただいた。
なにより楽しい時間を共有できてよかったです。
ヤグラまでいったが、PM4:00をまわっていたので、次回の宿題としてヤグラは登らず下山した。
御在所は天気がよければ、快適な登山ができそうだが、日陰となる場所や日が暮れると非常に寒さを感じた。
シーズン最後に前尾根を経験できたことは冬に向けても、今後の山行にもつながるような一日であった。
(記:牧原)